お客様目線で見出す花王製品の魅力を
多彩なメディアに合わせて表現
日本中へ発信する
ヒューマンヘルスケア広告作成担当
芸術学部2011年卒業
私は入社するまで、「コピーライター」と聞くと、広告に使用する短いキャッチコピーや商品説明など、言葉による表現を専門にする仕事だと思っていました。しかし、花王におけるコピーライターの仕事はそれだけに留まりません。例えば、TVCMやラジオの企画を考えたり、店頭・交通広告のアイデアを出したり、WEBの原稿を書いたり・・・業務は実に多岐に渡ります。ですから、「コピーを書く」というよりは、まさに「広告をつくる」仕事です。現在、私が担当しているのは、「ヘルシア」「ロリエ」「キュキュット」の3ブランドです。まずは、その製品の訴求ポイントについて担当マーケターからオリエンテーションを受け、それをどのように表現したらお客様の心に刺さるか、広告の方向性を打ち出していきます。そして、デザイナーや広告代理店、制作会社など、社内外の多くの方々の力をお借りしながら、店頭ポスターや交通広告、Webサイト、TVCMなど、多彩なメディアにあわせ、アイデアを具現化していきます。メディアが変われば表現方法も変わるので、それぞれの特性に合わせた多種多様な広告づくりを経験できるのは、とても刺激的で楽しいです。
花王はメーカーなので、モノづくりの川上から関われるのも、広告作成の大きな特徴です。まだ商品名もついていない段階から、その“モノ”がどうしたら魅力的にみえるか、コンセプトの方向性を探っていきます。それは、今までゼロだったところからみんなで商品を創り上げていくようで、とてもワクワクします。そんな前段階から関われるので、商品に関する知識や思い入れも深く、“本当にこの商品はオススメだ“、という気持ちを持って、広告制作に取り組む事が出来ます。それは、メーカーならではの大きな魅力だと思います。
私がアイデアを考えるときは、とにかく“お客様“の立場にたつ事を意識しています。その製品が使う人にとってどんないいことがあるのか、どんな影響を与えるのかを探っていくのです。自分とはかけ離れたターゲットの商品を扱う場合にどうすればいいのかというと、これは上司から教わったことなのですが、そのターゲットの人の生活をとにかく注意深く観察してみるという方法を実践しています。たとえば「ヘルシア緑茶」のメインターゲットは中高年の男性なので、電車の中や会社の中でも、ターゲットの人を見つけたら観察したり、知っている人にはインタビューしてみたり。そうすると、自然と「この人には、こんな風に伝えたらどうだろう?」とアイデアが湧いてきて、自分の中で引出しが増えていくのを実感できます。私たちのように広告作成に携わる仕事も含め、こうしてお客様の立場に立って製品を見つめてみることが、“よきモノづくり”への近道となるのだと思います。
入社してからまだ3年ですが、こんなに様々なことを任せてもらえるとは思っていませんでした。「コピーライター」という肩書きですが、扱うメディアの数がとても多く、TVCMやWEBも手掛けることができ、今は充実した毎日を送っています。学生のころから、アイデアを形にする仕事がしたいと思っていたので、花王の広告作成部は、見事にそれを叶えてくれる環境だと思っています。モノづくりの現場のすぐ近くにいると、製品に対する思い入れが強くなりすぎて、独りよがりな表現になってしまいそうなこともありますが、社内外問わず、多くのプロフェッショナルたちからのアドバイスを受け、力を借りながら、自分が目指す表現がより良いものになって世の中に発信されていく、今の仕事にはとてもやりがいを感じています。若い世代にもいろいろな経験をさせてくれるのが花王という会社です。表現することが好きで、さらに花王の製品が好きな方ならば、多くのチャンスが得られる職場なので、とてもチャレンジしがいのある会社だと思います。
DAILY SCHEDULE
06:30 起床
07:00 身支度
07:30 通勤
08:30 出社
09:00 メールチェック
10:00 打ち合わせ
12:00 昼食
13:00 打ち合わせ
15:00 デスクワーク
17:00 編集作業の立会い
20:30 退社
21:00 帰宅・夕食
22:00 入浴
24:00 就寝
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