日々のキッチン掃除の効率的な手順、
見落としがちな汚れと場所、しつこい汚れの落とし方など、
清潔なキッチンを保つポイントをお届けします。


普段のお掃除には一般的な食器用洗剤やキッチン用クリーナーがあれば十分です。汚れがひどい場合は、焦げ・油汚れなど専用の洗剤を使用をおすすめします。
1. 食器洗い
食器や調理器具を食器用洗剤で洗います。油汚れがひどい場合はぬるま湯を使うと効果的です。スポンジで優しくこすり、よくすすいで乾かします。
2. シンク掃除
キッチン用クリーナーとスポンジでシンクを磨き、ぬるま湯でしっかり流します。
細かい部分の汚れが気になる場合、古い歯ブラシなどを使用して隅々まで掃除します。
3. 壁やレンジフードの掃除
コンロ周りの壁やレンジフードは油汚れが付きやすい箇所です。キッチン用クリーナーを含ませたペーパーやクロスで拭き掃除します。
4. コンロ掃除
コンロの五徳や受け皿を外し、キッチン用クリーナーで洗います。油汚れがひどい場合はお湯につけ置きすると効果的です。コンロ表面はスポンジで優しくこすり、拭き取ります。特にガスコンロのノズル周りは汚れが溜まりやすいので念入りに掃除します。
5. カウンターと棚
キッチンカウンターはキッチン用クリーナーを含ませたペーパーやクロスで拭きます。
棚や引き出しは物を一旦取り出し、埃を取り、キッチン用クリーナーを含ませたペーパーやクロスで拭き掃除します。
6. 床掃除
キッチンの床は最後に掃除します。まず大まかなゴミを取り除きます。
次に、床用クリーナーなどでしっかり拭き掃除をします。
●コンロ周りの掃除は「上から下へ」
キッチン掃除をする際には上から下へと順番に掃除を進めるのが効率的です。特にコンロ周りは先にレンジフードや壁などを掃除し、最後に床を掃除すると二度手間無しで汚れを取り除けます。
●掃除しやすい環境を整える
キッチン周りを整理整頓しておくと、掃除がしやすくなります。使わないものは出しっぱなしにせず 、物の定位置を決めておくのがおすすめです。
●お掃除の頻度を決めておこう
シンクやカウンターなど汚れがたまりやすい場所は毎日、その他の場所は週1回程度、換気扇など手の届きにくい場所は月1回程度など、お掃除頻度を変えて負担を減らしましょう。
キッチンは、食品や油などのしつこい汚れが付着しがちです。放置すると固着し落としにくくなるものが多いため、軽いうちに日々の掃除で落としましょう。
●水アカ
水道水のミネラル分。水滴が乾くと白い跡が残る汚れ。

●油汚れ
料理中に飛び散った油はコンロやコンロ周りの床・壁、レンジフードに溜まりやすく、放っておくと固着してしまいます。

●コゲ汚れ
調理中にこぼれた食品や油、調味料などが調理機器の熱で焦げつき、素材にこびりついた頑固な汚れ。

●ベタつき汚れ
特にキッチンの床は、油汚れや料理の食べカス、洗い物ではねた水、洗剤などが付着してベタつきがちです。

キッチンには、汚れを見落としやすい箇所や落としにくい汚れもあります。これらの箇所を定期的にチェックして掃除することで、清潔な状態を保ちましょう。
●五徳や魚焼きグリル
焦げ汚れが溜まって固着しやすいので、定期的に外して掃除が必要です。

●換気扇や換気扇フィルター
換気扇は高い位置にあり手が届きにくいため、油汚れが酷くなるまで放置されがちな場所です。

●シンクの排水口
排水口は食べかすや油汚れが溜まりやすい場所です。

●蛇口の根元や裏側
蛇口の根元や裏側は水垢が溜まりやすい場所。これらの箇所はブラシを使って掃除しましょう。

●電子レンジやトースターの内側
電子レンジやトースターの内側は食品が飛び散ることが多いですが、扉を閉めると見えなくなるため見落としがちです。

●棚や引き出しの奥
棚や引き出しの奥は埃やこぼした調味料の汚れなどが溜まりやすい場所ですが、暗く目につかないため見落としがちです。

●キャビネットの取っ手
取っ手は手垢や油汚れが付きやすい場所です。

●壁の隅やスイッチ周り
調理中に汚れが飛び散り、放っておくと固着してしまうことがあります。
