特集

ワクチン接種による生活者の変化を調査
2021年コロナ禍における「意識」と「暮らし」

2021.12.14

ワクチン接種による生活者の変化を調査 2021年コロナ禍における「意識」と「暮らし」

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日本国内での新型コロナウイルス感染者数は、2021年夏に、これまでにない数となりました。しかし、緊急事態宣言による行動制限や、生活者一人ひとりの対策も功を奏し、その後は下降に転じ、9月30日をもって全都道府県で緊急事態宣言が解除されました。その間、ワクチン接種が急速に進んだこともあり、社会は日常生活の回復に向けて動いています。
2022年を迎えようとする今、生活者の多くは感染への警戒を忘れずに、慎重に行動しようとしているようです。コロナ禍における最新の調査結果から、生活者の意識や感染症対策など、暮らしの様子を読み解きます。

2021年 秋のワクチン接種状況

2021年10月時点で、未婚・既婚女性、既婚男性の70%以上が新型コロナワクチン2回目の接種を終えています。未婚男性の接種率がやや低めですが、初期の対象者枠制限による遅れと考えられ、年内には80%以上と、多くの人が2回目のワクチン接種を完了できそうです。

2021年10月時点の新型コロナワクチン接種率

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前向きに工夫もしつつ、感染症対策を継続する生活者

多くの人がワクチン接種を完了し、緊急事態宣言も解除されましたが、これまでと同様に「手洗い・手指消毒・マスク装着」といった感染症対策を継続している人が多い状況です。また、秋になってから「家の換気」を行っている人が増加傾向にあります。
新型コロナウイルスだけでなく、インフルエンザやノロウイルスなどが増加する冬に向けて、感染症への警戒が高まっているようです。

外出時にマスクを装着している

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帰宅後に石鹼やハンドソープで手洗いしている

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外出時に消毒液やアルコール剤で手指を消毒している

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家の換気をする

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コロナ禍が長期化し、日常生活の中で気を抜けない状況が続き、「コロナ疲れ」という言葉が注目されました。感染症対策への疲れやストレスを感じている人がいる一方で、「感染症対策が習慣化して苦にならなくなった」という声も。また、2020年に起きたマスクやハンドソープなどの商品不足が解消され、「対策がしやすくなった」と捉えて、長期にわたる感染症対策を前向きに継続している人もいます。

■現在の感染症対策についてどのように感じている?

外に出る時は必ずマスクをしないと白い目で見られるので、悲しい世の中だなぁと思います。 (20代既婚女性)

気兼ねなく家族と外出して、子どもを思いっきり遊ばせてあげたい。 (30代既婚男性)

感染症対策の要領は得てきたが、負担やストレスは大きい。 (40代既婚男性)

家族で相談して対策を決めたので、みんなで徹底して感染症対策を継続できている。 (20代既婚女性)

当初はストレスを感じていたが、通常の風邪などもひきにくくなっているように感じるので、今後も続けていきたい。 (30代未婚男性)

対策グッズが容易に手に入るようになり、楽になった。 (30代既婚男性)

除菌グッズも安価に入手できるようになり、家のストックも増えてきた。他の家庭も同じような状況だと思うので、少し安心。 (30代既婚女性)

生活者の感染症対策もアップデート

感染症対策の長期化により、生活者は今までの経験を生かして、対策方法をアップデートしようとしています。より効果的でエビデンスに基づいた対策を実践する人、「感染症予防」だけでなく「感染してしまった場合」の対策を検討・模索している人も見受けられます。

早朝のゴミ出しや自転車での移動といった「人と接触する可能性の低いときでもマスクを着用」「宅急便の置き配を選択」などが、日常の行動として定まってきた。 (40代既婚女性)

部屋の換気を意識し、必要に応じてPCR検査を受けるようにしている。 (30代既婚男性)

流行の開始時期に比べて、感染症対策に便利な商品が開発されていると感じている。自分自身も、検証されたことを参考にして効果的な対策ができるようになってきた。 (20代未婚男性)

「新型コロナにかからないように」ではなく、「かかったときにどうするか」を考えている。 (20代既婚女性)

自分が感染してしまったときに、家庭内感染を防ぐには限界があり、不安を感じる。 (40代既婚男性)

慎重に日常を取り戻しつつある生活者

ワクチン接種を完了した人が増えた結果、新型コロナウイルス感染への不安は緩やかに低下していますが、女性の約6割、男性の約5割が「いつ新型コロナに感染するか気が気でない」と感じています。
全国的な緊急事態宣言の解除後の2021年10月時点では、「家族との外食」が既婚男女で4割、「友人や同僚との会食」は未婚男女で3割程度と高めになっています。「日帰りのレジャー・観光」や「宿泊をともなう旅行」をした人は各属性で1~2割と、慎重に行動している様子がうかがえます。

いつ自分が新型コロナウイルスに感染するか気が気でない

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最近、1カ月に行ったことは?

