インタビュー フラワーショップ店員さん
手を酷使している人たちに聞いてみました
花屋は水も触りますし、土も触るので、濡れた手で土を触る、手を洗う、また濡れる、土触る、水触る、の繰り返しで休まる時がないんです。どうしても濡れっぱなしになってしまうので、皆さんご想像の通り、もう荒れ荒れガサガサなんですよね。
特に親指は、荒れてパサパサになっている所で葉や茎を力を入れて引っ張ったり、押さえたりするので、切れたり血が滲んできたりもします。
今度は家に帰れば主婦ですから、ご飯の用意もあれば洗濯もある。
手にとっては戦いです、家でも仕事でも。水、乾燥、水、乾燥…きついと思います。
でも、手荒れを気にしていたらなにもすすまないので、やるしかない。しょうがないなって。
仕事中にハンドクリームをつけてしまうと、セロファンを巻く時に指紋がついちゃったり、テープも使うので、だめなんですよね。濡れた茎や葉を切る時なんかもハサミやノコギリがハンドクリームで滑るんじゃないかと思うと、怖くてつけられないんです。なので、仕事してる時はガサガサの手っていうのが一番都合のいい状態っていうのがつらいんです。ハンドクリームをつけたいんですけどね、っていう。
驚きましたね。滑らかでした。指先がするっとこう抜ける感じ。いつもはガサガサガサって滑らないんですけど、それがするっと手先にまで手が自然にいった感じです。自分の手じゃない、みたいな感じ。
それでいて、ベタつかない。それなのに手は柔らかいので、ほんと不思議でした。
何度も水を使っても落ちない感じなのも、仕事している身としては助かります。
もう普通に使ってますし、習慣になってます。
水に触るのも怖くないというか、ストレスがなくなったというか。
水を使っても、また塗り直すことを忘れてしまっているくらいですから。
心強い感じがします。家でお湯を使うのも怖くなくなりましたね。
今まではお客様に商品やおつりを渡す時に、手が荒れているとやっぱりものすごく気になっていました。
結婚式に向けて、このお花がいいんじゃないですかって幸せのお花のプレゼンテーションする時に
ガサガサの汚い手を出すのは申し訳ない気持ちがあったんですけれど、それはなくなりましたね。