メリーズ SMILE & SMILE 赤ちゃんとママ、パパがもっと笑顔ですごせるように

メリーズ SMILE & SMILE 赤ちゃんとママ、パパがもっと笑顔ですごせるように

メリーズ SMILE & SMILE 赤ちゃんとママ、パパがもっと笑顔ですごせるように

キミが生まれて、毎日がはじめての連続。
戸惑うこともいっぱいあるけれど、
ふとした瞬間に見せるその笑顔が、何よりも宝物。
かけがえのない、たくさんのハッピーをありがとう。

メリーズが変わらず大切にしてきたもの、
それは赤ちゃんの肌へのやさしさと快適さの追求です。
いつでも心地よく、もっと素敵な笑顔が生まれるように。
それぞれの国の環境や文化、習慣に寄り添いながら、
世界中が笑顔になれるような商品づくりをこれからもずっと。

THANKS FOR YOUR SMILE

メリーズの肌研究

肌研究生まれ

4つの想い

動画のテキスト版はこちら

メリーズの肌へのやさしさの秘密は、肌研究です。

上席主任研究員佐々木さんインタビュー(収録当時)。
「肌に本当にやさしいおむつを実現するにはおむつだけを見ていては足りないんです。」

赤ちゃんとおむつの分析はもちろん、各国のお母さんの肌へのやさしさニーズ調査を行なっています。

上席主任研究員佐々木さんインタビュー(収録当時)。
「世界中のお母さんがですね、紙おむつに対して求めているものというのは、違うのは事実です。ただその中で肌へのやさしさというのが共通して重要な求められる価値というふうに考えています。時には各国の皮ふ科医また小児科医の先生とその国の赤ちゃんの肌分析を行いながら、肌へのやさしさを30年以上追求し続けています。」

肌研究生まれのメリーズ品質が赤ちゃんの笑顔、ママ、パパの笑顔へとつながっていきます。

  • 赤ちゃんの肌を、皮フ科医・小児科医の先生とともに、研究分析。
    また各国で、おむつがその国の慣習のなかでどう使われているのか、何が求められているのかまでを調査しています。
  • 原材料は、赤ちゃんの肌への安全性が確認されたものだけを使用しています。
  • 発売の前に必ず、製品の安全性・品質・受入性を何度も調査して確認します。

研究員が語る

メリーズの原点

なぜ通気性にこだわるの?

花王 サニタリー研究所 富田美奈さん
私たちが、おむつを作る上で最も重点を置いているポイント。それは、「濡れ、ムレ、こすれ」を極限まで少なくすることです。なぜなら、この3つそれぞれが赤ちゃんの肌の不快感につながる大きな要因だと考えているからです。

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だからこそ、赤ちゃんが快適に過ごすために、とても大切なのが「通気性」です。けれど紙おむつが普及し始めた70年代後半頃、その重要性はまだ世の中にあまり浸透していませんでした。そんな中で私たち花王は、1983年に日本で初めて「全面通気性シート」を採用したおむつ“メリーズ”を発売しました。当時の実態調査により「おしりがムレてしまう」という悩みがあることが判明。そこから赤ちゃんの肌を研究し、ムレを追い出す通気性の大切さにたどり着いたのです。

  • 1983年誕生当時のメリーズパッケージ

  • 全面通気性シートの電子顕微鏡拡大図。ミクロな穴が開いていて、おしっこは通さず、ムレだけを通す。

赤ちゃんの肌のために何年でも何度でも

その後も、肌へのやさしさを向上するための研究開発を繰り返しながら、2008年にはそれまでフラットだった表面シート(赤ちゃんの肌に触れる部分の素材)を凹凸形状にリニューアル。肌との接触面積を少なくし、空気の通り道を確保することで、通気性を向上させることに成功しました。着想から完成までに、約4年ほどかかりました。2016年には、おむつを構成する3層すべての通気性を実現した「3層エアスルー設計」、さらに2018年秋には、2種類の凹凸を組み合わせた独自の「立体凹凸ハイブリッド表面シート」を開発。センター部分に搭載した大きな凹凸(ふんわりエアinクッション)は、空気量が3倍になり、肌あたりのやわらかさが向上しました。凹凸が肌に寄り添って動きやすく、こすれも低減します。さらに、モレにくさを両立するため、両サイドは細かな凹凸でおしっこ・うんちを広げない工夫を施しました。
*当社従来品凸部体積平均値比較

進化を続ける
メリーズのシート技術

凹凸表面シート
【2008年】
おむつ表面が凹凸形状になり、通気性が向上

おむつの表面の凹凸の間から通気するイメージ図

3層エアスルー設計
【2016年】
おむつの3層すべてが通気性のよい素材に

さらに拡大して、おむつ3層から通気するイメージ図

立体凹凸ハイブリッド表面シート
【2018年】
センターが大きな凹凸に。凸部の空気量が3倍になり、肌あたりのやわらかさが向上。両サイドは、細かな凹凸でおしっこ・うんちを広げにくい設計を実現。2018年度グッドデザイン賞受賞。

