日々のトイレ掃除の効率的な手順、
見落としがちな汚れと場所、しつこい汚れの落とし方など、
清潔なトイレ空間を保つポイントをお届けします。


普段のお掃除には一般的なトイレクリーナーやシートクリーナーがあれば十分です。汚れがひどい場合は、黄ばみ・黒ずみが落とせる専用の洗剤などの使用をおすすめします。
1. 準備
※トイレの取扱説明書を良く読んでから始めてください。
換気をする: 窓を開けたり、換気扇を回して換気します。
道具を揃える: 必要な道具と洗剤を用意します。
2. 便器の掃除
洗剤を使う: 便器内にトイレ用クリーナーをかけ、数分間放置します。汚れが落ちやすくなるのを待ちます。
ブラシで磨く: トイレブラシを使って、便器の内側をしっかり磨きます。特に縁の裏側や底の部分は汚れが溜まりやすいので念入りに。
水を流す: しっかり磨いたら、便器の中を水で流します。
3. 温水洗浄便座のノズル掃除
※温水洗浄便座の取扱説明書に従って行ってください。
温水洗浄便座のノズルを慎重に引き出し、トイレ用クリーナーを使って汚れを取り除きます。ノズルを拭いて、しっかり乾かします。
4. 便座と蓋の掃除
便座と蓋に適したトイレ用クリーナーをスプレーし、数分間放置します。
便座と蓋をしっかり拭きます。ヒンジの部分も忘れずに。
5. 床と壁の掃除
床と壁をシートクリーナーを使って拭きます。壁や床はほこりや髪の毛が溜まりやすいので、隅々まで拭いてください。
6. 仕上げ
最後にすべての掃除道具を片付け、手をしっかり洗います。トイレを使用する他の人が不快に感じないよう、窓や換気扇を使って換気を行いましょう。
●トイレの使用習慣
使用後に便座を軽く拭いたり、消臭スプレーや消臭効果のあるクリーナーをひと吹きすることで、ニオイの蓄積を防ぎます。使用後は便器の蓋を閉めておくことで、ニオイの拡散を防ぎます。
●日々の小掃除を習慣化する
毎日少しずつ掃除をすることで、大掃除の手間を減らせます。たとえば、毎朝便器の縁をさっと拭く、使用後に便座を軽く拭くなど。
●道具の清潔さも保つ
使用したブラシ等は定期的に洗浄し、清潔に保ちましょう。汚れた道具を使うと逆効果です。
トイレ掃除をする際には、様々な種類の汚れに対応する必要があります。まずは、それぞれの汚れを知っておきましょう。
●黄ばみ
尿石や尿の成分が 蓄積してできる黄色い汚れ。便器内や縁の裏側に多いです。

●黒ずみ
湿気の多い場所に繁殖するカビや細菌によってできる黒い汚れ。便器の内側や縁裏、ゴムパッキンなどに発生しやすいです。

●水アカ
水道水に含まれるミネラル分が乾いて残る白い跡 。便器や手洗い部分、蛇口周辺に見られることが多いです。

●ホコリや髪の毛
床や壁に溜まりやすい汚れです。

●ニオイ
細菌の繁殖や尿・尿石が原因となることが多いです。便器内や便座はもちろん床の隅や壁など見落としがちな部分が発生源となることもあります。

トイレには見落としやすい箇所や落としにくい汚れがいくつかあります。これらの箇所を定期的にチェックして掃除することで、清潔な状態を保つことができます。以下に見落としやすい箇所と汚れを紹介します。
●便器内や便座内側の黄ばみや黒ずみ
普段の掃除では落としきれない汚れが発生した場合、専用洗剤を使用すると効果的です。

●蛇口
蛇口の水アカは放っておくと、どんどん汚れが積み重なって白く曇って落ちにくくなっていきます。その場合、専用の洗剤やアイテムをつかって落としましょう。

●タンクの手洗い部分
タンクの手洗い部分はホコリや水垢がたまりやすい場所です。取り外せる場合、定期的な掃除をおすすめします。

●ペーパーホルダーやタオルリング
手が触れる部分なので皮脂汚れや菌が付着しやすいですが、普段の掃除で見落とされがちです。

●ドアノブやスイッチ
手の触れる頻度が高い場所で、皮脂汚れや菌が付着しやすいです。

●温水洗浄便座のリモコン
使用頻度が高く、皮脂汚れが付きやすいです。

●フローリングやタイルの目地
トイレの床は、尿はねなど意外と汚れが溜まりやすい場所です。定期的に掃除しましょう。

●換気扇や通気口
埃が溜まりやすく、換気効率を下げる原因になります。
