先生方の声

実際に「いっしょにエコ日記」の活動に取り組んだ先生方の感想を掲載しています。

2018年度 やり遂げた達成感から自信をつけた児童の成長を実感    

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川越市立月越小学校
小池秋子先生

本校では「いっしょにエコ日記」実施、3年目となりました。総合的な学習の時間を使って取り組んできましたが、この1年で児童には「発表する力」がついたと感じています。最終的に「発表する力」に結びつけるうえで、エコ日記の授業を導入と位置づけたのはとても効果的でした。ミッションビデオやワークブックのおかげで児童は興味をもって節水に取り組むことができました。小さな積み重ねとなる節水チャレンジで大きな成果を実感したうえで、地域の川の水質調査や下水処理場の見学に行くことなどが加わり、児童は自然に「節水の大切さをもっと周りの人に伝えたい!」という思いを持てたようです。私自身は2度目の実施となりましたが、今年は児童が納得できるような授業支援を心がけました。例えば、ひろめる活動の発表の練習時はタブレットを用いたことで、児童は自らの発表の様子を録画し、自分たちの目で確認することで、自発的に「伝えるための発表」に向けて改善できるようになっていました。この1年間の取り組みを経て、児童は達成感から自信をつけたようです。また校内で他学年の教員より、「エコ日記を実施した学年は、発表がとても上手!5年社会科の森の学習でも、子ども達の水に関する知識の豊富さや調べ学習の素地が身についてることを実感する」との声も上がってきています。

2018年度 節水の見える化と家庭の協力で「伝えたい」という意欲が増大!    

多摩市立豊ヶ丘小学校 4年生教諭

4年生は、総合的な学習の時間で「未来につながるよりよいくらし」をテーマに1年間学んできました。「水・ごみ・防災・福祉」について、それぞれグループに分かれて学習し、「いっしょにエコ日記」はその一環として夏休みも含めて取り組みました。児童にとって学んだことが知識として留まるのではなく、その知識を活かして行動に移す良いきっかけになると考え、取り入れました。
グループに分かれて取り組んだため、定期的に学級内で報告会を開き、自分たちで調べたことを報告し合いながら学習を進めました。自分たちで課題を発見し、自主的に探究させることを目標としていたので、できるだけ自分たちで解決できるように声がけをしました。児童は、節水チャレンジを通して成果を見える化できたので、自ら節水や資源の節約をひろめたいという思いをもつようになりました。
また、ポスター制作時に様々なポスターを見比べたことで、「相手にメッセージが伝わるポスター」についての視点をもつことができました。自分たちが調べたことを言語化・画像化して相手に伝えることに加え、伝えるメッセージを意識することができるようになりました。
今回改めて感じたのは、家庭と協力した活動の重要さです。配付したワークブックのおかげで自然と家庭と協力しながら節水活動を実践することができ、効果的な活動にすることできました。一人ひとりに配ることができるワークブックは、学校では提供できないものです。また節水量報告書を提出した後に届いたレターも、児童のモチベーションを高めるのに役立ちました。

2017年度 伝える相手を意識して、表現を工夫する児童に成長    

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小平市立小平第十四小学校
東優人先生

身近なことから課題を発見する力、解決に向けて考える力、発信する力を児童に身に付けさせたく、前任の4年生担任に紹介されてエコ日記に取り組みました。
「水はあって当たり前」を覆す発見があれば、本当の意味で児童が節水の必要性を感じることができるのではないかと思い、エコ日記の取り組みと並行して、「世界の水資源の現状に」ついても学びました。児童に分かりやすいように、日本の水資源と世界の水資源を比較したパワーポイントの教材を提示し、授業を実施しました。「世界を見てみると、日本のように水が豊かな国ばかりではない」、「水は限りあるもの」と、気づき始めたころから、児童の主体性がぐんと高まったように感じます。
児童の変化を一番感じたのは、「伝える相手」を意識できるようになった点です。成果物をブラッシュアップさせる中で、児童自ら「1・2年生は“水をとめる”など、キャッチコピーは短くした方がいいね」「5,6年生では、英語のキャッチコピーにしても伝わるかな」などと「伝える相手」を意識し、表現を工夫していました。成果物の制作に取り組む前に、「相手に伝えるためのポイント」を予め学習したことや中間発表で受けたアドバイスを、しっかりと児童に振り返らせたことが、成長に繋がるポイントであったと思います。

2017年度 身近なことから始める節水を通じて、課題発見力・解決力を育成    

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松戸市立梨香台小学校
坂本都麻希先生、江藤菜穂子先生、 大橋 亮伸先生

児童には様々な視点から、水資源の課題に気づいてほしかったので、ひろめる活動に向けて新聞を作成させるにあたり、ある国際ボランティアの活動を授業で紹介しました。水資源が不足している世界の国々に向けて支援を行っている日本の団体についての情報です。その影響もあってか、班ごとに調べ学習を行う中では、世界に目を向ける児童が多く「日本の水の豊かさ」や「世界で水に困っている人々の多さ」を知り、「節水を続けること」、「節水を広めること」への意欲がさらに高まったようです。
もともと、児童には課題発見力・解決力、継続的に実践する力身につけてほしいとの願いがありました。エコ日記の実践を通じて「節水」の意識が高まったことで、児童たちは普段の生活でも「水の使われ方」に自ら疑問や課題を持つことができるようになったと感じています。先日の図工室でのことですが、水道の排水溝が詰まっているのを見た児童たちから「こんなに水がたくさん使われているんだ」、「水がもったいない」と呟く声が多数上がりました。その水道は主に絵具などを洗う際に使っていたのですが、児童自ら「洗い方を工夫しなきゃいけないね」等の今後の改善に向けたアイディアがクラス全体から出てきたので、一連の節水活動の成果を教員としても実感したところです。

2016年度 給食の時間に他学年へ節水の呼びかけ! 水道周りで、見守り隊が節水を見回ります

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堺市立上野芝小学校
野村里織先生

活動は、家庭での節水実践、ひろめる活動そして引き継ぎ式まで行いました。
4年生は、これまで全校の前で発表する機会がなかったため、今回の活動で他学年に節水を呼びかける場を設けることができ、大きな経験となりました。発表準備では、誰に伝えるのかによって、話し方や内容を工夫するということを学び、そのことは他教科の学習にも活かされています。
また、グループで取り組んだポスター制作も、普段の授業では見られない子どもたち同士の助け合いが見られ、協働を学ぶきっかけになりました。引き継ぎ式に向けて、これまでの取り組みをふりかえりながら、ティーチャーズガイドに掲載されているワークシートⅥを用いて、グループごとに節水アイディア集(ティーチャーズガイドP25 参照)を制作しました。
3年生に活動の流れが伝わるようにと考え、はじめに「節水の取り組みページ」を設け、取り組みの様子を写真や節水ポスターなどを掲載して紹介しました。
引き継ぎ式では、引き継ぎ書とともに、目立つように工夫した手作り節水シール(イラストと文字を入れてパウチ加工したもの)を3年生に渡し、班ごとに2学年合同で校内にシールを貼りに行きました。校内のどこに貼れば効果的に節水を呼びかけられるか考えながら、3年生を誘導する姿に、高学年としての責任感の芽生えが感じられました。

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