特集

コロナ禍の暮らしを定点調査
生活者が続けたい『暮らしのニューノーマル』

2021.04.06

コロナ禍の1年を定点調査 生活者が続けたい『暮らしのニューノーマル』

2020年から始まった新型コロナウイルスの世界的大流行から1年が経過し、私たちの生活様式は日々変化を続けています。苦労や不便を感じる反面、生活者は「衛生習慣」「備蓄」「キャッシュレス決済」「新しい働き方」をコロナ禍の終息後も続けたいと考えているようです。生活者の「現在の暮らしの様子」も含めた調査結果と、「くらしの研究」読者の声から読み解きます。

マスク・手洗い・3密回避は定着。コロナ禍を機に加わった家事も

コロナ禍で提唱された「マスク・手洗い・3密回避」は、20年5月の調査開始から高い実施率で推移し、2021年1月時点では8割以上が実施。生活習慣の一部として定着したようです。また家事では、布やウレタンマスクの普及によって「マスクを洗って繰り返し使う」人が5割前後となっており、マスクの洗濯が新たに家事に加わってきているようです。

感染症・ウイルス予防のために  おこなった行動

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新型コロナウイルス対策のために       おこなった家事

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感染症対策への取り組みは男女で差

2021年1月時点での感染症対策の実施率は、男性よりも女性、未婚者よりも既婚者で高い傾向でした。まだ新型コロナ流行の終息の見通しが不確かな中、自分のため、大切な人や社会全体のために、感染症対策の継続が求められそうです。

感染症・ウイルス予防のために  おこなった行動<属性別>

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Afterコロナも続けたい!安心&快適な暮らし方

コロナ禍で暮らしが「とても変化した」または「変化した」人は約6割。女性の方が男性よりも「とても変化した」と感じる人が多いのは、仕事や家事、子育てなどの変化が大きかったからかもしれません。

新型コロナウイルスの流行による、日常生活の変化

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コロナ禍で変化した日常生活では、誰もが不便や苦労などの大変な思いを抱えています。しかし、少し視点を変えてみると、新たな気づきを得ている生活者もいるようです。日々の暮らしの中で感じたプラス面を理由に、「ウイルス流行の終息後も続けたい・取り入れたいこと」として、衛生習慣や備蓄、決済方法、働き方などがあげられました。

新型コロナウイルスの流行による日常生活の変化の中で、ウイルス終息後も続けたい・取り入れたいこと

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【続けたいこと1】 衛生習慣

新型コロナが終息した後も続けたい行動・習慣の上位は、「手洗いをする」「手指用の除菌・消毒用製品を使う」「マスクをする」「人混みや密を避ける」「換気」など、コロナ禍で習慣となった衛生対策が上位を占めました。

こうした行動・習慣は、新型コロナウイルスだけでなくインフルエンザなど感染症全般の予防にもつながっており、健康な生活を送るために役立つ習慣として、多くの人が今後も継続したいと考えているようです。

今まで毎年1回はひいていた風邪に、コロナ禍以降はかかっていません。外出自粛に加えて、やはり毎日の手洗いや消毒が関係しているようです。  (40代女性)

息子が保育園に通っていますが、2020年度は例年のような手足口病、溶連菌、インフルエンザなどの感染症が流行しませんでした。やはり、予防をしっかりすれば、感染症から身を守れるのだと感じました。 (20代女性)

再びどんなウイルスが出現するか分からないので、手洗いや消毒はこのまま習慣にしたいと思います。 (40代男性)

【続けたいこと2】 食料・日用品の備蓄/キャッシュレス決済

日常生活における変化では、女性の3割以上が「食料・日用品のストック/備蓄」「買い物に行く頻度を減らす」「キャッシュレス決済」を今後も続けたいと答えています。

食料・日用品の備蓄は災害対策にもなるので、コロナ禍をきっかけにこのまま習慣にしたいと考える人は多いようです。また、コロナ禍を機に衛生的な決済方法として定着しつつあるキャッシュレス決済は、ポイントが貯まるなどのお得感や利便性が大きな魅力。システム導入の拡大と共に、今後さらに普及していきそうです。

日本は地震や台風なども多いから、食料・日用品のストックは続けていくべきだと思う。(20代女性)

まとめ買いで、家計の負担が減る!(60代男性)

キャッシュレス決済は現金支払いよりもポイントなどで還元されるため、今後も上手く活用していきたい。(30代女性)

キャッシュレスだと小銭が減って、財布が軽くなるのが嬉しいです。(40代女性)

【続けたいこと3】 新しい働き方

コロナ禍で急速に広がったリモートワークなどの新しい働き方。今年1月時点のフルタイム女性の在宅勤務率は37%、今後在宅勤務を望む人は23%で、在宅勤務を続けたいと考えている人が多いようです。

在宅勤務率の推移

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新型コロナウイルス流行の終息後も「リモートワーク・在宅勤務・時差勤務などの新しい働き方」を続けたい・取り入れたいと回答した人

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通勤時間の削減、満員電車によるストレスの低減など、新しい働き方は生活の質や健康に嬉しい影響を与えたようです。

夫が完全リモートワークになったのを機に、田舎に引っ越しました。広く、見晴らしのいい住まいは快適。今後も都会に縛られず、自由にいろんな場所で暮らしてみたい。(40代女性)

オンラインで済む会議などは、今後も積極的に取り入れたいです。(50代男性)

通勤時間がなくなったことで、家事をするようになりました。また、自由に使える時間が増えて運動やストレッチをするようになり、日々の生活に充実感があります。(40代女性)

通勤時間が節約でき、睡眠不足が大幅に解消された!(30代女性)

生活者が思い描く、Afterコロナの楽しみ方

新型コロナの流行が終息した後、真っ先にやりたいことはどんなこと?多くの人の思いに共通するのは、「親しい人との3密を気にしない交流」。コロナ禍は、家族や親類、友人など、大切な人たちと過ごす時間の大切さを再認識する経験でもありました。

アンケートでは、旅行や外食、イベントなど、思いっきり楽しみたいという声が多数集まりました。

延期している卒業旅行を実現する!(20代女性)

今は友人とオンライン飲み会を開いたりしていますが、新型コロナ終息後は、同じ空間を共有し、同じものを食べ、楽しい時間を一緒に過ごしたいです。(40代女性)

家族で遊園地やレジャー施設に行ったり、旅行をしたり。幼い子どもたちの「やりたいこと」をたくさん実現してあげたいです。 (30代女性)

早く帰省したい。これまで1年以上帰省しなかったことはなかったので。(40代男性)

マスクを外し、フルメイクして、一日中街を歩きたい。 (50代女性)

大好きなレストランへ夫婦で食事に出かけたいです。家食も悪くはないのですが、外食の楽しさを再認識しました。(60代男性)

ワクチン接種も始まり、新型コロナの終息への道筋に希望の光が差してきましたが、まだ油断できない状況はしばらく続きそうです。
コロナ禍で再認識できた大切なことや新たな気づきに目を向けて、新しい生活様式のいい面は活かしていく。そんな意識を持つだけでも、日々の暮らしの風景が違って見えてくるかもしれませんね。

調査概要

「生活者の意識と行動に関するインターネット調査」
◎2020年5月9日~12日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
◎2020年7月29日~31日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
◎2020年9月11日~13日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
◎2020年11月27日~12月1日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)
◎2021年1月15日~17日/首都圏在住男女(20~60代既婚男女 各500人、20~30代未婚男女 各100人)

「この冬の感染症対策についてのアンケート」
◎2021年2月9日~3月8日/インターネット調査/『くらしの研究』読者/男女3,611人

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