石田 一啓
新潟ロジスティクスセンター 配送ラインリーダー 統括運行管理者
2004年入社。新潟ロジスティクスセンター(以下:LC)での勤務後、すみだ北LCの拠点立ち上げに参加。震災後には仙台南LCへ向かい再稼働業務に携わる。その後厚木LCを経て、2014年再び新潟LCに戻り、配送ラインリーダーと統括運行管理者を担当している。
現在は新潟ロジスティスセンターの配送ラインリーダと統括運行管理者を担当。主な業務として、配送を行うドライバーが安全に運行できるよう健康管理や運転の指導監督、安全運行の指示などを実施しています。配送の責任者ではあるものの、私は事務所の中にずっといるわけではなく、現場に出てスムーズに現場の作業がまわるようにフォローするようにしています。たとえば、フォークリフトでの積み込み作業はもちろん、繁忙期には出庫作業にも加わります。緊急時には自らトラックに乗車し、配送することもあります。商品は勝手に動いてはくれませんから、誰かが運ばなければなりません。店頭で当たり前のように陳列されている花王製品は人々の生活にとって欠かせないものばかりです。そのため、誰もがいつでも商品を手にとれるように、安定した物流サービスを提供し続けていくことが、私たちの責務だと思っています。
2014年、私が新潟ロジスティクスセンターに戻った後のことです。11月下旬の寒い早朝の事でした。協力会社のトラブルによってトラックが止まり、私がいるセンターへ予定通りに到着しない事態が発生しました。「今日の配送は無理か…」と思いました。しかし、同時に「商品を待っている人がいる」という思いも頭に浮かびました。この新潟ロジスティクスセンターにたどり着く商品は、開発者、製造者からはじまって、様々な人たちの努力を経てやってくるものです。それぞれで頑張っている人たちの姿を想像したら、ここで止めるわけにはいかないという一心で気づくとトラックの元へ向かっていました。私が商品をピックアップすれば配送に間に合うととっさに判断し、実行したのです。まだ夜明け前の時間帯で出勤している社員は私だけでしたから、一人での作業でした。懐中電灯を照らしながら200ケースほどあった商品を積み替え、センターへ持ち帰りました。配送ドライバーたちへ渡し終えた後、自分は改めて「花王の最終ランナーなんだ」と強く思うようになりました。
若いうちから新しい仕事に挑戦できる。それが花王ロジスティクスの大きな魅力です。私自身、なかなか体験する機会のない新規拠点の立ち上げ業務を2度も経験できるとは思ってもいませんでした。何ヵ月もかけて準備をしてきた拠点の庫内に初めて製品が格納されていく様子を見て、感動がこみ上げると同時に気持ちが引き締まったことを今でも鮮明に覚えています。ただ、その数週間後には庫内に製品があふれてしまう事態も経験し、立ち上げ当初の運用の困難さも味わうことにもなりました。また、東日本大震災発生後に仙台南ロジスティクスセンターへ行き、化粧品の供給を安定させるための再稼働に従事したことも忘れがたい思い出です。このように、成功体験だけではなく、失敗や苦労したことを含めて多様な仕事の経験を積むことができるのも、この会社の醍醐味だと私は思います。
Message
就職活動中は業界や企業を「ここしかない!」決めつけずにいろいろなことに興味を持ち、自分の可能性を広げて欲しいと思います。私も学生の頃は物流業界のことは何もしりませんでしたが、「商品を届ける仕事はなくなることはない」と知ったことをきっかけに花王ロジスティクスへ入社への道が拓いていきました。明るく、はきはきした振る舞いができる人と一緒に働けたらいいなと思っています。
4:30 出社
出社後、センター間をリレーするトラックから化粧品の荷を受けるほか、当日の配車の確認を行います。 5時くらいになると協力会社のドライバーさんの積み込みが始まります。
6:00 ドライバー出社
ドライバーの睡眠時間や体調などを確認し、朝礼を行います。その後、車両へ積み込みを行います。
7:30 出発前点呼
無事故で一日を終えられることを願いながら出発を見送ります。その後、翌日の配送物量の確認、日報のチェックなど事務作業に取り組みます。
11:00 打ち合わせ
配車係が出社してくるので、当日の配送状況と翌日以降の配送物量の確認の打ち合わせをします。
14:00 点呼
配送を終えたドライバーが順次帰社してくるので出迎え、無事故を労い、乗務後点呼を実施します。
14:30 退社
朝が早い分、帰宅時間も早いので、保育園へのお迎えや習い事の付き添いなど家族との長い時間一緒に過ごすことができています。