歯と歯ぐきの間にわずかな溝がある程度です。
歯ぐきにハレはなくピンク色で、ひきしまった状態です。
歯垢の中の細菌により、歯ぐきが炎症を起こしている病気。
歯と歯ぐきの間の溝が深くなり、歯ぐきが赤くハレて、少しの刺激で出血しやすくなります。
歯と歯ぐきの間の溝がさらに深くなります。
その中にひそむ細菌が増殖して炎症を起こし、その結果として、歯の土台の骨を溶かしてしまう病気です。
放っておくと、最後には歯が抜けてしまいます。
歯肉炎・歯槽膿漏(歯周炎)の総称です。
30代以降は、約7割以上が歯ぐきに何らかのトラブルを抱えているといわれ、50代以降になると、実に約半数が歯槽膿漏(歯周炎)にかかっているという実態があります。
2011年 歯科疾患実態調査 結果の概要(厚生労働省)
※歯肉炎・歯周炎(歯槽膿漏)・ 歯のない者に仕分けて作成
歯槽膿漏の主な原因のひとつは、歯と歯ぐきの間で増殖する細菌の塊(歯垢)。
細菌の塊から毒素が出され、歯ぐきが炎症を起こす病気が歯肉炎です。
さらに長期にわたり歯ぐきが毒素にさらされ続けると、結果として歯の土台の骨が溶けてしまい、歯槽膿漏になってしまいます。
まず、ブラッシングで、歯と歯ぐきの間にひそむ細菌をしっかりとかき出すこと。
きれいにした歯と歯ぐきの間、奥深くへハミガキの薬用成分を行き渡らせること。
歯ぐきを意識しながら、やさしくじっくりと毛先でマッサージするように磨くこと。
毎日の歯みがきで、歯ぐきをやさしくマッサージできるコツをご紹介します。
1えんぴつを持つように「ペングリップ」で持ちましょう。
えんぴつやペンを持つように、指先でハブラシを持って小刻みに毛先を動かすと、力が入りすぎずやさしく磨けます。このとき、ワキをしめるのがポイント。ヒジから先が安定して、磨きやすくなります。
2ハブラシのヘッドは「45度」にあてましょう。
歯と歯ぐきの間に毛先が入るよう、ハブラシのヘッドを45度くらいに傾けて磨きましょう。奥歯は、ほお側を磨くときは口を「い」の形に、舌側を磨くときは「お」の形にすると磨きやすいでしょう。
※ディープクリーン 歯ぐきケアハブラシは、人間工学に基づいた三角断面のハンドル形状。ペンのように握りやすいグリップ設計です。
3ハブラシの「毛のかたさ」にもこだわりましょう。
ふだんのブラッシングで痛みを感じやすい、敏感歯ぐきの方には<やわらかめ>のハブラシがおすすめです。