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  • デザイナー No.05

「きれい」「カッコいい」に
とどまらないデザインで
生活者とのコミュニケーションを担う
 
グラフィックデザイナー
コミュニケーションデザイン部
造形学部 2010年卒業

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製品を人の心に響かせるために
コンセプトや価値をビジュアルで魅せる

ビューティケア事業において、ヘアケア、スキンケアカテゴリーの広告全般を担当しています。多数の製品の中で、私が主に担当しているのは、ロングセラーブランドの「メリット」、ヘアスタイリング剤全般を扱う「リーゼ」、敏感肌用スキンケアの「キュレル」で、コピーライターと連携し、店頭販促物、新聞・雑誌の広告、交通広告やデジタル広告、CMなど、様々な広告コミュニケーションをビジュアル面から手掛けています。そのほか、製品コンセプトづくりという役割も担っており、新製品であれば企画段階から携わり、どのようなコンセプトを持たせ、それをどのようなビジュアルで表現すれば、ターゲットの心に響くアプローチができるかを考案します。
グラフィックデザイナーという肩書きではありますが、単純に一枚絵を作るだけに留まらず、ブランドコミュニケーション全般をデザインする意識で仕事に取り組んでいます。おそらく世間一般で考えられているデザイナーの役割より、花王で働くデザイナーの関わる仕事の範囲はずっと広いのではないでしょうか。デジタル動画の企画を考えたり、CM企画にビジュアル面から参加したり、グラフィックの専門性を生かしながら制作するものは多岐にわたります。

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モノづくりのプロセスに関わりながら
製品の魅力を余すところなく伝えるデザインを構築

既存製品のプロモーションを手がけることに加え、新製品を担当する場合は、コンセプトづくりや、製品づくりにまでも携わることがあります。これは、まさに花王の広告制作に携わる魅力そのものであると考えています。製品が実際に誕生するまでのプロセスを共に歩むことができ、また全てを把握したうえで、その魅力を最大限に伝えるためのコンセプトを企画します。そんな機会に身を置き仕事できることがとても恵まれたことであると思っています。すでに完成した製品についてオリエンテーションを受け広告制作に着手する場合と、製品づくりの初期段階から参加する場合とでは、実際に広告制作を行うアプローチが全く異なってきます。それは、ただモノの魅力を洗い出し、その表現方法を検討するに留まらず、そこに込められたつくり手の想いを受けたり、販売上の戦略と合致させたりなど、最終的に生活者に価値が伝わるまでのすべての工程をビジュアル化していくことが出来るからです。このような広告づくりの仕方に、日々やりがいを感じています。

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生活者が初めて製品を目にする
その瞬間を想像し、
ビジュアル面から最高の出会いを演出

花王というモノづくりの会社で働きながら感じるのは、「モノをつくっても、モノづくりは完成しない」ということです。作られたモノが、使われ、喜ばれた時に初めて“よきモノづくり”が完結すると私は思っています。しかし、使っていただくためには、まず製品に興味を持っていただかなくてはなりません。そのため、製品と生活者の初対面の場で、最高の第一印象をつくるのが私たちの役目。初めて誰かと会う時に少しでもいい第一印象を持ってほしいと思ったら、ただ自分が好きな服を選ぶのではなく、相手に合わせた服選びを心がけませんか?私たちの仕事も製品のターゲット像を詳細に想定することから始まります。また、生活者がどんな場面で広告をご覧になるのか、(お買い物の目的があって入った店頭の売り場、移動中にふと目に入る交通広告、ブレイクタイムに目にするSNS広告など)その瞬間を詳細にイメージしながら企画デザインを考案していきます。“よきモノづくり”の一連の流れの中で、生活者と花王製品を結び付ける重要な役割を担えることは、仕事をするうえでのモチベーションにつながりますし、自分が作ったものを目にする方の顔を思い浮かべ、生活の中で喜んでいただける姿を想像しながらデザインをするのは、この上なく楽しいことです。

表面だけではなく、
深くデザインを捉えることが
“よきモノづくり”につながる

学生時代に学んでいたデザインと、仕事で扱うデザインとは大きく異なる部分があると考えます。それは、デザインそのものの考え方です。学生の頃は、デザインを目に見える表面的な部分でしか捉えていませんでした。しかし、私たちが日々取り組む、花王の“よきモノづくり”の一端を担うデザインとは、つくり手が製品に込めた想いをビジュアル面から発信するものであり、生活者と花王製品を強く結びつける使命を持っています。「キレイ」「カッコいい」といった“美しい印象を与えるだけのグラフィックデザイン”と、製品の魅力を伝え“店頭で人を動かすデザイン”には、実は大きな違いがあるのです。その違いを強く意識し、実際の売り場で機能するデザインをとことん追求しています。
大変な場面もたくさんありますが、デザインの力で人を動かし、製品を通じて人々の生活に変化をもたらす一歩となる、そんな花王のグラフィックデザイナーという仕事にやりがいと誇りをもって日々業務に取り組んでいます。

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DAILY SCHEDULE

私のある1日の仕事

出社時


06:00 起床


07:00 身支度


07:30 通勤


08:30 出社


09:00 会議でデザイン案プレゼン


11:00 デスクワーク


12:00 昼食(社員食堂)



13:00 色校正


14:00 アイデアブレスト/資料探し


16:00 コピーライターとの企画打ち合わせ


17:30 終業


18:30 帰宅


19:30 夕食


21:00 家事、自由時間


23:00 就寝


在宅勤務時


07:00 起床


07:30 身支度


08:00 家事


09:00 始業


09:30 SNS投稿用動画撮影、編集


11:00 デザイン案チェック


12:00 昼食(自宅)



13:30 外部デザイン事務所との打ち合わせ


15:00 デザインワーク/アイデア出し


17:00 プレゼン資料作成


18:30 終業


19:30 夕食


20:30 自由時間


22:30 就寝


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