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  • <事務職> マーケティング・商品開発 No.03

お客様の何気ない日常を 
少しでも彩りのある日常に

社内の想いを結集させ、
届ける先導役であり続けたい


ヘルス&ビューティケア事業 マーケティング
商学部 2015年卒業

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『手洗い』を義務と捉えない
前向きな行為に変えたい

現在、スキンケアブランド「ビオレu」のハンドソープの国内マーケティング担当をしております。「マーケティング」と聞くと、TVCMやデジタル広告の運用などをイメージされる方もいるかと思いますが、マーケティング担当の業務は多岐に渡ります。何を作って(商品戦略)・どう伝えて(広告戦略)・どこでどう手に取ってもらうか(販売戦略)をベースに、『お客様に喜んでいただき、末長くご愛用いただく』という最終目標に向かって日々、多くの部署と一緒に考え、実行に移しています。直近は、「お客様に手洗いを義務と捉えず、無理なく進んで行ってほしい」という想いを持って仕事に取り組んでいます。感染症の流行などにより手洗いの大切さは多くの人々の知るところである一方、重要性を認識しているからこそちゃんとやらなければならない義務感が重荷となる、という話をインタビューなどでお客様から聞く機会が増えたからです。その悩みに応えるべく、ビオレuから「泡スタンプハンドソープ」という片手で使え、かわいい泡で出てくるハンドソープを発売しました。発売後、「子どもが進んで手洗いをしてくれるようになっただけでなく、自分自身も手洗いが癒しの時間になった!」と小さなお子さんがいる家庭を始め、多くの方から好評の声を頂いております。今後も手洗いを義務と捉えない前向きな行為に変え、結果として日本社会の衛生レベル向上に貢献できるような仕事をしていきたいです。

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周囲と目標や想いを一つにし、
形にしていく大変さとやりがい

私にとって印象深い仕事は、コロナ禍でのハンドソープや消毒液など衛生用品の商品供給と新商品開発です。新型コロナが流行した当初、店頭から一斉に商品がなくなり、必要なモノを供給できない状態がしばらく続きました。お客様や流通の皆さまにも多大なるご迷惑をおかけする中で、メーカーの我々にとって、必要とされるモノを当たり前に世の中にお届けすることが何よりも大事であると強く感じました。その当たり前の実行と「社会の衛生に貢献する」という同じ目標に向かい、商品開発や生産、物流、営業など多くの部署と連携し、供給体制を構築していきました。その後、徐々に店頭に商品が並ぶようになり、お客様がいつも通り商品を手に取っていたあの光景は、これから先も忘れることはないと思います。同時に、店頭に商品が並び始めたことに対してお客様からの感謝の声も頂き、自分の仕事が誰かの役に立てた実感を得た瞬間でもありました。新商品開発に関しても、情勢変化に伴い衛生に対するお客様のマインドも日々変化していたため、「この先もお客様にとって本当に必要な商品は何か」を関連部署と議論をしながら、商品化を行っていきました。通常とは違う事態だったため、数えきれないトラブルにも見舞われましたが、『新型コロナ以後も衛生的で安心できる暮らしを続けてほしい』という同じ想いのもと多くの方々と仕事ができたことは、今の自分にとっても大きな財産となっています。

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お客様の日常を前向きに。
そのために必要な好奇心と謙虚さ

日々マーケティングの仕事をする上で、「好奇心」と「謙虚さ」を忘れないように意識しています。花王のマーケティングは、商品を通じてお客様の何気ない些細な日常を、ほんの少しでも彩りがあり前向きな日常に変容させることがゴールだと思っています。ですので、自分の日常の些細なことでも興味を持ち「なんで?」と問うていないと、このゴールに向けた大切なことが手からこぼれ落ちてしまう気がしています。また、お客様は自分と異なる人格を持った人々なので、「なんで○○なんだろう?」と人や社会の動きにも興味を持ち続け、自分なりに言語化していくことが必要だと思っています。そして何より、私の目指すゴールには商品開発や研究、クリエイティブ、法務、生産、物流、営業など多くの関連部署の皆さまのご協力なしには辿り着けません。マーケティング職は、モノづくりの多くの工程に携わり、様々な立場のプロと関わり、そして決めていかなければならない役割ではありますが、自分ひとりでできることは限られていますので、自分の想いを伝えるだけでなく、謙虚さを持って相手の想いも素直に聞き入れられる余裕と柔らかな心を持てるよう心がけています。

「自分を知り、相手を知る」
そのサイクルを納得できるまで続ける

世の中の価値観が日々アップデートされていくことに伴い、就活生の皆さまが持つ情報量や選択肢も、私が就職活動をしていた頃とは比べものにならないと思います。情報量や選択肢が増えると周囲が気になり、なかなか自信が持てないものですが、まずはありのままの「自分」を受け入れた上で、『自分自身がどういうライフスタイルを送りたいか、どう世の中(家族や会社、社会など)に貢献したいか』を立ち止まって考えてみると自分の選択に自信が持てる気がします。それと同時に、「相手」である会社のことを知ることも大切です。そのためには採用ページを眺めるだけではなく、実際に商品・サービスを使ってみたり、社員と会って話すなど生の経験をして、会社に対する自分なりの解像度を高めていくことが、皆さまの目指すゴールにより一歩近づくのではないでしょうか。マーケティングの仕事も「自分を知り、相手を知る」ことの繰り返しです。こちらを読んでくださっている皆さまはマーケティングに興味がある方かと思いますので、ぜひマーケティング職の前哨戦だと思って取り組んでみてください。そして就職活動で選んだ結果が花王であれば一社員として非常に嬉しいです。

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DAILY SCHEDULE

私のある1日の仕事

出社時


06:30 起床


07:30 通勤


08:00 出社


08:30 メールチェック、売上の確認


09:00 会議資料作成


10:00 打合せ(商品パッケージに関する内容)


11:00 打合せ(広告に関する内容)


12:00 昼食



13:00 市場データ分析


14:00 会議(研究所との定例ミーティング)


15:30 会議(販売との定例ミーティング)


17:00 翌日以降の仕事準備


18:30 退社


19:00 帰宅


20:00 自由時間(入浴や読書など)


24:00 就寝


在宅勤務時


07:00 起床


07:30 家事(洗濯や掃除)


08:00 始業


09:00 チーム内ミーティング


10:00 打合せ(店頭販促物に関する内容)


11:00 新商品レポート作成(売行きや陳列状況)


12:30 昼食



13:30 調査まとめ資料作成


16:00 会議(生産との定例ミーティング)


17:00 翌日以降の仕事準備


18:00 終業


19:00 買い物ついでに近隣店舗を複数見に行く


20:00 自由時間(ランニングや動画を見るなど)


23:00 就寝


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