おむつ表面凹凸の電子顕微鏡拡大図

おむつ表面凹凸の電子顕微鏡拡大図

おむつ表面凹凸の電子顕微鏡拡大図

グラフィックはイメージです

この改良についても、スタートから4年くらいの時間がかかっています。なぜそれほど時間を要するかと言うと、たったひとつの仕様を変更するだけでも、さまざまな観点から検証を重ね、花王独自の厳しい基準をクリアする必要があるからなんです。無数のパターンを作り、物性を測定し、トライ・アンド・エラーを繰り返しながら試作品を作り上げる。その後、試作品を実際に赤ちゃんに着用してもらい、さまざまな条件下でおむつ内の湿度や肌の水分量などを計測。その結果を踏まえてさらに修正を加え、ようやく生産ラインに流すことができるようになるんです。けれどその工程が、私たち研究員の熱意の表れ。「もっと赤ちゃんの肌にやさしいおむつを作りたい」という、純粋な想いからくることなんです。

  • 赤ちゃんの肌を実際に器機で測定する研究員の画像

    赤ちゃんの肌状態を測定

「肌へのやさしさ」は世界共通のニーズ

加えて、お客様のニーズは常に変化していくものですから、定期的な実態調査も欠かせません。メリーズはグローバル展開に合わせて、海外での実態調査も積極的に行っています。その結果を見ると、生活環境や育児習慣の違いに驚かされることばかりです。そんな中でも、やはり「肌へのやさしさ」に関するニーズは、国内外で常に上位に入ってくるんです。だからこそ私たちは、これからも通気性の向上を筆頭に、さまざまな観点から「濡れ、ムレ、こすれ」を極限まで抑える努力をしていかなければなりません。もちろん、0にすることはとても難しいことです。けれど、この終わりなき挑戦を続けていくことが、私たちの使命だと考えています。

ヒミツを公開

肌にやさしい素材ってなんだろう?

花王 サニタリー研究所 湊崎真行さん
赤ちゃんの肌はとてもデリケート。その皮膚の厚さは、大人の約半分ほどしかないと言われています。すべすべやわらかに感じる肌は、実はバリア機能が弱いのです。

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私は素材研究という立場からこれらの悩みに向き合い、赤ちゃんの肌にやさしい素材の開発を日々めざしています。なかでも、赤ちゃんのおしりに直接触れる表面シートは最も注力すべき任務です。大切なのは、「通気性とやわらかさ」。そのためには、繊維の段階からミクロレベルで研究して、表面シートの材料となる不織布を開発しなければなりません。

通気性とやわらかさの両立を高いレベルで

たとえば、やわらかい不織布を作る場合、太い繊維を使うと繊維の間に空間ができやすく、ふっくらした不織布を作ることができるものの、肌ざわりは悪くなってしまう。反対に、細い繊維を使うと肌ざわりの良いなめらかな不織布を作ることができますが、繊維の間のスキマがなくなるため、ふっくらさや通気性、吸収性が損なわれてしまいます。通気性とやわらかさを高いレベルで両立するためには、さまざまな種類の繊維を組み合わせて不織布を作り、その物性を検証していく必要があるのです

  • 太い繊維(左)と細い繊維(右)の電子顕微鏡拡大図。数種類の繊維を組み合わせ、肌にやさしい不織布を作っていく。

また、そういった過程を何度も経て、ようやくラボの中でGOが出せる不織布ができたとしても、これを不織布の生産ラインで製造し、実態検証してみると、ラボでの試作とは違う結果が出たりします。そしたら、またラボに逆戻り(笑)。必要条件を踏まえ、すべてにおいて基準をクリアして初めて、肌にやさしい素材と呼ぶことができるんです。2018年秋の「ふんわりエアinクッション」の開発にあたっても、大きな凸部をつくりながら、表面のやわらかさを向上させる素材を探索するのは難しい挑戦でした。

  • 「ふんわりエア㏌クッション」の電子顕微鏡拡大図。
    たっぷりの空気を含んだ、大きくやわらかな凸部が完成。

  • 顕微鏡で構造を確認する研究員の画像

    試作段階の不織布の繊維構造を確認。
    検証を重ね、理想的な表面シートをめざす。

時代を捉えて研究開発に活かす

もうひとつ、私たちが素材の研究開発で大切にしていることがあります。それは時代に合わせた開発をするということ。花王では実際のご家庭にご協力いただき、使用状況を調べる実態調査を定期的に行っているのですが、やはりその時代々々によって、お客様のニーズも変化します。例えばここ数年では、抱っこ紐が急速に普及したり、働くママさんが増えて育児スタイルも変化しています。そういった世の中の変化はラボにこもって研究をしているだけでは、なかなか気づけません。だからこそ、私たちがラボで行っている評価は今の時代に合致しているか、常に意識しながら研究開発に取り組んでいます。自分の手元ばかりを見つめて作り出した独りよがりな素材は、本当の意味での「肌にやさしい」素材とは言えませんから。世の中の生きた声に耳を傾け、時代に寄り添った答えを出していく。そうして時代とともに進歩しながら、多くのお客様に共感いただける商品を提供していきたいですね。

