先輩社員が語る「よきモノづくり」

  • 販売(日用品・化粧品)No.02

店頭でしかできない
「ブランドの育て方」がきっとある
それをとことん追求したい

 
花王カスタマーマーケティング出向
ストアアドバイザー
商学部 2010年卒業

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こだわっているのは、商品と店頭と
日常生活をリンクさせる仕掛けの提案

花王カスタマーマーケティング(以下、花王CMK)のストアアドバイザーとして、カスタマー(花王製品をお取扱いいただく流通業の皆様)の売上げならびに利益向上に貢献できる商品構成や商品陳列方法を企画・提案しています。担当カスタマーは、神奈川エリアに展開するGMS(総合スーパー)チェーンです。1日に3~4店のペースで、担当エリア内の店舗を訪問しています。学生の皆さんの中には、知名度や実績のあるブランドであれば、特に売り込まなくても販売店様に取り扱っていただけるのではと思う方もいるかもしれません。ところが、それは大きな誤解です。まず、大部分の消費者は商品のテレビCMを観たとしても「CMの女の人が可愛かった」などといった断片的なことしか記憶していません。したがって、高い商品力を有していても、それを実際に暮らしの中で使っているシーンを想起させることや、使うことで生活が豊かに便利になるというイメージを喚起させるため、店頭での仕掛けが非常に重要なのです。商品のネームバリューに依存しない、付加価値を提案すること。それが私たちの存在意義でもあります。

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いままでにない売り方を実現できた
これに勝る達成感はない

また、GMSのような大型店舗の場合、単に一商品の販促だけにとどまらず、お店全体の集客につながる企画の提案を求められるケースが少なくありません。こうしたニーズにお応えするべく、私も自分なりのアイデアを個店ごとにきめ細かく提案することを常に心がけています。たとえば、あるGMS店長からの「何か面白い企画ない?」との要望を受けて、ハンドソープ「ビオレu」の販促と集客を狙って、本来は売り場ではない店内のキッズプレイルーム前で「ビオレママの手洗い教室」というイベントを企画しました。それは今まで前例が無い企画内容であったにもかかわらず上司や先輩は、頭ごなしにNGを出すことなく、どんどんチャレンジさせてくれました。また、そのバックアップのおかげで、商品の認知度やブランドイメージの向上と共に、店舗の集客アップにもつながり、お客様である店長にも「今まででは想像できない場所でモノが売れた」と、ご満足いただくことができました。これまでにない、新しい売り場・売り方を提案できたという経験は、私にとって大きな自信になりました。

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シンガポール・インドネシアでの研修も経験
自分の可能性が拡がっている、
確かな手ごたえを実感

花王に入社してからは本当に「毎日が勉強」「毎日が良い経験」です。つい先日はシンガポールとインドネシアに赴き、現地の店舗や展示会を見て回るという研修にも参加させてもらうことができました。ここでも、新鮮な発見・貴重な体験の連続でした。特に印象的だったのは、インドネシアで「メンズビオレ」の売れ行きが想像以上に伸びていることでした。インドネシアにはイスラム教徒が多く、1日5回の礼拝習慣があり、その礼拝前には手足・顔などを清める(洗う)ため、洗顔料を使用する機会が多いという実態もあります。
そういう環境の中、インドネシアでは男性洗顔料はよく売れるカテゴリーで、その中でも花王のメンズビオレは市場シェアをリードしています。国の文化が異なれば、その国の人々にとって求められるモノは異なるという事実に直面できたことは、今までの自分の考えや視野をいい意味で変えてくれる機会となりました。花王には、社員の可能性を現実のものとするために、次々とチャンスや刺激を与えてくれる風土があります。私は将来的に「グローバルなフィールドで、営業やマーケティングなどの仕事にトライしたい」という夢をもっていますが、今回の経験は夢の実現に必ず役立つものですし、自分の可能性が拡っている手ごたえを実感することができた機会となりました。

新しい生活文化を創造する
そんな「よきモノづくり」にも挑戦したい

先程「毎日が良い経験」といいましたが、花王の企画営業は販売の立ち会いなどで消費者の方々と直接触れあう機会にも恵まれます。そうした場でも「商品が持ちにくい」、「パッケージの文字が小さい」また、「ボトルキャップが固くて開けにくい」など、店頭に立たなければ得られない貴重な声を数多く吸収できます。このようにして集めたニーズを、花王のシーズと組み合わせ、やがて画期的な新製品の開発に結びつけられれば理想的です。実際にお客様の声に応え開発された住居用ワイパー「クイックル」は、新しいお掃除のスタイルを確立させました。あのようなインパクトあるモノづくりに私も貢献し、さらに、私自身が商品開発する立場に就くことができれば夢の様な話です。元々、色々なことに挑戦したい性格のため、様々な仕事についつい興味が湧いてしまうのです。とはいえ、まずはいま任されている仕事で「やり切った」と胸をはれる成果を残すことが、次へのステップへの飛躍の条件だと思いますので、それを目指しながら、夢の実現に向けて努力していくつもりです。

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DAILY SCHEDULE

私のある1日の仕事


06:30 起床


07:30 通勤


08:30 始業


09:00 チームミーティング


10:00 社内業務(資料作成、日報、販促物)


11:30 店舗回訪


13:00 昼食



14:00 店舗回訪


17:30 退社


18:30 帰宅


19:00 ジムへ(得意の水泳で健康維持)


21:30 夕食・自由時間(語学・読書)


24:00 就寝


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