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  • <生産技術職> デマンド・サプライ No.02

知識と経験でサプライチェーンを支える
縁の下の力持ち

経営システム工学専攻 2012年卒業

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現在担当している仕事

幅広い知識と経験で
サプライチェーンを担う

デマンド・サプライグループはマーケティング・販売・プロダクション・ロジスティクス・購買の各部門と連携しながら、市場の動向に合わせて生産・供給計画を調整するサプライチェーンの根幹に属する仕事です。
デマンド・サプライグループは事業部ごとに存在しており、私が所属するグループはスキンケア・ヘアケア製品を管轄しています。スキンケア・ヘアケア製品の売上はグローバルで3400億円以上を誇っており品種数、金額ともに花王全体に占める割合が大きい事業です。この大規模な事業の供給計画を適切に立てていくためには、サプライヤー・自社設備の生産能力から商品の特性、物流など幅広い知識が求められます。
さらにこれらの状況は日々変化しており、私たちは各部門と連携を取りながらシステムや知識・経験を駆使して日々適切な生産・供給計画の作成に取り組んでいます。
また国内だけでなく海外への供給にも関わっており、海外グループ会社とのやり取りも多いです。
海外市場は日本と異なった商習慣があり、日本とは異なる納品形態や条件を求められることがあります。供給計画にはこれらも考慮し、グローバルで最適な生産計画を立てています。

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仕事への姿勢

虫の目、鳥の目、魚の目、
そしてお客様の目を持ち続ける

私は4つの目(視点)で仕事に取り組むようにしています。
まず一つ目が「虫の目」です。私たちは毎朝自分たちの担当商品の供給状況、欠品状況、生産計画に異常がないかを細かく確認しています。
二つ目は「鳥の目」です。私たちの仕事内容は多岐に渡り、関わる部署が多いことから何事も一筋縄ではいかないことが多いです。そのようなときは「鳥の目」を持って自分の部門や一つの視点だけでなく全体最適を考えた上で仕事を進めることでうまくいくことが多いです。
三つ目は「魚の目」です。毎月マーケティング部門・販売部門とのミーティングがあり、そこで製品の販売情報・市場の動向などを共有されます。それらの情報から今後の市場の動きを「魚の目」で捉え、今後の生産計画を考えていきます。
最後は「お客様の目」です。仕事帰りにスーパーやドラッグストアなどを訪れて棚に並んでいる自社製品を「お客様の目」で見て、消費者起点の行動原則を忘れないようにしています。

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印象的なエピソード

厳しい業務の中で信頼を感じる

デマンド・サプライグループでは商品ごとに担当者が割り当てられ、その商品の生産・供給計画を担当します。ある年、私の担当が制汗防臭剤に変わったとき、同時に気象情報を需要予測や生産・供給計画に適用する新しいプロジェクトが始まりました。
前の担当商品とは生産設備も販売傾向も全く異なっており、それらの知識を身に着けながら同時にプロジェクトとしても新しい取り組みを行わなければなりませんでした。
私たちの業務は結果が数値で明確に示されるため、当然そのプロジェクトの成否も明確になります。
結果的にプロジェクトは一定の成果を上げ、他部門も含めてその成果を報告することができましたが、当時は必死でした。
今思えば担当が変わった年にこのような仕事を任せてもらえたのは信頼されていた証ではないかと感じています。

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今後の目標・挑戦したいこと

変化に強く
素早い生産・供給計画を目指す

市場や環境の変化する速度は一昔前と比べて格段に速くなりました。私たちの生産・供給計画もそれらの変化に合わせて素早く対応できるようにしなければなりません。
そのためにはいまの業務にもっとAIや最適化技術を適用していく必要があると考えています。しかし知識がない状態でただAIを適用するだけでは応用が利かず、問題が起きた時の対応もできません。
私はこれから業務に活かせるような形でAIに関する知識を学んでいきたいです。

学生時代の研究テーマと入社動機

「よきモノづくり」に運命を感じて

私は学生時代にインドの養護施設で1ヶ月程度ボランティア活動に従事したことがありました。
その養護施設では洗濯機がなく、衣服を手洗いで洗濯していました。しかしその時に洗濯で使われていた洗剤では洗浄力が足りず、園児は汚れた服を着たまま生活していました。
日本での暮らしではこのような状況を見たことがなく、初めて製品は品質や消費者の利用状況を考慮した「良いもの」でなければならないということを感じました。
そして数年がたち、就職活動を始めてふと花王の採用HPで「よきモノづくり」という言葉が目に入りました。
私が品質というものを初めて意識したのは洗剤がきっかけで、奇遇にも花王では洗剤を作っています。しかも私は大学・大学院でIE(インダストリアル・エンジニアリング)を専攻しており、花王ではそれらを活かせる職種の募集もありました。当時「これは運命ではないか」と感じたのをいまでも覚えています。
そしていま私は花王で「よきモノづくり」のために日々の業務に取り組むことができています。まだ行けていないのですがいつかまた同じ養護施設を訪れて、花王の洗剤をプレゼントできたらと考えています。

皆さんへのメッセージ


想いを持ち続けて取り組む

いままで仕事に取り組んできて感じたのは、想いを持ちつづけることの大切さです。
業務では様々な問題が発生したり、状況が変化したりすることで計画通りに進まなくなることも多いです。そんな時にしっかりとした想いを持っていなければ途中で諦めて、妥協案で落ち着いてしまいます。
就職活動は思い通りにいかないこともありますが、想いを持ち続けて取り組めば必ず結果はついてきます。みなさんが持っている想いを大切にして頑張ってください。

DAILY SCHEDULE

私のある1日の仕事


07:00 起床


07:30 通勤


08:00 メールチェック


08:30 部内定例ミーティング


09:00 生産工場との月次ミーティング(Web)


12:00 昼食


13:00 担当商品の販売状況の確認


14:00 マーケティング・販売部門との打ち合わせ


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15:00 会議資料作成


17:00 定常業務


19:00 夕食


20:00 最寄りのフィットネスジムで運動


21:00 帰宅


22:00 自由時間


24:00 就寝


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