ヘアカラーリング剤の
種類と特長
ヘアカラーリング剤には、大きく分けて3つのタイプがあります。
それぞれの特長をよく理解して、上手に使い分けましょう。
髪色をしっかり変えたい方に 酸化染毛剤(ヘアカラー)
メラニン色素を分解して脱色すると同時に、染料同士を髪の内部で結びつけて、しっかり染めるというもの。白髪も黒髪も、ほぼ同じような色に染まります。
色合いが持続するのは、約2ヵ月。シャンプーしても、色は落ちません。染め直す目安は、約1ヶ月~2ヵ月。髪が伸びてくると、色の段差ができるので、部分的に染め直す必要があります。
パッチテストは毎回必要です。
●白髪をしっかり染めたい方に
●髪色を変えて長持ちさせたい方に
「クリームタイプ」
ハケ状のブラシで、染めたいところに丁寧にぬれて、部分的な白髪や全体染めにも使えます。小分けにして何度も使え、ムダがありません。
●生え際や根元など、伸びてきた白髪を染めたい方に
「泡タイプ」
髪に広がりやすく、なじませやすいので、髪全体を染めるのに適しています。
手でもみ込むだけなので後ろや内側を染めるのが苦手な方におすすめです。
●髪全体を簡単に染めたい方
髪をいたわりながら、 自然な色合いを与えたい方に 酸性染毛料(ヘアマニキュア)
メラニン色素は脱色しないで、染料をおだやかに浸透させます。白髪は自然な感じに色がつきます。黒髪はほんのりニュアンスが変わる程度。ヘアマニキュアだけで明るくすることはできません。
効果は約2~3週間。シャンプーのたびに徐々に色が落ちて、元の髪色に戻ります。2~3週間を目安に、定期的にヘアマニキュアで色つやを足しておくと、いつもきれいな髪でいられます。
パッチテストは必要ありません。
●髪の傷みが気になる方に
●一般的なヘアカラー(ジアミン系)が使えない方にも
※酸性染毛料(ヘアマニキュア)は、色が頭皮や手肌につくと、なかなか落ちません。
また、使用後、髪が濡れた状態(汗、雨など)では、衣服などにつくことがありますので、ご注意下さい。
白髪を一時的に簡単に隠したいときに 一時染毛料
髪の表面に色をつけるだけなので、シャンプーすると、すぐに色が落ちます。マスカラタイプやペンタイプなどがあります。
パッチテストは必要ありません。
●ヘアカラーの合間のサポートとして
●急なおでかけや来客の時に
●旅先で