年末恒例の世相を表す「今年の漢字」は、平成7年(1995年)からスタート。平成30年(2018年)までに選ばれた21文字の中から「平成の漢字」を1つ選んでもらいました。圧倒的に多かったのは、平成16年、30年の2回「今年の漢字」に選ばれた「災」で、男女ともに3割を超えました。次いで上位に入ったのは、災害に関連する「命」「絆」「震」や、変化の「変」など、男女ともに同様の漢字が挙がりました。
『震』を選びました。地震、津波、台風、噴火などの災害から、鳥インフルエンザなどの伝染病など。日本中が辛い日々を経験し、それでも立ち上がり復興に向けて頑張ってきました。その姿に感動し心震わせたことが何度もあったので。 (28歳・女性/パート)
『震』です。妊娠中に阪神大震災があり、その子の卒業式に東日本大震災があり、昨年も関西で地震があり怖い思いをしました。忘れてもいけないと、この字を選びました。(51歳・女性/パート)
震災や天災が多かったので『災』。台風で会社は浸水してしまい、復旧するのに、時間がかかりました。家も停電してしまい、冷蔵庫や冷凍庫に入っているものが全てダメになりました。(39歳・男性/会社員)
この30年間は歴史に残る震災がいくつも起きましたが、震災を通して、いくつもの強い『絆』が生まれたと思います。家族、友人、地域、都市、そして日本人としての絆を意識し、持つようになった時代だと思いました。(36歳・女性/専業主婦)
平成は色々なものが変わった時代なので『変』。一番身近なものだとポケベルからスマホへの変化や、車の自動運転など、漫画やSFのような話が実現して目まぐるしい。(32歳・男性/会社員)
『成』です。超就職氷河期は、予想以上の大変さに苦労し辛いこともありました。ただ、がむしゃらに働き、やりがいや楽しさをたくさん感じ、現在に至っています。その間に結婚し、子どもにも恵まれ、私自身が「成長」し、今は子ども達の「成長」が楽しみ。(37歳・女性/会社員)
『変』です。最近ネットで平成に流行ったファッションやメイクの特集をよく見る。メイクの濃いギャルメイクが流行ったと思ったら、その次はかなりナチュラルなメイクになっていたり、変化が激しいと感じたので。(26歳・女性/自営業)
『生』。 平成に生まれ、平成で生きている、という意味で選びました。どこにいっても20代前半までは「平成生まれ!?」と驚かれました。もうすぐそれがなくなってしまうのは少しさみしいですが、次の時代を生きるのもまた楽しみです。 (28歳・女性/会社員)
『命』。平成は自然災害が多く、今現在命があり、元気に暮らせることにありがたさを感じます。個人的なことを言えば、子どもたちも産まれ身近に命を感じることが多かったこともあります。 (34歳・女性/専業主婦)
平成の30年間で、恋をして結婚し、私にも家族が出来たので『愛』。親の大切さ、ありがたさが十分に分かり、知らず知らずに愛をもらって、自分も愛を与えていける存在が出来て...「家族の愛情」をとても感じる出来事が多かったです。 (36歳・女性/専業主婦)
『幸』。日々色々な事件や災害などを見聞きするなかで、家族が毎日元気で美味しくご飯を食べ、「ただいま」「お帰り」と言い合える毎日が我が家にはある・・・。当たり前の事がそうではないんだと思わされました。 (47歳・女性/自営業)