夏に大活躍

汗も汚れもすっきり!帽子のお手入れ・洗い方

汗や皮脂で汚れやすい帽子

カラダの中で最も多く汗をかくのは額です。
そのため、強い日差しから頭を守るためにかぶる帽子は、夏は大量の汗で汗臭くなったり。特に額に触れる「すべり」の部分は、汗や皮脂の他に、日やけ止めやファンデーションなどで汚れやすく、ここを清潔に保つだけでも違います。

すべり 帽子の内側にぐるっと一周縫い付けられたテープ状のパーツ。のイメージ図

帽子の基本的なお手入れ

帽子には、水にぬれると型崩れしやすいものも多く、お手入れに悩むところですが、まずは、洗える、洗えないに関わらず、どの帽子にも当てはまる基本的なお手入れ方法を紹介します。

①ホコリを取る

帰宅後は洋服ブラシや帽子用ブラシでブラッシングし、ホコリを取ります。

②内側の「すべり」は「たたき拭き」で

水で固く絞ったぬれタオルを使って、たたくように拭き、汗などの汚れを取ります。

日やけ止めやファンデーションなどの汚れは
おしゃれ着用洗剤「エマール」を手洗い濃度に薄めてタオルをひたし、固く絞って「たたき拭き」します。
洗剤成分が残るとシミの原因になるので、きれいな水ですすいだタオルで、成分が残らないよう2~3回清め拭きをします。​

③乾燥させる

風通しのよいところで陰干しにします。


三ツ星シュフみっちゃん's Point!

いつもさわやか!帽子にひと工夫

汚れ防止に帽子用汗取りパッド
「すべり」の額側に貼り付けることで汗を吸収し、日やけ止めやファンデーションなどの汚れが帽子自体に付くのを防ぎ、清潔に保てます。​

消臭・除菌には
衣類スチーマーが便利です。 水洗いOKの帽子は消臭スプレーも。​

夏は防水スプレーはNG
通気性が悪くなり、蒸れやすく熱がこもりやすくなるので夏場の帽子に使うのはおすすめしません。​


実践!洗える帽子を洗ってみよう ー準備ー

◆洗える?洗えない?洗濯表示をチェック

洗濯表示の見方。「家庭で洗える」「家庭で洗えない」の表示一覧。

必ず洗濯表示を見て、洗えるか、洗えないか、確認します。家庭で洗えない表示の場合は、クリーニング店やプロに任せましょう。​

詳しい洗濯表示の見方はこちらから
丸わかり!洗濯表示の意味。衣類を洗う前にチェックを

◆準備するもの

【必要なもの】

  • ・おしゃれ着用洗剤 エマール
  • ・洗い桶
  • ・バスタオル
  • ・洗濯ネットやポリ袋
  • ・ザル(帽子の大きさにあったもの)

【あると便利、好みの仕上げに】

  • ・柔軟仕上げ剤
  • ・洗濯用のり剤
  • ・洗濯用ブラシやスポンジ
  • ・使い古しの歯ブラシ
  • ・洋服ブラシや帽子用ブラシ


実践!洗える帽子を洗ってみよう ーやさしく「押し洗い」ー

帽子は型崩れしやすいものが多いので、手洗いがおすすめです。
「洗濯機洗い可能」の帽子も、型崩れを防ぐためにネットに入れて単独で洗いましょう。

①汚れ部分を前処理

「すべり」の内側に溜まったホコリを古歯ブラシなどで掻き出します。すべりと気になる汚れに「エマール」の原液を直接付け、なじませておきます。

②洗濯液を作る

30℃以下の水を洗い桶にはり、「エマール」を溶かします。(4リットルに対し、原液10mlが目安)

③やさしく「押し洗い」

帽子を沈めたり浮かせたりを20~30回くり返します。(せんいの間を洗濯液が通ることで、汚れが落ちます)

④きれいな水ですすぐ

きれいな水に入れ替え、「押し洗い」の要領ですすぎます。(2回くり返す)

⑤タオルドライ

広げたタオルの上に帽子を置き、タオルではさむように、やさしく水気を取ります。


三ツ星シュフみっちゃん's Point!

ちょい手間で、見違える仕上がりに!

キャップは、ザルで洗う⁈
キャップなどたためないハリのある帽子は、ザルにかぶせた状態で洗濯液に入れ、洗濯ブラシやスポンジで洗います。ザルにかぶせたまま2回すすいでタオルドライします。​

型崩れを防いで洗えるのでおすすめよ。

好みに応じて仕上げる

柔らかく仕上げたい
帽子を2回すすいだ後、水に柔軟仕上げ剤を溶かし、3分ほどひたし全体にゆきわたらせたら、軽く水気を取ります。​

ハリよく仕上げたい
帽子を2回すすいだ後、水に「洗濯用のり剤」を溶かして、3分ほどひたしたら、軽く水気を取ります。​

  • 「洗濯用のり剤」の濃度や使い方は、製品の表示を確認してください。​


実践!洗える帽子を洗ってみよう ー干し方ー

布はぬれて乾くときに縮みが出やすくなります。
干すときは、きれいなシルエットに仕上がるように、ぬれている状態から、ゆがみやシワ、縫い目を手で伸ばしたり引っ張ったりして形を整えましょう。

クラウンの部分は、洗濯ネットをまるめたり、ポリ袋に空気を入れ風船のように膨らませたものを入れ、型崩れしないように整えます。

干すときは、風通しのよい直接日の当たらない場所で、形を整えたままザルや室内干し台の上などで平干しし、十分に乾燥させましょう。


いかがでしたか。お気に入りの帽子をお手入れして、暑い夏をさわやかに乗り切りましょう。

夏の熱中症対策には、1時間に1回くらいは、帽子を外して、蒸れを解消してね!

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