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  • 購買 No.03

よきモノづくりを支える
最適な環境の実現へ




間接材担当
理工学部 2017年卒業

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購買の仕事は
どんな場面でも人と人

私は購買部門間接材部のファシリティチームに所属しており、このチームには不動産、建築、施設管理でそれぞれ専門の担当者がいます。その中で私は建築分野を担当しており、各拠点で実施する改修工事や、工場、研究施設を新設する際の取引先との交渉・調整がメインの業務となります。花王グループでは国内外問わず非常に多くの拠点をもっている為、各拠点の関連部門と密にやり取りをし、取引先選定や価格決定等の業務を、購買の立場として適切かつスムーズに行わなければなりません。難しい交渉を乗り切るには相手の立場を理解した上で、こちら側の要望を根気強く伝えていくことが必要です。交渉を経て、取引先の理解を得ることができたら、次は社内で理解を得なければなりません。高額な投資判断に直結する緊張感の高い業務を担いますが、そのような会社の判断に、自らの専門知識や経験を意見として反映させた提案ができるのは、本部に近い立場で働く醍醐味と言えます。この仕事で私が最も学んだことは、相手の理解を得る、賛同を得ようとする時の、理由(根拠)の重要さです。根拠となる理由の精度や細かさで説得力や伝わり方も大きく異なり、その先の決定、投資判断に大きな影響を与えます。特に、物事を選定・決定する立場として、根拠を持った伝え方の重要さを日々考えさせられています。

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「さらによきモノ」を求めた提案

花王すみだ事業場が100周年を迎えるタイミングでの計画となる「すみだ再構築プロジェクト」に携わりました。既存の建物を建替え、場内全体の緑地や舗装を再整備する大型計画です。私たちは、プロジェクトに適切な取引先を選定し、価格と求める仕様とのバランスを適正に評価し、最適なファシリティ投資を実現させなければなりません。加えて、花王が掲げる脱炭素目標に貢献するため、新たに建設する建物ではZEB Ready*1の取得、また、場内の舗装工事には自社技術である「高耐久アスファルト改質剤*2」を用いた高耐久グリーン舗装の採用を提言し、導入しました。大型プロジェクトが頻繁にあるわけではない為、今回のような大型計画に初期段階から参画できたことは、自分のキャリアにとっても貴重な経験になっていると感じます。「すごい建物ができてきたね」「いつ完成するの?」と同僚から声を掛けられると、関連部門の建築担当者や、取引先の建設会社と検討を重ねて計画した自分たちの「モノづくり」を楽しみにしてくれる人たちがこれだけいるのかと実感し、やりがいに繋がっています。

*1 ZEBを見据えた先進建築物として、外皮の高断熱化及び高効率な省エネルギー設備を備えた建築物
*2 廃PET活用高耐久アスファルト改質剤 「ニュートラック 5000」
https://chemical.kao.com/jp/infrastructure/product/newtlac/

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思いを言語化することは、
多くの可能性を秘めている

仕事をする上で、「気づいたことを言葉にする、行動に移す」ことを大切にしています。入社当初、上司や経験豊富な協力会社の担当者を前に、私自身が躊躇してしまっていたこともありました。せっかく意見や気づいたことがあっても、躊躇して発言しなければ何もなかったことと同じです。勿体ないことをしていたな、と今となっては思います。モノづくりの醍醐味は”自分の意見を反映させたり、チームで試行錯誤をし、納得したものが形になること”だと考えています。意見を出さずに、一見良いものが完成したとしても、その人にとっては自信を持って""よきモノづくり""とは感じ難いはずです。私自身も率先して発言し、意見や提案をするようになってからは、より仕事に気持ちが入っているように感じ、より一層提案を成果に結びつけるための行動をするようになったと思います。
若手の声は、本人が感じる以上に求められています。さらに今は、変化の時代。身の回りで幾多のものが変わっているように、個人のちょっとした思い付きや発想が、企業活動における新たなビジネスチャンスとなり得る時代だと思います。そのようなチャンスが巡ってきても、1人で成し遂げられるものはほとんどありません。だからこそ「気づきや発想を言語化し、人を巻き込んで実行する」ことをこれからも大切に続けていきたいと思います。

昨日の自分よりも良い自分に

今後の目標は、不動産、建築、施設管理、とファシリティ分野を一貫して担当できる人財になることです。私が建築分野を担当する中で、前後の業務の方針や概算コストを把握しておく必要があると感じており、チーム内でも他分野をカバーした上で専門分野を担えるフレキシブルな人財が重宝されると感じています。大型の建設プロジェクトでは不動産(土地)、建築(建物)、施設管理(運用)と計画が流れていき、購買では各専門分野の担当者へ引継ぎ、プロジェクトを完結させます。例えば、施設の建築が終わると施設管理の担当者に引継ぎをします。施設を運用するには全てにコストがかかりますが、設計の段階で管理方針やコスト感を把握した上で計画に加わることで、最終的な詳細を決める際、清掃費用やメンテナンス頻度など、運用を見越したより有効な選択肢の提案が可能となります。不動産は特に、何も知識のない私からすると難しい用語が多用される分野で、その上建築プロジェクトの打合せなどでも時々話に挙がり、理解していなければいけないことがあります。最近、その先駆けとして不動産関連の資格を取得しました。もちろん一歩ずつですが、他分野の業務にもチャレンジをし続けたいと思っています。花王には、このような個人のチャレンジを、社内、部内で共有できるシステムがあり、取組みをしっかり評価してくれる制度があるのも、一歩を踏み出すきっかけになっています。

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DAILY SCHEDULE

私のある1日の仕事

出社時


06:30 起床


07:00 朝食・身支度


07:30 通勤


08:15 出社


08:30 メール、会議資料確認


09:00 プロジェクト定例会議


10:30 商談


11:30 商談後情報整理


12:00 昼食



13:00 社内打合せ


14:00 取引先との価格交渉


15:00 プロジェクト分科会活動


17:00 会議報告資料作成


18:00 終業


19:00 帰宅・夕食


20:00 家事・自由時間


23:00 就寝


在宅勤務時


06:30 起床


07:00 朝食・身支度


07:30 家事


08:00 始業


08:15 メール、会議資料確認


09:00 チーム内ミーティング(オンライン)


10:00 取引先との価格交渉(オンライン)


11:00 社内打合せ(オンライン)


12:00 昼食



13:00 契約書確認


15:00 社内打合せ(オンライン)


16:30 打合せ内容整理


17:00 メール確認、翌日の商談準備


17:30 終業


18:00 夕食・家事


19:00 自由時間


23:00 就寝


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