競争力と利益の向上は企業にとっての最重要課題ですが、その方法論は会社の経営方針によって違います。花王では、情報化の推進を早くから経営戦略の中核のひとつと位置づけ、社内システムの構築を進めてきました。
EIS (Enterprise System Solutions, 日本語名:情報システム部門)では、ビジネス戦略、意思決定、業務効率化に寄与することを目指し、最適な技術の導入、業務標準の推進、価値創造を誘発する情報の提供をはかります。
また、情報を武器とすることで、革新的なサービスの本質を追求し、グローバル標準の推進や、絶えざる価値創造に挑戦することにより、事業に貢献しています。
花王では、業務標準化の加速や先端技術を利用した業務改革の実現を目指し活動を続けています。
新技術・サービスの継続的な探索。ESG視点のモノづくりを支えるシステム対応。グローバル次期基幹システムの構築。化粧品新戦略と連携した効果的なカスタマーエンゲージメントへの取り組み。新機能を活用したワークスタイルの推進など、各部門と連携しながら、ICT視点から業務課題の本質を見極め提案する役割を担っています。
これまでとは異なる新しい環境においても、花王がこれまで以上に成長し一層社会に役立つ企業となるよう、この変化を変革の好機と捉え、さまざまな取り組みにチャレンジしていきます。
CHECK
経営戦略に沿ったグローバルな情報化戦略の立案や推進と最先端の情報技術動向を探り、それを業務に活かせる提案を行います。また、投資計画における予算の立案とその評価も行います。
蓄積されているさまざまなデータを解析し、業務プロセス上の課題発掘やその改善手法の確立を行い、新たなビジネスモデルの提案をします。また、新たに構築された仕組みを有効に活用するための教育やそれを支えるシステム部員の教育も行います。
グローバルに展開する花王の業務を一元的に運営できるように、業務の標準化を推進しながら、ベストプラクティスを研究し、構築します。そして、展開されたシステムの効果検証を行い、継続的な業務革新を起しながら、経営に貢献します。
経営基盤であるITインフラの先駆的な技術動向をとらえ、応用研究を行い、強固で安定した先進的な環境をグローバルに実現します。さらに、各種情報関連のガイドラインの作成と改定、情報システムのセキュリティ管理も重要となります。