専門医に聞く!マタニティお悩みQ&A

Q.妊婦は飛行機に乗っても大丈夫?赤ちゃんへの影響も気になります【医師が回答】

2026.03.31 New

#妊娠中はNG?

実家に帰省するために飛行機を利用しようかと検討中です。妊娠中でも飛行機に乗って大丈夫でしょうか?おなかの赤ちゃんに影響があるかどうかも気になります。また、飛行機に乗っても大丈夫な場合、注意すべきことがあれば知りたいです。(妊娠5カ月)

回答した専門医

善方 裕美先生の写真

産婦人科医師 (医学博士)
善方 裕美  先生

よしかた産婦人科 院長
横浜市立大学産婦人科 客員教授

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日本産科婦人科学会専門医、女性ヘルスケア専門医、日本骨粗鬆症学会認定医。大学病院で臨床研究を通して若手医師の育成に携わると同時に、国際出産イニシアティブ(ICI)に関東圏で初めて認証された分娩施設の院長も務める。女性が本来持っている産む力を活かせるように、そして、ママと赤ちゃんご家族にとって、幸せな出産と育児になるように、安全で自然なお産を守り、産後ケアの充実に取り組んでいる。家庭では3人娘の母。

A.妊娠中でも飛行機に乗ることは可能ですが、注意が必要です。事前に医師に相談を

妊娠経過が順調であれば、飛行機に乗ることで赤ちゃんに直接影響が及ぶことはありません。妊娠中も飛行機に乗って大丈夫です。ただし、気圧の変化や揺れ、長時間座ったままの姿勢でいることは母体に負担がかかるため、十分な注意が必要です。また、フライト中に体調が悪くなった場合、すぐ対処できないというリスクもあります。
飛行機に乗ることを検討している場合は、妊婦健診の際に医師にその旨を伝えて、早産の兆候がないかなど健康状態を確認してもらいましょう。

妊婦でも飛行機に乗ることはできる

妊娠中でも飛行機に乗ることは可能ですが、妊娠初期や切迫早産など、体調が不安定なときは避けましょう
妊娠経過が順調で体調が安定しているときであれば、飛行機に乗っても問題ありませんが、妊娠中は体調の変化も起こりやすいので、できるだけ長時間のフライトは避けたほうがよいでしょう。また、母体への負担をできるだけ軽減するために、座席をアップグレードするのも1つの選択肢です。

妊婦はいつからいつまで飛行機に乗れる?

空を飛んでいる飛行機

飛行機に乗るのであれば、体調が安定していて、おなかもそれほど大きくなっていない時期がよいでしょう。つわりなどで体調がまだ安定しない妊娠初期や、出産日が近い妊娠9カ月以降はできるだけ避けたほうが無難です。

妊娠13週まではなるべく控える

妊娠初期(~妊娠13週)は、まだ胎盤も未完成で、体調が不安定な時期です。つわりでつらい人もいるでしょう。また、妊娠初期は突然の出血が起こることもあり、流産の8割以上が妊娠12週までに起こっています。飛行機に乗っての遠出は、体調が落ち着いてからにしましょう。

飛行機に乗るなら体調が安定する妊娠中期に

飛行機に乗るのであれば、体調が安定する妊娠中期(妊娠14週~27週)がよいでしょう。とくに妊娠5カ月(妊娠16週)以降は「安定期」と呼ばれることもあり、体調が安定しやすい時期です。ただし、妊娠経過や体調は人それぞれなので、事前に主治医に相談することが大切です。

里帰り出産で飛行機利用の場合も妊娠32週ごろまでに

妊娠後期(妊娠28週~)も飛行機に乗ることは可能ですが、おなかが大きくなってくると、遠出や狭いシートに長時間座っていることがかなり負担になります。また、母体への負担が大きいと切迫早産の心配も出てきます。里帰り出産で飛行機を利用する場合も、できるだけ妊娠32週ごろまでに帰省するようにしましょう。

航空会社によっては妊婦の搭乗にルールがある

空港ターミナル

国土交通省は出産予定日より28日以内(国際線は36日以内)の飛行機搭乗については、医師の診断書が必要などの条件を提示しています。(出典:国土交通省「航空機利用に関する質問」より)

