紫外線・UV対策<スキンケア編>

一年中UVケア!日焼け止めの効果的な塗り方・塗り直しのポイント

紫外線は一年中降り注いでいる。日傘や日焼け止めで対策を

季節や天候によって、地表に届く紫外線の量に差はありますが、紫外線は毎日肌に降り注いでいます。外出する際は、日焼け止めのほかに、日傘やつばの広い帽子、長袖の衣類などで、できるだけ紫外線を浴びない工夫を心がけましょう。

◆曇りの日や日陰も要注意!

紫外線は反射や散乱をしやすいため、私たちが浴びる紫外線量の約半分は、直射ではなく地面や空気中の粒子などで反射・散乱して肌に届くものです。曇りの日でも、晴れた日の半分程度の紫外線量があり、日陰も日なたの半分程度の紫外線量があるので、注意が必要です。

◆地表面の反射(照り返し)にも注意!

屋外にいる人は、紫外線を直接浴びるだけでなく、地表面で反射された紫外線も浴びています。紫外線の反射率は、地表面の種類によっても異なり、海やプール、スキー場で浴びる紫外線量は、私たちの日常生活で浴びる量よりも多くなります。

紫外線の反射率の比較表。アスファルト10%、水面10~20%、砂浜10~25%、新雪80%。出典:地表面の反射紫外線(気象庁)

生活シーンに合わせた日焼け止めの選び方

日焼け止めに記載されている「SPF」や「PA」の値は、日焼け止めの効果の高さを表す指標です。「SPF」はUV-B(シミの原因となる紫外線)、「PA」はUV-A(シワやたるみの原因となる紫外線)を防止する効果の目安で、SPFの数値が高いほど、PAの+の数が多いほど、効果が高いことを表します。生活シーンに合わせたものを選びましょう。

◆生活シーンに合わせた 紫外線防止用化粧品の選び方

生活シーンに合わせた紫外線防止用化粧品の選び方の図 日本化粧品工業連合会編「紫外線防止用化粧品と紫外線防止効果」より

日焼け止めは塗りムラなく均一に

日焼け止めなど、紫外線防止効果のある化粧品を塗ることは、紫外線を防ぐことに役立ちます。ただ、日焼け止めを使っていても、塗りムラがあると、日焼け止めの効果は適切に発揮されません。

◆日焼け止めの塗りムラの可視化

日焼け止めの塗りムラの可視化の図 「日焼け止めの塗りムラ調査」花王 スキンケア研究所調べ 調査機関2016年7月~9月、対象者:20~49歳 女性40人 測定方法:いつもと同じように日焼け止めを塗った直後に測定(自社製品使用)

日焼け止めを塗っていたけどしっかり塗れていなかったかも!?

うっかり日焼けを防ぐ、日焼け止めの上手な使い方

日焼け止めの効果を発揮するためには、使用量の目安を守って、十分な量をムラなく塗ることが、とても大切です。

日焼け止めの上手な使い方ポイントの図

◆十分な量の日焼け止めを使う

製品に示されている使用量を目安にしっかりと塗りましょう。量が少ないと、十分な日焼け止め効果が得られません。

  • 各製品に表示されている【使い方】をご確認ください。

◆ムラなく丁寧に塗る

適量を手に取り、少量ずつ肌にムラなく塗りましょう。顔の場合、指先の腹を使って均一になるように塗ります。手のひらで塗ると日焼け止めが手のひらに残ってしまい、顔に行き渡りにくくなります。特に日焼けしやすいところは重ね塗りを。塗ったところはこすりすぎないようにしましょう。

◆塗り忘れに注意

塗り忘れの多い、耳、首からエリ元、袖周り、うなじ、腕の後ろなど。足の甲もお忘れなく。

【塗り忘れの多いところ】

塗り忘れの多いところのイメージイラスト。 額、ほお骨、鼻、あご下、耳、エリ元、うなじ、袖周り、腕の後ろ。

2~3時間ごとに塗り直して、効果をキープ

上手に塗っていても、汗や水でぬれたり、タオルや衣類などで拭いたりこすれたりすることで日焼け止めは落ちてしまうことがあります。期待した効果が得られなくなるため、こまめに塗り直すことがポイントです。

◆日焼け止めが落ちる要因(例)

日焼け止めが落ちる要因(例)の図 日焼け止め:自社製品使用 花王 スキンケア研究所調べ

◆塗り直しの際は、汚れを拭き取ってから

塗り直しはおよそ2~3時間ごとに、こまめにおこなうことが大切。ティッシュやコットンなどで肌表面の汚れや汗をやさしく拭き取って使いましょう。

日焼けで後悔しないように、日焼け止めを上手に使って、しっかり紫外線対策しましょう。無理なく続けるために、自分にあった使い心地の日焼け止めを見つけてくださいね。

Page Top