塚田 知世
堺ロジスティクスセンター 庫内
大学では国際ビジネス学を専攻し、経済や貿易、コミュニケーションなどについて幅広く学ぶ。社会から必要とされ続ける物流の仕事に興味を持ち、2015年入社。尼崎ロジスティクスセンターでの研修を経て、八王子ロジスティクスセンターに配属後に現職。 ※インタビュー内容は取材当時のもの
入社後、尼崎ロジスティクスセンターでの半年の研修を経て、八王子ロジスティクスセンターに配属されました。以後、現在まで変わることなく庫内グループに所属。バラ出荷(商品を1個ずつ仕分ける工程)を担当し、ロジスティクスセンターに届いた商品を出庫できる状態に仕分け、配送グループへ渡すまでの庫内業務を管理しています。「どの商品が、どこのスペースに、いくつ在庫があるのか」といった商品管理に加えて、その商品を仕分ける作業のために必要な人員計画の管理も私の仕事。約180名のパートナー社員の方の勤務計画を考え、スムーズに作業が進められる環境づくりに取り組んでいます。大勢の仲間たちが働く花王ロジスティクスの仕事では人の力が仕事の成果を左右します。現場の管理者である私は常に全体を把握し、先を見越しながら、ここで働く人が心地よく安全に働けるよう、一人ひとりに明るくコミュニケーションを取ることを心掛けています。
花王ロジスティクスは、人によって支えられており、また人をとても大事にしている会社です。入社した当時、先輩方に温かく迎え入れてもらったことが印象的でした。だから、私も率先して元気な挨拶をするようになりましたし、これからもずっと人とのコミュニケーションを欠かさないように働いていきたいです。たとえば、庫内での作業は全員が毎日同じことをくり返し行っているようで、じつはいろいろな人が見えないところで作業の工夫を日々新たに考えてくれています。そういう気遣いを見つけて「よく気付いてくれましたね」と声をかけるだけでも、「見ていてくれている人がいる」と気持ちが通じ合っていきます。また、多くのパートナー社員が働いていますから、家庭の事情など仕事以外での心配事がある人もいらっしゃいます。そんな時、私の一言がプラスに働くこともあると思っています。このような経験を重ねることでチームとしての力が日に日にまとまっていく手応えを感じられるのが仕事の醍醐味。多くの人と一緒に喜びを分かち合える貴重な体験ができています。
花王ロジスティクスの魅力は、変化に対して常に前向きに取り組む、柔軟な人たちが多くいることだと思います。当社は日本の物流業界で長年の実績がある会社ですが、過去の成功体験に甘んじることなく、新しい視点を取り入れる姿勢があり、昨年と今年とで違う方法で出荷することも珍しくはありません。こうした変化の流れを自分から作り出していくため、私は人へのコミュニケーションと同じくらい、商品への関心を持つことを心掛けています。商品は人と異なり、感情や意見がありません。けれども、人と同じように一つひとつに個性があります。自分から積極的にその特性を理解し、たとえば「この商品にとって適正な間口はどこか?」と関心を持っていきたいと思っています。こういう意識がやがて、作業効率や安全に配慮したレイアウト配置のアイデアなどに繋がっていくのです。実際、取り扱っている花王の商品は、生活に密接した馴染みやすいものばかりですし、今の社会の中での流行や季節の変化が分かるなど楽しいことも多い。こうした眼差しを忘れず、個人としても会社としても成長し続けていきたいですね。
Message
自分の限界を決めつけないでほしいですね。何かやりたいことを見つけたのに「自分には無理だから」と足踏みをしてしまうのではなく、まずチャレンジして欲しいです。そういった挑戦する気持ちを、花王ロジスティクスでは求められていますし、若い人ならではの新しい視点を求められている職場です。
7:30 出社
自転車で10分ほどの通勤時間です。出社後は当日の受注データやメールをまず見ます。前日からの連絡事項の確認をしてから、作業現場へ。
7:45 作業準備
カート、機械類の準備を行います。当日の予定物量と人員を把握し、終了予定時刻などの運営計画を立てます。
9:00 朝礼
パートナー社員が出勤したら朝礼。その後、庫内の仕分けの現場作業が始まります。稼働中は現場への指示出しや進捗の把握、休憩時間の管理を行います。
14:00 昼休み
日の作業量によって昼休みの時間は異なります。
16:00 事務作業
人員計画の作成、ロケーション管理など事務作業を行います。夜番の担当者への引き継ぎ資料の作成もします。
17:00 退社
少し残業をして退社。定時で上がることもあり、そういう日は自宅での時間を活用して、衛生管理者や危険物取扱者といった仕事で必要な資格取得の勉強をしています。