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  • 法務 No.03

法律とビジネスの
バランス感覚を磨き、
「よきモノづくり」の原動力に


法務担当
法学研究科 2017年卒業

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専門性とスキルを高め、
グローバルな企業活動の一翼を担う

法務部は、法律の知識を活用して、会社の経営や事業活動を推進する役割を担っています。花王のあらゆるビジネスにおける契約交渉でのアドバイスや契約書のリーガルチェック、社内の事業部門に向けた法律知識の啓発活動、会社法関係法令に則った企業経営のサポート、さらに、適法で妥当な判断を通じてコーポレート・ガバナンスの向上に資する等、法務部が活躍する場面は多岐にわたります。入社4年目の現在は、花王グループの家庭品事業が担当する国内外の取引先との秘密保持契約、業務委託契約、代理店契約等といった契約案件の審査業務、日々の法律相談への解決の助言等の業務や社内向けの法務勉強会等の啓発活動等の業務が7割程度を占めています。残りの3割は株主総会等の会社法関係法令に基づいた会社の適法・適切な運営のサポート、コーポレート・ガバナンスに関する業務を担当しています。どちらの業務も法的リスクを正しく分析・回避するために緻密な法律知識が求められることはさることながら、クライアントの要望や企業としての目的を達成するために、ビジネスの背景や事業活動を取り巻く環境、優れたコミュニケーション能力等幅広い知識・スキルが求められます。法務部の判断が契約交渉やビジネスの判断に直結するなど、緊張感が高い仕事ではありますが、花王がグローバルで存在感のある会社へ発展していく過程に貢献していることも実感でき、大きなやりがいを感じることができます。

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法律に則った株主総会運営で
株主様の信頼を獲得

入社1年目から3年目は株式関係実務、株主総会の運営や取締役会事務局のサポート業務等の会社法に関連する業務や、金融商品取引法や上場規則に基づく適時開示業務等、上場会社ならではの機能法務に関する業務をメインに担当しました。会社には株主や投資家をはじめとするステークホルダーが存在し、会社法や金融商品取引法上の義務を遵守しながら透明かつ公正な企業経営を行うことでステークホルダーの信頼の獲得に努めなければなりません。例えば、会社法上の会社の持ち主は株主であるため、株主総会に向けて適時・適法に、株主様に向けた招集通知の作成、議案の作成や説明、当日の運営等の業務を進行することで会社の信頼の確保に努めました。法務部で法律に則った周到な準備を行い、他部門の方々の協力を得ながら社員一丸となって推進していくプロジェクト的な業務になりますが、株主総会当日、株主の皆様への説明責任を果たし、瑕疵なく議事を終えることができた瞬間は、他の何にも代えがたい達成感がありました。法律的な知識を基礎に、会社としての目的を達成するためのナビゲーターになり、他部門との調整を経て目的を達成した経験は、「法律の知識でビジネスを推進する」現在の契約書審査業務においても大いに活かされていると感じています。

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法務部ならではの風通しのよさ

現在、法務部には、私のような大学院卒や学部卒の新卒採用者だけではなく、他企業法務部門からのキャリア採用、国内外の弁護士資格の保有者等、様々なバックグラウンドをもった方々が在籍しています。法務の仕事の特徴として、日々の企業活動の中から法的な課題やリスクを発見し解決に導いていくために、自身の専門性を高めて知見を広げるとともにさらに幅広い観点から検討を行う必要がありますが、法務部では、多様なバックグラウンドを活かして部内で十分な議論を行い、社内クライアント・会社のために最適な提案を検討しています。こうした職種上の性質から、各々がプロフェッショナルであるという意識を持ちながら、互いの意見を尊重し、活発な議論を交わす環境が身近にあるせいか、同僚、先輩、上司問わずフラットに話ができるとても風通しのよい職場だと感じています。

最良の企業活動の
パートナーであるために最善を尽くす

法務部の仕事の最も大きな魅力は、ビジネスや経営のパートナーとして、花王の様々な製品・事業のビジネスや意思決定に携われることだと考えています。次に、主体的に学んで取り組み、行動すればするほど、その関与度は深まるという業務の性質や、更なる専門性の向上に努力を怠らない同僚、先輩、上司の存在があり、モチベーションの維持・向上がしやすい環境が整っていることもあげられます。企業活動が目まぐるしく変化する現代においては、今後次々に新たなビジネスが生まれ、適時・適確に推進していくことが求められると考えますが、単なる法律や語学の知識だけでなく、製品やビジネスへの理解を更に深め、将来生じうる課題を柔軟に先読みできる、ビジネスや経営のより良いパートナーになることを使命として、一層努力していきたいと考えています。

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DAILY SCHEDULE

私のある1日の仕事


06:30 起床


07:00 身支度


07:40 通勤(テレワークの場合は英語学習)


08:15 出社・始業


08:30 グループ内ミーティング


09:00 メールチェック・返信


09:30 社内クライアントとの打ち合わせ※相談内容に応じて、打ち合わせやメールで事実関係のヒアリングを行い、整理します。


10:30 契約書作成・レビュー


11:30 部内の打ち合わせ
※契約書の修正案について他部員の視点も交えてさらに検討を重ねます。


12:30 昼食



13:30 キャンペーン施策の相談対応
※社内クライアントからの相談に対し、景表法上のリスク等を把握するためにヒアリングを行い、規約を作成します。必要に応じて他部門に連携します。


14:30 契約書作成・レビュー


15:30 次年度株主総会に向けた部内の打ち合わせ
※決算期が近づいてくると、対応事項の洗い出しのため、部内で打ち合わせを行います。


16:30 勉強会資料の作成
※社内啓発活動に使用する法務勉強会資料を作成します。


17:30 当日の業務進捗の確認・明日の業務の確認、メールチェック・返信


18:00 退社


19:00 帰宅・夕食


20:00 ニュースのチェックや法律の勉強等


21:00 入浴等リラックスタイム


22:30 就寝


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