赤ちゃんとママ・パパのための情報
はじめての赤ちゃんって わからないことや不安も多いですよね。そんなママ・パパたちに赤ちゃんのデリケートな肌について“数字”で紹介いたします。
なんとなく知っているようなことも 数字で見てみると驚くこともあるはず。これからの子育ての参考にしてみてくださいね。
すべすべ・やわらかに感じる赤ちゃんの肌。だけど実は生まれたばかりの赤ちゃんの肌は、大人の約半分ほどの薄さしかないのです!さらに、大人に比べて皮脂が少ないため乾燥しやすく、肌の潤いを保護する機能も弱いので、外部の刺激を受けやすいと言われています。あのうっとりするほどのすべすべ・やわらか肌は、実はバリア機能が弱く、デリケートで傷つきやすいのです。
寝ているだけでも、なぜか汗びっしょりな赤ちゃん。それもそのはず、赤ちゃんの汗の量は、大人の約2倍*1!赤ちゃんの体は大人より小さいのに、汗腺の数は大人と同じ。だから、皮膚にある汗腺の密度は赤ちゃんのほうが高く、大人よりも汗っかきなのです。中には、自分の汗が刺激になり、肌荒れを起こしてしまうケースも。たかが汗だと思わずに、きちんとケアしてあげたいですね。
*1 単位面積あたりの発汗量
赤ちゃんは、大人以上に1日に何回もおしっこをします。生後3か月くらいまでは1日15~20回も。そんなおしっこ直後のおむつの中は、なんと湿度80%*2以上のムレムレ状態!そのムレが、厄介なおむつかぶれの一因になることも。おむつかぶれとは、おむつがあたっている部分が赤くなったり、ブツブツができたり、皮膚がむけてしまったりと、肌が炎症を起こしている状態をいいます。おむつかぶれを起こしてしまうとおしっこやうんちをするたびにしみるため、赤ちゃんが痛がって泣いたりして、かわいそうですよね。
*2 当社測定値 おむつをつけている状態での湿度測定結果
おむつの中は体温で温められ湿度も高いので、肌はふやけた状態になることも。
さらにおむつとこすれたり、うんちがついたり、デリケートな赤ちゃんの肌の不快感につながる様々な要因が潜んでいます。
特に低月齢の赤ちゃんの肌はデリケートなので、できるだけおむつの中はムレにくい状態を維持してあげたいですね。
*3 花王調べ
おむつ替えをするときに、肌が弱くて、よく赤くなっていました。
うんちをしていることに気づくのが遅れると、少し赤くなってしまっていた。
こうやって数字で見てみると、いかに赤ちゃんの肌がデリケートなのかがわかりますね。さらに汗やおしっこで、おむつの中はとってもムレやすい環境。だから、おむつかぶれの一因となるおむつ内のムレを追い出すことが大切なんです。赤ちゃんが気持ちよく過ごせるように、できるだけ予防や対策をしてあげたいですね。
見落としがちですが、寝具などでこすれて傷つき、炎症を起こすことも。
首のしわに汗やほこりがたまったり、衣類と皮膚がこすれて、しわの部分が赤くなってしまうことも。
汗腺が多い場所。汗をたくさんかくので、ムレやすく、汚れもたまりやすい。
こぼれたミルク・食べ物・唾液の刺激や、拭いたときの摩擦により、肌トラブルがおきやすい。
赤ちゃんの腕や脚のくびれは深く、汗や汚れもたまりやすいので洗い残しに注意。
おしっこやうんちの刺激を受けたり、おむつに包まれていてムレ・かぶれが起きやすい場所。