コロナ禍を経て変化した私たちの衣服への想い。花王が全国20代〜50代の男女1,000人を対象に行なった「衣服に関する実態調査」では、この先何年でも着続けたい大切な一着=“これからもずっと着たい服”は多くの人にとってどんな服なのか、そして「これからもずっと着たい」と感じる理由とそれに関する問題についても調査しました。
「これからもずっと着たい服がある」と回答した方に対し、「これからもずっと着たいと感じる理由」について調査したところ、「着心地がよくリラックスできる」51.5%、「他の服に比べて着る回数が多い」47.1%と回答した方が多い結果になりました。
さらに“これからもずっと着たい服”が一体どんな服なのか、その入手経緯や思い入れについて自由記述で回答いただきました。
上記のように、“これからもずっと着たい服”にはその人自身の特別な思い出や思い入れがあるものが多くみられました。
調査①では服の平均年齢=「日常生活で着ている服を着なくなる/処分するまでの期間」が平均4.9年であることがわかりました。多くの人が衣服を手放すきっかけはどんなことなのでしょうか。
「服を着なくなる、処分する理由」についてお伺いしたところ、「たるみ、ちぢみ、ほつれなどの損傷」74.8%、「シミ・黄ばみなどの汚れ」68.1%が多いことがわかりました。お気に入りの服をずっと着続けるためには、日々の洗たくやお手入れで、汚れの沈着を防ぎ、形状を保つことが大切です。
また、衣服のお手入れについて関わることをお伺いしたところ、「本当は着たいのに、ずっと着たいから着ないようにしている服がある」と38.9%が回答しています。この項目については、20代43.6%、30代40.4%、40代37.6%、50代34.0%と、より若い年代の方が「着たいけど、長く保つためにあえて着ない」という葛藤を感じていることが判明しました。お気に入りだからこそ何度も着たい気持ちがありつつも、何度も着用を重ねながら長く着続けるには課題があり、その中でも“服のケアの観点からあえて着ないようにする”という矛盾を抱えていることが判明しました。
調査から判明した「本当はもっと服を長く着たいけれど、汚れや破損で着られなくなることを恐れてあえて着ないようにしている」という気持ち。お気に入りの服だからこそ、何度も着て人に会ったりお出かけしたりしたいはずなのに汚したくない。何度も洗たくしてしまうと縮んだり生地がよれたりしてしまうのではないかと思ったことはないでしょうか。
“これからもずっと着たい服”を長い間、自由に何度も着て楽しんでほしいという想いから、花王は服のお手入れ方法の発信やファブリックケアブランドを通して、大切な服をこれからもずっと着続けていただくためのサポートをしていきたいと考えています。