先輩社員が語る「よきモノづくり」

  • 化学品営業 No.04

徹底した「現場主義」で
世界の産業を支える
 
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国際食料情報学部 2018年卒業

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「現場主義」でお客様の課題を解決し、
「よきイモノづくり」に貢献していく 

私は、「鋳物」をつくる際に必要な型をつくるためのケミカル製品を取り扱う仕事をしています。「鋳物」とは鉄やアルミニウムなどの金属を溶かし、型に流し込んで固めたものです。身近なものだと大仏や南部鉄瓶、マンホールなどがありますが、その他にも自動車を組み立てるロボットや工作機械、ペットボトルをつくる射出成型機など、様々な機械の部品に使われています。このように鋳物は社会の様々なところで使われており、「鋳物」をつくる「鋳造」とはモノづくりを縁の下で支える重要な産業です。
私の現在の担当エリアは、新潟・群馬・神奈川・東京・埼玉・山梨の1都5県です。お客様を訪ね、製品を普段ご使用いただく上で困ったことはないか、それを解決するためになにができるか、ということを常に考えながら営業活動をしています。
花王クエーカーの仕事の特長は、単に製品を売るだけではないソリューションビジネスであることです。自社ケミカル製品の提案だけでなく、お客様が製造する鋳物の品質改善、作業環境の改善、工場設備の利便性など様々なサポートを行っています。花王の企業理念である花王ウェイの「顧客を最もよく知る企業に」や「現場主義」はもちろんのこと、「よきモノづくり」を花王クエーカー流にもじった「よきイモノづくり」のために徹底的にお客様の気持ちに入り込みながら、社内外の様々な方々と情報共有を行い一体となって課題の解決をしています。

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感謝が喜びに、
喜びが成長に繋がる

私は大学時代に農業政策を専攻しており、化学や金属についての知識はあまりありませんでしたが、入社後に社内外で丁寧に研修をしていただいたことで、すぐに不安はなくなりました。当初は、東日本エリアを中心とした様々なお客様へ営業所の先輩と訪問し、先輩がどのように営業活動をされているのかを学びました。
お客様の目線に立つことを知るためにお客様の会社で5日間研修を受けた際には、実際に製品を使っていただくところを見たり、お客様の現場で「よきモノづくり」のために工夫されていることを学ぶことができたりと、座学では学び得ない経験をしました。農業と鋳造はどちらも数千年の歴史があり、太古から人々の生活を支えてきました。大学時代からモノづくりの大変さを身近に感じていたことが、お客様の悩みを解決したいという現在の営業活動に活きていると感じます。
入社から3年が経ち、お客様が課題の相談をしてくださることや、その課題を解決に導くことができたときに、やりがいを感じています。感謝してもらえたことの喜びの積み重ねによって、自信をもって仕事をすることができ、成長に繋がっていると実感しています。そして、花王クエーカーには中国や東南アジア・インドなどグローバルに活躍する場があります。国によって市場環境や文化は異なりますが、自社製品や鋳造に関する知識を深め、提案力を身に付けることで世界のどこでも働くことのできる人財になっていきたいと考えます。

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自分にしかできないことを見つけ、
グローバルに活躍できる人財へ

私には仕事をする上で大切にしていることがあります。
それは自分にできることは何か、を常に意識して行動することです。仕事は、自分一人で遂行することは絶対にできません。特に経験が浅いうちは、先輩方を始め社内外の多くの方に助けてもらいながら仕事をすることになります。入社してすぐの頃、当時の上司からある言葉を言われました。それは「1年目は居なくてもいい、2年目は居てもいい、3年目は居なければならない」。
言葉面だけをみると少し過激かもしれませんが、「新人は迷惑をかけるもの。失敗を恐れず、経験を積んでいくことが大切である」というメッセージでした。実際に担当顧客を持ち始めた頃、お客様の設備更新の準備をしたのですが不備があり、先輩にカバーしてもらうことがありました。最初は責任を感じて落ち込んでしまいましたが、上司の言葉を思い出し、挽回するために何ができるかに考えを向けて乗り切ることができました。「居なければならない」と思ってもらえているか自分ではわかりませんが、自分にできることをこれから少しずつであろうと積み重ね、「自分にしかできない」ことをつくっていくことで、お客様や社会に貢献してきたいと強く感じます。

既存の概念に捕らわれず、
世界を変えることのできる仕事

ケミカル事業は、既存の概念にとらわれないような新しい製品を生み出すことのできる仕事です。花王ではコンシューマープロダクツ事業を併せ持つことから、ある技術が思いもよらなかった別の事業で活用されることもあります。実際に、紙製パッケージをつくるために開発された成型加工技術が、花王クエーカーの“EGランナー”という製品に活用されました。この“EGランナー”は再生パルプ原料からできた筒状の製品で、1400度ほどの溶けた金属が中を通っても、焼失せずしっかりと形状を保持することができます。これまではセラミック製が一般的でしたが、この“EGランナー”を使用することで、セラミック廃棄物低減による環境負荷の低減や、作業性の改善を実現することができました。現在では、日本・欧米・中国・東南アジア等の世界中の鋳物会社に採用していただいています。
このように、社会的な課題やお客様の課題を解決し、世界を変えることができるのがケミカル事業です。
就職活動は正解がなく、人と比べて不安になることもたくさんあると思います。それでも、思い込みだけで選択肢を狭めずに、様々な可能性を持って自分に合った企業を見つけていってください。一緒に働けることを楽しみにしています。

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DAILY SCHEDULE

私のある1日の仕事


06:00 起床


06:30 身支度


07:30 通勤


08:30 出社


09:30 チーム内ミーティング


10:30 顧客向けプレゼン資料作成


12:00 昼食



13:30 顧客訪問(新製品試作の立ち会い)


16:00 帰社


16:30 代理店向け製品勉強会(web)


18:00 翌日の準備


18:30 退社


19:30 帰宅


20:30 自由時間 夕食などリラックス


23:00 就寝


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