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障がいの有無に関わらず
誰もが働きやすい
環境をつくる。

リテールマーケティング
イノベーション部門 企画政策部
2018年入社 体育学部卒

入社3年目の現在はRMI部門の会計を担当しています。RMI部門の主な業務は消費者の購買行動や価値観などの調査・分析。これらの業務が円滑に進むよう、予算の策定や費用処理、書類の手続きなどを行うのが私の役割です。着任して間もないですが、責任ある業務を任せてもらっているため、これまで以上に気を引き締めて取り組んでいます。

入社後2年間は、人材開発部門D&I推進グループで障がい者雇用を担当し、ダイバーシティとインクルージョンを推進するための企画の策定に邁進しました。特に印象に残っている出来事は、2019年度の新入社員研修。自分自身が経験した研修でスタッフ職の内容が手薄だったことから「やってみたい」と自ら提案し、研修内容の企画から当日の運営まで任せてもらいました。具体的には、障がいのある社員の体験談や、先輩社員と新入社員の座談会などのコンテンツを企画。教育部とも協力し、これまでになく充実したスタッフ職の研修を準備することができました。新入社員からも「自分とはちがう障がいについて知ることができた」「入社時に抱えていた不安を解消できてよかった」という反応をもらえ、大きなやりがいを感じました。

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個人のやりたいことを
周囲が全力で応援してくれる。

就職活動の軸は、仕事と水泳が両立できること。学生時代から水泳の日本代表を務めていたため、働きやすさを重視して入社を決めました。入社後も1年目の7月までは現役で活動。現在は選手を引退しましたが、日本ろう者水泳協会で理事を務め、強化選手のコーチという立場で後進の育成に励んでいます。協会の会議や国内外での合宿に参加するために休暇を取ることがありますが、部署の上長や同僚も仕事と水泳の両立を理解してくれています。また両立していることにより、思わぬ相乗効果も。仕事で身につけた資料の作り方や計画の進め方などのスキルが水泳に生かされ、逆に水泳で身につけたコミュニケーションスキルが仕事に生かされています。両立することが、両方にとってのモチベーションアップにつながっています。

耳が不自由なので、普段は読話や手話を用いてやりとりしています。どうしても分からないときは、筆談をすることも。また会議では、チャットやUDトークを活用して会話の内容を読み取り意思疎通を図ります。しかし、場合によっては上手く読み取れないこともあるので、会議後に参加メンバーが内容を補足してくれて助かっています。個人がやりたいことは尊重し、足りないところは補い合えることは、当社の魅力の一つだと思います。

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障がいを持っていても
リーダーになれることを、証明したい。

これまで水泳を通して、健常者とコミュニケーションを取る場面をたくさん経験してきたからこそ、私にしかできないことがあると考えています。それは、障がい者と健常者の両方とコミュニケーションを取れるリーダーになること。障がいの有無を超えてリーダーシップを発揮することで、一緒に働く人たちに刺激を与えられるような存在になれたらと思っています。

一日の生活

7:30
始業。1日のスケジュール確認。


8:00
全国の支店で働く社員からの費用精算依頼対応


11:30
昼休憩(同じ部署のメンバーと一緒に食堂へ)


12:30
打ち合わせに向けての資料作成


13:00
部内ミーティング
(社員全体が働きやすい環境をつくるため提案を)


15:00
打ち合わせ内容を踏まえて上司と擦り合わせの打ち合わせを実施。
その後、提案資料作成。


17:00
終業。帰宅後、水泳協会の業務を行うことも。

一緒に働く上司からのコメント

現在、RMI部門の組織運営を担う企画政策部運営政策チームで主に部門が携わる費用の会計処理とその予実算管理、および総務業務を担当していただいています。前任の引継ぎからわずかひと月半後にコロナ禍による在宅勤務がメインとなってしまいましたが、業務内容の理解、それを円滑に進めるためのマニュアルを自発的に作成し、未経験の業務を正確かつ迅速に遂行しています。また、わからないことに直面した時はすぐに報告・連絡を行ない、解決できない場合は相談するという基本がしっかりしており、その行動は周りの信頼を獲得しています。今後もより一層の活躍を期待しています。

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※2020.11取材

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