引っ越し前後ってやることが多くて大変ですよね。新生活への期待と同時に、やることリストは日に日に増えていく一方...。バタバタしていると、重要な事柄を忘れてしまうことも少なくありません。
そんな引っ越し準備中、意外と見落としがちなポイントを、不動産情報サイトSUUMOさんに聞きました!
スムーズな引っ越しは、計画的な準備が不可欠。とはいえ、漏れないように進めていても、いざとなるとバタバタしていて見落としがちな事ってありますよね。
今回は住まい探しのプロであるSUUMOさんにご協力いただき、特に見落としがちな3つのポイントをご紹介します。
これまでお世話になった住まい。気持ちよく退去したいですよね。退去時は借主の原状回復の義務もあり、意外と時間もかかるので、計画的に進めることが大切です。チェックリストを作って、もれなく進めましょう。
そもそも、原状回復って?
原状回復とは、賃貸物件を退去する際に必要な「入居時の状態に戻す」義務のことです。大切なのは「通常の生活での想定を超えた汚れ」を借主(入居者)がもとに戻すこと。 退去時にこの義務を果たさないと、敷金から追加で清掃費用が引かれたり、費用を請求されたりすることがあるので注意が必要です。
※敷金が返ってくるかどうかは、賃貸借契約の内容によるので、まず契約内容をよく確認することが重要です。不安な場合は管理会社や専門家に相談しましょう。「退去時にハウスクリーニング代金を請求」や「入居時にハウスクリーニング代金として費用●万円を請求」など、ハウスクリーニングが必ず請求されることが予め明記されている場合があります。
引っ越し時、具体的にどの場所をどこまで掃除すればいい?イラストでチェック!
・賃貸借契約で「特約事項」として取り決めがある場合は、その内容が優先され、以下の通りにならないことがあります。
・経年劣化による変色や傷は借主負担ではありません
・自然災害による損傷は借主負担ではありません
・専門業者による定期清掃が必要な箇所は、契約内容を確認しましょう
・不安な箇所は、退去前に管理会社に確認することをおすすめします
このように、日常生活で使用する場所の多くが原状回復の対象となります。お掃除アイテムなどを有効活用して、計画的に掃除を進めることで、スムーズな退去につながります。
洗面台・風呂の水アカのお掃除には…
換気扇・ガスコンロの油汚れのお掃除には…
それでも落ちない水アカやコゲのお掃除には…
窓枠・ゴムパッキンのカビのお掃除には…
ここまで原状回復に触れてきましたが、
お掃除をしないことで他にも様々なトラブルが…!
敷金が戻ってこない可能性が…
お部屋の状態が悪いと、敷金から追加のクリーニング代が差し引かれることも。特に、換気扇の油汚れや水回りの水垢は、特別な清掃が必要になると高額な請求に。
原状回復義務が果たせない
賃貸物件を退去する際は「原状回復」が必要です。これは入居時の状態に戻す義務のこと。通常の生活で発生する汚れは借主での清掃が求められます。掃除を怠ると、この義務を果たせないことに。
汚れをそのままにすると…
「とりあえず荷物を置いてから」と考えていませんか?最初は軽い汚れでも、重なるとどんどん頑固になっていきます。 特に、キッチンの油汚れや浴室の水垢は要注意です。一度しっかりお掃除することで、リセットしましょう!
カビの温床に…
水回りの掃除を後回しにすると、知らないうちにカビが発生することも。カビは放置すると広がりやすく、その後の掃除も大変に。健康面でも気になりますよね。
次の引っ越し時にも影響が!?
新居での掃除を怠ると、汚れが蓄積して次の引っ越し時により大変な思いをすることに。「最初が肝心」とはまさにこのこと。新生活をキレイな状態からスタートさせることが、実は将来の自分への思いやりなんです。
運転免許証から年金手帳まで、意外と多い住所変更の手続き。期限がある手続きも多いため、優先順位をつけて計画的に進めることが大切です。郵便物の転送手続きもお忘れなく。
自治体によって手続きが異なったり、出せる場所も違ったり…解体した家具、マットレス、家電など粗大ごみになるものは意外とたくさんあります。まずはご自身がお住まいの自治体の情報を確認してみましょう。事前申し込みが必要となる自治体もありますので、スケジュールも要チェック。