大野 賢作
運営部門 沼南ロジスティクスセンター 配送グループ
2003年入社。以後、現在まで沼南ロジスティクスセンターにて配送業務を担当。2トン車の乗務からドライバーのキャリアをスタートし、大型自動車免許を取得後は、増トン車(8トン車)や10トン車による配送も行っている。
私が配属されている沼南ロジスティクスセンターは千葉、茨城の2県の広大なエリアをカバーしており、自社のドライバーだけで30名もいる大きな拠点で、首都圏の中の4大拠点の一つです。配送の業務では、茨城にある物流センターやドラッグストア様の物流センターなど、多くのケースを運ぶ際は大型車を使い、小売店への納品の際は2トン車で運ぶなど、配送するコースに合わせて運転するトラックが変わります。前者の場合は高速道路を走るわけですが、首都高速の湾岸線から見える朝の富士山の姿はとても美しく、ドライバーだからこそ味わえる光景だと感じながら走っています。後者の場合はそういった優雅な運転とは一転して、担当エリア内の小売店に商品を届けるため街中を奔走します。日におよそ20~30ヵ所、繁忙期には40ヵ所配送する日もあります。安全に配慮しながら、時間との勝負という感じですが、納品を待っているお客様を思うと自然と頑張れますし、一日の配送を予定通りに終えられた時の達成感は格別です。
配送を担当している私たちドライバーが何よりも大事にしているのは「安全」です。特にドライバーは他の人たちよりも社外にいる時間が長く、またトラックという大きな車を扱っています。事故が起きてしまうと自社以外の人々に与える影響は計り知れません。そのような事態を防ぐため、花王ロジスティクスでは、安全への配慮は幾重にも実施するべきと考え、全トラックにドライブレコーダーを導入。さらに乗車前の安全確認訓練や、会社独自に運転時の注意点をまとめた「8つのルール」の徹底によって、安全活動に取り組んでいました。現在ではロジスティクスセンター内で使用するフォークリフトにもドライブレコーダーが配備されています。乗車を客観的に評価されることで運転者の意識は向上しますし、運転に何かしらの課題点が見つかればミーティングの場でドライバー仲間たちと共有されます。配送に関わるどの工程においても事故を起こさないための体制づくりが進化しているのです。
私はドライバーの仕事に誇りを持っていますが、特に花王グループの「最終ランナー」という看板を背負っていることにやりがいを感じています。ドライバーの場合、「出発したら一人」という状況に身を置くため、花王の代表者としての意識は常に忘れてはいけないのです。体調の維持、管理により、安心できる運転を行うことはもちろん、花王製品を扱う者としての清潔感や爽やかさを備えていることまで気をつけています。この点において、ちょっとした職場自慢になるのですが、私のいる沼南ロジスティクスセンターのドライバーたちは、他のセンターの従業員や社外の方から「沼南の皆さんは、いつも感じがいいよね」と言われています。どこででも仕事や対応を褒められるドライバー集団なのです。トラックのドライバーと言うと男くさい先入観があるかもしれませんが、それはもう一昔前の姿。花王の製品は女性からたくさん支持されていますし、私自身も花王の製品をずっと愛用しています。そんな良いブランドイメージを裏切らない、スマートな仕事をこれからも続けていきたいと思っています。
Message
私は「ドライブが好き」という気持ちで入社以来15年近くトラックによる配送業務を続けています。この仕事が好きなのがどうか、正直自分では分からないくらいドライバーであることが自然だと感じています。もし私と同じように運転が好きな人ならば、花王ロジスティスにその若い力を貸してほしいです。そして、現場に新しい風を吹かせてくれることを期待しています。
6:00 出社・朝礼
出社後アルコールチェックして、今日の配送するコース・物量などを確認。また、前日からの引き続き事項や道路状況についても確かめます。朝礼と準備体操をして、車両の点検をします。その後、納品する商品の積込み作業をします。
8:00 乗務前点検(配送作業開始)
運行管理者と乗務前点呼、健康状態や車両点検・服装などを確認します。
どんなにベテランドライバーであっても、バックの確認などの出発時訓練(安全対策)を行ってから出発します。
11:30 昼食
午前中に配送予定のお得意先様への納品が完了したら、昼休憩をとります
12:30 午後の配送へ
午前の配送と同じように、安全と環境に配慮しながらトラックを走らせます。
14:00 帰社
乗務後点呼を行います。運行管理者とドライブレコーダーの映像を見ながらその日の運転状況を確認し、安全運転に対しての意見交換をします。
14:30 小集団活動のミーティング
ドライバー仲間たちと配送に関する安全や品質などの課題と対策を話し合います。まとめた内容を全社に向けて共有できる機会もあります。
15:30 退社
帰宅後は家族と団らんの時間を楽しみます。翌日に備えて、22時までには就寝するようにしています。