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■ワクチン接種による気持ちや行動の変化

新型コロナワクチンの接種をした生活者に、気持ちの変化を尋ねたところ、「重症化リスクが減って、安心・気が楽になった」「家族や周囲の人に感染させる心配が減った」など、気持ちが軽くなったとの回答があがりました。
一方で、「ワクチンを接種しても感染の可能性がゼロになるわけではない」「緊急事態宣言解除後のリバウンド(感染再拡大)がくるかもしれない」「ワクチン効果の減少や新たな変異株登場の可能性」などを理由に、警戒・懸念する声も多数ありました。

重症化のリスクがやや減少して安心しましたが、コロナに感染しないわけではないので、ワクチンはお守り程度に捉えています。 (20代未婚女性)

家族や大切な人を感染させる心配は、少し減りました。 (40代既婚男性)

重症化する確率はだいぶ減ったと思うので、仕事中や満員電車に乗る際は、少し気が楽になった。 (30代既婚女性)

発症者数は減ってきたが、また急増するかもしれないので、生活は変えないつもり。 (60代既婚男性)

子どもたちは幼児なので、ワクチン接種は不可。相変わらず、どこからウイルスが入ってくるのか分からないし、ワクチンで100%予防できるとは思っていない。 (30代既婚女性)

接種しても抗体価の減少が気になるし、ブレークスルー感染も気になる。高齢者が家族にいるので、新型コロナ対策は継続したい。 (50代既婚女性)

今後の感染状況を生活者はどう感じているか

年末にかけての新型コロナウイルス感染状況について、女性は約4割が「悪化する」と考えているのに対し、男性は「改善する」「変化なし」「悪化する」と意見が割れています。
ワクチンの普及や新薬の承認、感染症対策への経験・知識の蓄積など、コロナ禍終息への希望となる材料は増えていますが、なかなか楽観視はできないようです。

年末にかけ、新型コロナウイルスの感染状況はどうなっていくと思うか

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冬場は乾燥するので、ウイルスが活性化しそう。また人々の意識も薄れてきて、マスクをしていない人も増えているため、感染者が増えそう。 (30代既婚女性)

寒くなり、風邪などの免疫力が低下した際に、感染しやすくなる。また、自粛疲れの反動で外出が増えると思うので、状況は悪化すると思う。 (40代既婚男性)

新たな変異株が発生したら、また感染者が増えるかも。ただし、ワクチンの効果で8月のような状況にはならないのでは? (30代未婚男性)

新薬の開発などが活発になり、承認もされてきているから、状況は改善していくと思う。 (20代既婚男性)

ワクチン接種の効果は確実に出ているはずなので、新株でも出ないかぎりは大丈夫だと思う。 (50代既婚男性)

2021年は新型コロナウイルスへの対策が、ワクチンの接種という新たなステージへと突入した年でした。生活者は感染や重症化リスクの軽減に安心を感じつつも、ワクチンを過信せず、感染症対策を怠らず、コロナ禍の暮らしを上手に乗りきろうとしているようです。
オミクロン株の出現など、不安要素もありつつ迎える今年の年末年始。仕事が忙しくて出勤が増えたり、久しぶりの帰省などで人との交流が増える方も多いのではないでしょうか?大切な人との充実した時間のためにも、感染症対策を継続しながら、お互いに安心して気持ちよく過ごしていきたいですね。

調査概要

「生活者の意識と行動に関するインターネット調査」
◎2020年5月9日~12日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
◎2020年7月29日~31日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
◎2020年9月11日~13日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
◎2020年11月27日~12月1日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
◎2021年1月15日~17日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
◎2021年3月26日~30日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
◎2021年7月2日~5日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
◎2021年10月15日~18日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)

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