それ以外にも妊娠中の搭乗に関しては、航空会社ごとにルールを定めていることがあります。例えば、JALやANAでは以下のようなルールがあります。

  • 国内線・国際線共に、出産予定日を含め8日以上28日以内の搭乗には、「お客さまが航空旅行を行われるにあたり、健康上支障がない」という旨を明記した医師の診断書の提出が必要。
  • 国内線では出産予定日7日以内、国際線では出産予定日14日以内の搭乗は、診断書に加えて医師の同伴も必要。

利用する航空会社の妊婦向けルールとサポートサービスは、事前によく確認しておきましょう。

妊婦が飛行機に乗るときはここに注意!

空港にいる夫婦

飛行機に乗る際は、必ず事前に主治医へ相談しましょう。また、診察時には問題がなかったとしても、その後、搭乗日までに体調を崩すこともあります。おなかが張る、出血があるなど、不安な症状がある場合は無理をせず、延期やキャンセルを検討しましょう。また、搭乗中は体への負担が軽減できるように、座席の位置や機内での過ごし方も配慮が必要です。

母子健康手帳など一式を携帯する

母子健康手帳、保険証、産院の診察券は、必ず手荷物に入れておきましょう。また、万が一、出血したときや破水したときのために大きめのナプキンも1~2枚用意しましょう。

座席は前方の通路側を選ぶ

座席は出入りしやすい前方の通路側がおすすめです。通路側であれば客室乗務員に声を掛けやすく、トイレに行くときも席を立ちやすいので便利です。反対に、後方は揺れやすく、出入りしづらいので避けたほうがよいでしょう。
ちなみに、足元が広いため非常口座席を選びたいと思うかもしれませんが、緊急時に脱出の援助をする必要があるため、妊婦は利用できない航空会社が多いようです。

ゆとりのある服装で過ごす

体を締めつけると血行が悪くなる恐れがあります。できるだけリラックスして過ごせるようにゆったりした服装で、冷え対策のカーディガンなども用意しておくと安心です。また、室内履きを持参して機内で履き替えると足がラクですし、足の運動もしやすいでしょう。

目的地の医療機関を調べておく

里帰り出産の場合は転院先の産院がわかっているので問題ありませんが、それ以外の場合は、産科のある総合病院などをあらかじめリサーチしておきましょう。体調が急変した場合、旅先で受診が必要になることもあります。

航空会社のサポートデスクで妊婦と告げる

空港に到着したら、航空会社のサポートデスクで妊婦であることを伝えましょう。優先搭乗以外にも、空港内を移動するための電動カートが利用できるなどのサービスを提供している航空会社もあります。また、搭乗中も配慮してもらえる場合があります。

妊婦はとくに注意!エコノミークラス症候群

飛行機の座席を探す妊婦

飛行機に乗る際、一番注意したいのはエコノミークラス症候群(急性肺血栓塞栓症)です。長時間座った状態でいると下半身の血行が滞り、血の塊(血栓)ができやすくなります。それが血液の中を通って肺の血管をつまらせてしまうのが、エコノミークラス症候群です。妊娠中は血が固まりやすいので、非妊娠時よりもエコノミークラス症候群への注意が必要です。次に挙げる予防法を実践しましょう。

予防法①足の運動やストレッチをする

足の指をグーにしたり開いたりを繰り返す、かかとやつま先を上げ下げするなど、足の運動をしましょう。また、トイレに立ったときは、できる範囲でストレッチをするのもおすすめです。

予防法②水分を多めにこまめに摂る

機内は湿度が低いため、体内の水分が失われやすくなっています。水分は一度に大量に摂るのではなく、30分おきなどこまめに摂るようにしましょう。

予防法③着圧ソックスを着用する

足首からふくらはぎにかけて圧力をかけて血流を促してくれる着圧ソックスの着用も、エコノミークラス症候群の予防になります。ただし、サイズが合わないと効果が得られないばかりか、逆に血行を悪化させてしまうこともあるので、自分に合ったものを選びましょう。また、着圧ソックスを着用していても、足の運動は行いましょう。

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