Lesson 1
食べかすや歯垢が残っていると、口内細菌が繁殖して、ネバつきの原因に。磨き残しやすい危険ゾーンを重点的にケアしましょう。
歯みがきは、「食べたらみがく」が基本です。みがき残しが多いのは、「歯と歯の間」「歯と歯ぐきのさかいめ」「歯ならびの悪いところ」など。歯ブラシが届きにくいところほど意識して、ていねいにみがきましょう。
舌にも、口内細菌はいっぱい。ネバつきや口臭は、舌にたまった細菌のかたまり(舌苔)から発生することが多いので、定期的に舌の汚れを落とすのも効果的です。
朝、起きたとき、お口のネバつきが気になりませんか。寝ている間は、起きているときより、唾液量が少ないため、口内細菌が繁殖しやすいのです。就寝前は、いつもより時間をかけて、ていねいに歯磨きをすることが大切です。
歯みがき後に、洗口液を使えば、すき間の奥までキレイを保ち、長時間サラサラお口がキープできます。洗口液を口に含み、お口全体に液をぐるぐる回して、お口のすみずみに潜む細菌まですっきり洗い流しましょう。
Lesson 2
口内の汚れを洗い流し、口内細菌の繁殖を防ぎ、ネバつきを抑えてくれる「唾液」。そんな大切な役割を果たす唾液の分泌を促し、お口をサラサラに保ちましょう。
唾液の分泌を促すのに効果的なのが、よくかんで食べること。かめばかむほど、唾液の分泌は促されます。食事はよくかんで食べる習慣をつけましょう。シュガーレスガムなどを利用するのもおすすめ。また、梅干などのすっぱいものを食べたり、水分をまめにとったりするのも、唾液の分泌を促すのに効果的です。
大きな唾液腺のある場所をマッサージすると、唾液の分泌が促されます。3分間ほど、痛くない程度の力で押してみましょう。
耳下腺(じかせん)
人差し指を耳たぶの下あたりに当てて、後ろから前へぐるぐる回すように押す。
顎下腺(がっかせん)
4本の指をあごの骨の内側のやわらかい部分に当て、耳の下からあごの下まで5カ所くらいを順番に押す。
舌下腺(ぜっかせん)
両手の親指をそろえ、あごの真下から、舌をつきあげるように、グッと押す。
*唾液腺マッサージ、舌体操の参考文献: 「健口体操1・2・3」 (北原稔、白田チヨ編著、一世出版)
舌を意識して動かすと、唾液がじわ~っと出てくるのが実感できます。口の中が乾いたときや食膳などに動かしてみましょう。
舌で上くちびるを押す。
舌で下くちびるを押す。
舌で左右のほおを押す。
舌を口のなかで回す。
舌を思いきり前に出したり、
ひっこめたりする。
舌を前に出して、 左右に動かす。
口のまわりをなめるように 舌を回す。
舌を出して、鼻の頭やあごを なめるように、 上下に動かす。
*唾液腺マッサージ、舌体操の参考文献: 「健口体操1・2・3」 (北原稔、白田チヨ編著、一世出版)
Lesson 3
ストレスや疲れなども、唾液が減少する原因のひとつ。日頃の生活習慣も見直してみましょう。
唾液の分泌は、自律神経の影響を受けるため、ストレスを感じると、唾液分泌も減少しがち。また、疲れが原因で、唾液の分泌が減ることもありますので、1日の終わりにはゆったりリラックスし、睡眠も十分にとりましょう。
食事抜きや偏食などで、食生活が乱れると、唾液の分泌が悪くなることも。1日3食、栄養バランスのとれた食事を心がけてください。また、甘いものは細菌繁殖の原因になりますので、食べた後は必ず歯みがきを。タバコは、お口の粘膜を乾燥させて、減少させる原因になるので、吸いすぎに注意しましょう。
唾液量は1日の中でも変動があり、眠っている間は唾液が減少。また、緊張やストレス、疲れなどでも唾液は減少し、細菌が繁殖しやすくなります。そんなときこそ、ピュオーラの出番。就寝前や起床時には、とくにおすすめです。いつもサラサラのお口で、気分さわやかに過ごしましょう。