大切な肌だから

気になる品質・肌への安全性

花王 技術開発センター 鈴木彦行さん
赤ちゃんの肌に直接触れるおむつをお客様のもとにお届けするにあたり、当然ながら、安全性と品質の管理は極めて重要な事項です。

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私は現在、おむつの品質を技術・材料の面からサポートする仕事をしていますが、それはいわば、品質管理の最後の砦。ミスは絶対に許されません。そのために私たちがやるべきことは、とにかくラボで作られた設計図に忠実に生産すること。と言うと単純作業のように思えるかもしれませんが、実はこれが非常に難しい。

機械と人の目を駆使しわずかなブレも防ぐ

なぜなら、おむつの主たる材料となる不織布においては、±10%程度の物性の「ブレ」は当たり前なんです。そんな材料が全部で20個ほど組み合わさりひとつのおむつが構成されるわけですから、これらを大量生産のラインに乗せると、どうしても仕上がりにも「ブレ」が出てしまうんです。こればっかりはラボでどんなに研究しても、実際にラインに乗せないとわからない領域です。それを回避するため、ライン上に百何十箇所ものセンサーを設置し、各パーツのサイズや形状、接合箇所など、あらゆる過程をチェックしていますが、やはり最後は私たち自身が確認し、自分たちの手で問題を解決しないといけません。幸い私たちの生産現場には「匠」と呼べるほどの熟練者が何人もいますので、問題があった場合は、私も含めそういった生産現場の人間とラボの研究員が一緒に原因究明を行い、問題を解決していく。そして最後に、品質部門の人間が完成した製品をチェックする。そういった流れで複数の部門でのチェックを経て、初めて出荷OKとなるわけです。

  • 不織布の品質を確認する工場責任者達の画像

    おむつ原料となる不織布の品質を確認する。

  • 目で見て触って実際に不織布を確認する工場責任者の画像

    機械での確認だけでなく、人の目によるダブルチェックが欠かせない。

厳しい安全基準をクリアしたものだけを

安全性の確保に関しては、生産現場よりも前の材料検討の段階でクリアしなければいけません。私も以前ラボにいた経験がありますが、その基準はとにかく厳格です。安全性を評価する部署と連携しながら、繊維の段階から不織布の状態まで、何度も確認を重ねます。もちろん肌へのアレルギーテストなども行いますし、さらには外部機関での安全検査も実施します。それらすべてでOKが出た後に、ようやくモニターとしてご協力いただいている赤ちゃんに試用してもらうことができるんです。そこでは着用した前後の肌の状態を、医師の方々にチェックしてもらうこともあります。これらの安全性に対しての花王の基準は、世界的にみても高いレベルだと思います。

  • 赤ちゃんの繊細なおしりの肌の画像

    厳格な基準で、肌への安全性を何度も確認。

「赤ちゃんの肌に本当にやさしい製品を届ける」。ラボから生産まで、関わっている人間は100人以上いると思いますが、これはそのすべての人間に共通する意識です。こうした私たちのモノづくりの実態や想いを知ってもらうことで、少しでも安心してメリーズをお使いいただけたら嬉しいですね。

メリーズブランドのご紹介

メリーズうさちゃん

白くてふわふわのメリーズうさちゃんは、メリーズのやさしさの象徴。
ママ・パパと一緒にいつも赤ちゃんのことを見守っている存在です。

メリーズ ネーミングの意味

たくさんの方々に親しみをこめて呼んでいただいている、この名前の語源はふたつ。 「ごきげんな」「笑顔がいっぱいの」という意味を持つ英語“Merry”と、ベビーベッドの上で音楽といっしょにクルクル回って赤ちゃんの笑顔を誘う「メリー」です。

メリーズ ロゴの意味

赤ちゃんが安心してスヤスヤ眠る「ゆりかご」を表現しました。
ハートにも見えるデザインは、赤ちゃんを見守るママやパパの愛情も表現しています。

「Smile&Smile」にこめた想い

24時間365日。
メリーズは赤ちゃんが心も肌も気持ちよく、笑顔(Smile)で過ごすことを大切に考えています。
そして、赤ちゃんとママやパパが笑顔(Smile)でふれあう時間は、赤ちゃんの成長のためにとっても大切だと考えています。

そのためにメリーズは、世界でいちばん「赤ちゃんの肌にやさしいおむつ」であり続けることをめざし、赤ちゃんの心と体の健やかな成長に貢献する商品をお届けしていきます。
ママやパパがゆとりを持って育児を楽しめ、赤ちゃんのいる暮らしをもっともっと快適に、ハッピーに過ごせるよう、さまざまな提案を行っていきます。

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