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気になる子どものくせ

ママの腕をつねりながら寝る

1歳の誕生日前後あたりから、入眠時に母親の手の甲、ヒジなどを「つまむ」というか、つねりながら眠るようになりました。ぬいぐるみなどを置いても、そちらには興味を示しません。1歳6カ月健診で相談したところ「今はまだ拒絶しないで」と言われました。お昼寝の時など、必ずしもつねらなければ眠れないことはないのですが、最近は母親の手、腕をテーブルの上で片手でつねりながら食事をすることもあります。入眠時よりは軽いつねり方ですが、今後もこの調子だとして、拒絶せずに見守るしかないのでしょうか?(ぴーすけ 1歳9カ月)

お母さんの皮膚をつまむというのは少し変わったかたちですが、これも眠りにつくときの1つのくせで、このお子さんにとってのいわゆる「入眠儀式」なのです。

眠くなると、決まったタオルを手に持ったり、シーツのふちをモゾモゾ触ったり、あるいは髪に手をやったりする様子は子どもによくみられることです。やわらかな感触に触れて、感覚の世界に身を任せることによって、眠りに入るときの漠然とした不安を解消しているのですね。ぴーすけさんの場合は、添い寝してくれているお母さんの手の甲やヒジにたまたま触れたとき、その皮膚をつまむ感触が心地よく、とりこになってしまったのかもしれません。

本人はつねっているわけではなく、タオル代わりというか指先での感触を楽しんでいるだけなのです。ぬいぐるみで代用できないくらい、きっと気持ちいいのでしょう。
お昼寝のときなどはしないこともある、とのことですから、すぐにとはいえませんが次第に解消していくはずです。また、食事のときにお母さんの手や腕に触れるのも、特別な意味があるわけではなく「あっ、この感覚だ」という感じで面白がっているのではないでしょうか。
触りたがったときは拒否せずに。一方で、子どもが安心して眠りにつけるように、からだに触れてあげたり小さな声で子守歌を歌ってあげたりということもしていきたいですね。

院長 川上一恵先生

回答者/かずえキッズクリニック

院長 川上一恵先生


医学博士、日本小児科学会認定医、子どもの心相談医。1987年筑波大学卒。1994年筑波大学大学院博士課程修了筑波大附属病院、(株)日立製作所水戸総合病院、茨城県立こども病院で研修。1996年4月より現職。

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