手で物をつかんだり、さわったり、投げたり、たたいたり、小さい子どもによく見られるこれらの行動。実はこれ、からだで触れて感じることで、さまざまなことを学んでいるのです。でも少し大きくなると、感じることにも学ぶことにも少し変化が現れます。そのひとつに、子どもはパパとママから違ったものを感じ、学び分けているようです。

パパからは、外で走りまわったり、かくれんぼしたり、おんぶしてもらったり、「遊び」を通して社会性や協調性を学んでいきます。一方ママからは、一緒にお風呂に入ったり、服を着替えさせてもらったり、髪をとかしてもらうことで、やすらぐ気持ち、やさしい気持ち、おだやかな気持ちが育まれていくのです。ママとパパには、それぞれ役割があるのですね。

子どもが小さい頃は、どうしてもママと過ごす時間が多くなりがちですが、パパもできるだけ時間を見つけて、例えば週末のお風呂など、積極的に子育てに参加してみてください。いろんなことを感じ、いっぱい吸収して、元気でやさしい子に育ててくださいね。