子育て期のお掃除

ハイハイしたり、床遊びが増えたりホコリとの距離がグッと近くなる子育て期。
他にもご飯の食べこぼしやトイレの汚れなど、様々な汚れの心配事が増えますね。
そんな育児中に役立つお掃除情報をお届けします。

目次

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基本のポイント

子育て中の家の掃除で共通で気を付けることとを簡単に紹介します。

  • 掃除時は子どもを別室やベビーベッドに移す、もしくは誰かに見てもらうようにしましょう。
  • 掃除・消毒時は十分換気をしましょう。また、スプレーを子どもの近くで使わないよう注意しましょう。
  • 洗剤使用後は十分にすすぎや水拭きを行い・乾燥させて残留を避けるようにしましょう。水拭き不要の洗剤もあるため、使い方をよく読んでからお使いください。
  • 掃除道具の衛生を保つようにしましょう。交換できるものは頻繁に取り換えたり、雑巾・スポンジなどは十分乾かすようにしてください。
  • 誤飲を防ぐため、洗剤は高い位置などの子どもの手が届かない場所や鍵のついたところに保管するようにしましょう。ボトルは立ててキャップをしっかり閉めましょう。

ハイハイ・
床遊びをはじめたら

ホコリや花粉・ハウスダストなど床の汚れと子どもとの距離がグッと近くなる時期。普段の大人の生活では目につかないような汚れにも気を配る必要があります。汚れを吸い込んでしまわないよう、こまめな清掃を行いましょう。

●舞い上げず、静かにゆっくりと
いきなり掃除機をかけると排気でホコリが空気中に舞い上がってしまうので、先に目視で確認できるゴミは拾った後、フローリング用のワイパーや拭き掃除でキレイにしていくことがおすすめです。住居用洗剤を使用する場合は、洗剤が残らないよう最後に水拭きをしてよく乾かしましょう。

●朝と帰宅後の掃除がおすすめ
夜間に室内に沈着したホコリは朝のうちに。また、帰宅直後に、外から持ち込んだ花粉やホコリを清掃できると効率的です。

●床に置くものを減らす
おもちゃは一度に出すものを減らしたり、小物は専用箱を用意する、ラグは洗えるものを選ぶなど工夫をすると普段のお掃除が楽になります。

おすすめアイテム

なんでも口に
入れてしまう時期に

乳幼児期は、何でも口に入れたりなめてしまうことも多く、おもちゃはもちろん、タブレットやリモコン、小瓶やアクセサリーなど手に取りやすい身の回りの物の衛生管理には十分気を付けましょう。

●日常的な除菌を
おもちゃ・リモコン・ドアノブなど手を触れることが多い物や場所。食事の前後のテーブルや、ベビーチェア、食事のマット。キーボードやスマホ、タブレットもいろいろな手で触るので、遊ぶ前後や1日の終わりにサッと除菌するようにしましょう。
遊ぶ直前に除菌する場合は、清潔なふきんで水拭きすることをおすすめします。

●除菌スプレー後のふき取りにも注意
除菌後のふき取りで不衛生なふきんを使ってしまうと、かえって菌を塗り広げてしまう恐れがあります。キッチンペーパーか、清潔なふきんでふき取るようにしましょう。

●除菌アイテムを使い分けると効率的
ピンポイントの除菌にはシートタイプ、広範囲の除菌にはスプレータイプがおすすめです。おもちゃや手すりはシートで拭き、テーブルやおむつ交換台などはスプレータイプを使用すると効率的に除菌できます。

離乳食期の
食べこぼしに

乳幼児は、運動機能が未発達なため手指や口を上手に使えず、よく食べこぼしをしてしまいます。また、好奇心旺盛なため食べ物を口に運ばず、つかんだり、投げたりして感触を確かめようとしてしまいます。どれも成長には必要な行動です。見守りながらなるべく掃除が楽になるよう対策をたてましょう。

●片付けしやすい環境を
お食事用のエプロンの使用、テーブルやイスの下にはシートや新聞紙を敷くことで食べこぼした後の片づけがスムーズになります。また、テーブルとイスの周囲にものを置かないようにすることで、食べ物を振り回したり、こぼしたりしたときのお掃除が比較的楽になります。

●食べこぼしが乾いてしまう前にサッとお掃除
食べこぼし汚れは時間がたつと固着したり、ベタつきが酷くなってしまい、お掃除の負担が増えてしまうことがあります。早めに取り除くよう心がけましょう。

●洗剤を使う場合、除菌できるものが効果的
洗剤を使用することで食べこぼしだけでなく、手アカなどもしっかり落とし、ニオイの発生も防ぐことができます。除菌効果がある洗剤を使うと、菌をしっかり除去することができます。最後に清潔な布やペーパーでふき取るようにしましょう。

トイレ
トレーニング期に

トイレトレーニング中の失敗はつきもの。どうしてもお掃除の頻度は増えてしまいますね。小さな子どもはトイレの様々な部分を触ってしまいますので、おしっこをこぼしやすい場所だけではなく、様々な部分のこまめなお掃除が大切となります。

●子どもが触りやすい場所
小さな子どもは体を支えるために、用を足すときに体の横にあるものを掴むことが多くなります。便器のフチ、便座の裏側、便器と便座の間までしっかり掃除しましょう。

●壁、ドアノブ、レバーまで忘れずに
便器や床だけでなく、壁にも尿汚れがついてしまうことがよくあるため、洗剤やシートを使って丁寧に掃除しましょう。また、ドアノブやレバーは家族全員が高頻度で手を触れる場所のためお掃除を忘れないようにしましょう。

●おしっこをこぼしてしまったら
おしっこをこぼしてしまったときは、まず雑巾等で押さえて吸い取りましょう。こすると汚れを広げてしまうので注意してください。ふき取った後にトイレ用洗剤を使ってお掃除してください。

遊び中につけてしまった
「クレヨン汚れ」に

お絵かきに夢中になった結果、ついつい紙をはみ出して床やテーブルを汚してしまう。よくあるシーンですが、お掃除するのはとても大変ですね。そんな、お家遊び中に発生する手ごわい汚れのひとつ、クレヨン汚れの落とし方を紹介します。

●油汚れ対応の洗剤を選ぶ
クレヨンは油性の汚れですので、油汚れに対応した住居用洗剤を布にスプレーしてふけば取れます。

●拭き掃除はきれいな面で
クレヨンが沢山ついた布はかえって汚れを広げてしまう可能性があるため、ある程度掃除したらきれいな面に取りかえてふきましょう。

●素材にあった洗剤を選択
床や壁、テーブルなどの家具は木製やビニール製など素材が様々なため、使用する洗剤がその素材に対応しているか注意書きをよく読むようにしましょう。必ず目立たない場所でまず試して、材質に変化がないことを確かめてからお掃除してください。

ライフスタイル別
お掃除

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