2023年6月5日更新
【販売終了のお知らせ】
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年2月に生産終了のお知らせをさせていただいた
ヘルスラボ犬用体脂肪計ですが、在庫完売に伴い、
販売も終了となりますこと、謹んでお知らせいたします。
これまでお引き立てを賜り、誠にありがとうございました。
販売終了後も、点検・修理等のサポートは
2028年4月末日まで継続させていただく予定です。
なお、在庫部品での対応になりますので、
状況によってはサポート終了の時期が早まる可能性がありますこと、
ご理解、ご容赦賜りますようお願い申し上げます。
お問い合せ先は以下の通りです。
●製品に関するお問い合わせ
花王消費者相談室 0120-165-696
[受付時間9:00~17:00(土・日・祝日を除く)]
●点検・修理等に関するお問い合わせ
シグニサービスセンター 0120-343-155
[受付時間 月~金 9:00~18:00、土・祝日 9:00~17:00、日 9:00~15:30]
犬種による体型の違い、また同じ犬種でも個体差による体格の違いから、これまで分かりにくかった愛犬の肥満度。花王は、人用の体脂肪計メーカーである大和製衡(株)と共同で、「ヘルスラボ犬用体脂肪計」を開発し、愛犬の肥満度を客観的な数値で評価できるようにしました。
測定は、機器を導入している動物病院で簡単に行うことができます。人用の体脂肪計と同じ原理なので、痛みもなく愛犬に負担をかけることもありません。体脂肪率の測定により、肥満度の判定だけでなく、適正な給与カロリー(食事量)の算出も可能です。愛犬の健康管理や肥満対策にお役立てください。
花王は、日本臨床獣医学フォーラム(JBVP)の幹事である全国の獣医師の先生方と共同で、5,000頭を超える健康な日本の家庭犬の体脂肪率測定を実施しました。その結果、4頭に1頭が肥満であることが判明。また加齢や避妊・去勢によって、体脂肪率が増加することが明らかとなりました。
○全体の平均の体脂肪率は29.8%
○体脂肪率35%以上の個体が全体の30.2%
○体脂肪率40%以上の個体が全体の10.3%
○体脂肪率は、未去勢オス、未避妊メス、去勢オス、避妊メスの順に高くなっていきます。
○オス、メス、ともに避妊・去勢手術によって有意に体脂肪率が上昇します。
○体脂肪率は年齢とともに上昇し、特に1歳から5歳にかけて大きく上昇します。
●ヘルスラボ犬用体脂肪計を用いて測定
●N=5401(79犬種)
●日本臨床獣医学フォーラム(JBVP)年次大会2007にて発表
体脂肪は、エネルギーの貯蔵や保温をする、臓器を支えるなど、生命を維持するために重要な役割を果たす一方で、必要以上に多いと、いろいろな疾病のリスクが高まると言われています。体脂肪は外見や体重だけでは判断できません。正しく肥満度を判定するためには、体脂肪率を測定することが必要です。
◎たとえば同じ8kgの体重でも……
体重が重くても、筋肉質で脂肪がバランスよくついていれば、肥満ではありません。
内臓脂肪や皮下脂肪がつき、本来の体重(適正体重:5.6kg)を大幅に増加。肥満です。
なぜ犬用体脂肪計を開発したのですか。
従来、愛犬の肥満度を簡便かつ客観的に評価する方法はありませんでした。
たとえば犬種別の標準体重は、同じ犬種であっても個体差による違いが大きいことから、大まかな目安にしかなりませんでした。また、外観や触診で判断する方法は、評価する人によって違いが出るといった問題がありました。
家庭犬の肥満が増加していると言われているなか、まずはその実態をきちんと把握する必要があると考え、私たち花王は大和製衡株式会社と共同で「ヘルスラボ犬用体脂肪計」を開発し、愛犬の肥満度を簡便かつ客観的に評価する方法を確立しました。
この犬用体脂肪計を用いて、獣医師の先生方と共同で、全国の家庭犬を対象に測定調査を行った結果、
(1) 年齢とともに体脂肪率が上昇すること、
(2) オスよりもメスの方が体脂肪率が高いこと、
(3) オスもメスも去勢・避妊手術によって体脂肪率が上昇すること、などが明らかとなりました。
犬の適正な体脂肪率はいくつですか。
適正の範囲の目安は20%台(20~29%)ですが、愛犬の犬種や性別、健康状態によって変わることがありますので、測定時にかかりつけの動物病院にご確認ください。
体脂肪計で体脂肪率はどのように測るのですか。
一般的な人用体脂肪計と同様に「生体インピーダンス法」を採用していますので、愛犬への負担や痛みは全くありません。
犬の背中に消毒用エタノールを塗布し、被毛を掻き分けて、皮膚に直接電極をあてて生体インピーダンス(電気抵抗)を測定します。その数値から体脂肪率を算出します。
「犬用体脂肪計」は買えますか。
申し訳ございませんが、一般の方への販売は行っておりません。
測定部位の特定や、測定結果の解釈に獣医学的な知識が必要となるため、動物病院のみのお取り扱いとさせていただいております。