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  • <生産技術職> エンジニアリングオペレーター No.04

最も製品に近い職場で、
お客様へ安心と安全な製品を届ける大切な役割を担う。

機械システム工学科 2016年卒業

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現在担当している仕事

家庭用製品を製造する包装ラインを担当。
安全・安定生産を確実に実行。

私は和歌山工場で衣料用洗剤や柔軟剤、住居用洗剤などの家庭用製品を製造する部門に所属しています。その中でも包装ラインといって、配合された洗剤などの液をパウチに充填し、普段皆さんが見ている製品に仕上げる、最も製品に近いエンジニアリングオペレーターとして業務を行っています。ただラインを運転する(オペレーター)というだけではなく、トラブルが起きたら設備を点検し、不良の発生や機器故障がないかを見極め、機器の調整や部品の交換など復旧業務を行うほか、エンジニアとして設備の変更や制御の見直しなども行っています。他にも液替や型替など生産に伴う準備から生産終了まで一連の業務を担当し、また安全・安定生産を確実に実行する為にも、日々の運転の中で、品質検査や設備の管理、改善活動を行っています。
この業務では、機械的・電気的な技能を身につけるほど対応できるメンテナンスが増え、更には、自分がチャレンジできる改善の幅も広がり生産性向上にも貢献できます。

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仕事への姿勢

五感をフルに使い、小さな異変も見逃さない。
正常な状態をしっかりと把握する。

消費者指摘として挙げられる中には、現場責任といった私たちオペレーターによる、人為的なミスで起こる案件は残念ながらゼロではありません。「不良品を出さない、つくらない、入れない」を徹底する為、現場では工程内監視といわれる、複数項目の品質チェックを定められた時間に行っています。トラブルや異常があるのにそのままの状態で運転してしまうと、ロスが増え、予定生産数の確保が出来なくなり、更には不良品を流出する可能性も高まります。このようなことがないように日頃から設備の正常状態を把握しておくことがとても重要になります。消費者に満足して使い続けて頂ける商品として提供できるよう、常に五感をフルに使い気を引き締めて安全第一でオペレーター業務を行っています。

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印象的なエピソード

新規設備導入で日々試行錯誤。
担当した設備で多くの製品が生み出される工程に感動。

現在は現場のオペレーターとして「製品をつくる」ことが業務となっていますが、入社当初は新規設備の導入や、新製品改良品の設備対応、大型機器の更新など「製品を作るために必要な設備を支援する」ことを業務としていました。入社2年目には新規ラインの設備立上げチームに参画し、給液関係を担当しました。業者や他部門と何度も綿密な打ち合わせを行ったり、いくつもある機器の中から最適な機器を選定したり、洗浄工程における温度や時間管理、異品種混入を防ぐ為にインターロックを確実にしたりと、あらゆる事を考えなければなりませんでした。試運転では、何度もテストを行い、不具合があれば制御を変更したり、再度設定値の見直しを行ったり、何度も繰り返し検証を行いました。失敗の連続で心が折れそうにもなりましたが、チーム一丸となって取り組み、無事設備を現場へと受け渡すことが出来ました。自分たちでつくり上げた設備から製品が出来上がる工程を見ると、とても嬉しく、同時に達成感ややりがいを感じることが出来ました。入社2年目でこれら多くの経験を得られたことは、とても刺激的で良い経験で今でもとても強く印象に残っています。

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今後の目標・挑戦したいこと

女性オペレーターが働きやすい
環境づくりを目指す。

私が入社して以降、女性が生産現場に配属されるようになっていき、女性がエンジニアリングオペレーターとして交替勤務をする光景もそう珍しくはなくなってきました。これまで、和歌山工場では交替勤務は男性オペレーターのみだったので、私が交替勤務を始める前から女性が働きやすい環境にする為にはどこを改善するべきか、どうあって欲しいかを話し合い、その都度対応し準備もした上で、交替勤務が始まりました。しかし、いざ始まるとやってみないと分からなかった様々な問題に直面しました。それらを「慣れ」で終わらせずに、「改善」という形で問題を解決させたいと思いました。新しい取組みが始まった今こそ女性オペレーターとしての基盤をしっかりとつくり、この仕組みを軌道に乗せていくことが私の今の使命ではないかと考えています。まずは出来ることから徐々に改善を重ね、これから配属される女性オペレーターが不自由なく業務できるような、働きやすい環境を構築していきたいです。

学生時代の研究テーマと入社動機

直感を信じてインターンシップに参加。
社員の働く姿を見て感激。

当初、特にやりたいこともなく機械メーカー系の企業ばかりを調べていました。何を見てもパッとくるものがなく、なんとなく学校に届いていたインターンシップ募集企業を眺めていたら、一覧の中にあった「花王」に一目置かれました。今まで他の企業を見ていても何も思わなかった私が、この文字を見たとき、直感的に「ここがいい」と思ったのがきっかけです。その後は、花王のホームページでこれまでの取り組みや、色々なことを調べ、お店にある製品の裏の表記を見ては、花王製品かを調べたりし、こんなにも社会は花王製品で溢れているのだと感じました。インターンシップにも参加し、そこで「現状維持は退化である」と聞き、心打たれました。言葉だけではなく、実際に働く姿を目の前にしたとき、自分も花王社員の一員として働きたいと考え入社を決意しました。また学生時代は、低品位金に関する研究であまり深い関わりではありませんでしたが、最後まで探求心を持って取り組んだことは今の仕事でも大変役に立っています。

皆さんへのメッセージ


何事も経験。
そして最後は直感に任せる。

就活は自分と真剣に向き合う大切な時間であり、自分の可能性を再認識できるとても良い機会です。自分が何をしたいかわからないときは、周りの人にたくさん相談してみて下さい。きっと新たな気付きが生まれるはずです。就活を苦だと思わず、むしろ楽しむ勢いで、やりたいことを見つけて下さい。
学生である以上勉学はもちろんですが、学生のうちにしか出来ないことや、色々な経験をしてください。私は何事も経験だと思っています。そうすればより人生は豊かで楽しくなり、自分に納得のいく答えにも出会えると思います。自分の将来を決めるのは自分です。最後は自分を信じて「直感」に任せてみましょう。皆さんと共に花王で働けることを楽しみにしています。

DAILY SCHEDULE

私のある1日の仕事


06:30 起床


07:00 朝食


07:50 出社


08:00 ミーティング


08:30 生産ライン立上げ・1日の段取り


09:00 工程内監視


09:30 トラブル対応


12:00 生産ライン停止・掃除・昼食


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13:00 生産ライン運転再開


13:30 停止ラインにて次生産品種への切替作業


19:00 生産ライン定期掃除


20:00 交替勤務者ミーティング


20:30 退社


21:00 夕食


22:00 自由時間


24:00 就寝


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