猫の泌尿器の病気
猫の尿道閉塞

猫イメージ

尿道閉塞とは

なんらかの原因で、尿道がふさがりオシッコが出にくくなったり全く出なくなったりする状態です。
 

尿道閉塞の原因

結石などが尿道に詰まったり、前立腺の肥大や腫瘍などが尿道を圧迫したりすることで起こります。泌尿器の発育不全によって起こることもあります。
 

尿道閉塞になりやすい猫

尿路結石症の猫ではとくに注意が必要です。オスは尿道が細長くてカーブしている部分があり、先端が細いので、メスよりも詰まりやすい構造をしています。また、生後6カ月以前に去勢手術をしたオスは、尿道の発育不全が起こりかかりやすくなるという説もあります。

オス猫の泌尿器構造図(腎臓、尿道、膀胱、尿道)

オスは尿道がカーブしているため、メスよりも詰まりやすい。

尿道閉塞の症状

初期では、トイレに行く回数が増える、頻繁にトイレに行くのにオシッコが少ししか出ない、オシッコに血尿が出る、トイレ以外の場所で粗相をするなど、典型的な下部尿路症状がみられます。まったくオシッコが出なくなると、急性腎不全尿毒症になり、治療しなければ2〜3日で死に至ります。

猫の血尿

血尿はサインの1つ。
早く気づけるようによく観察して。
(写真提供/麻布大学付属動物病院 渡邉俊文先生)

尿道閉塞の治療

処置が遅れれば命に関わることもあるので、治療は一刻をあらそいます。尿道にカテーテルを入れてふさがっているのを開通させ、たまっているオシッコを排泄させます。結石などが詰まっているときはそれを取り除いてオシッコを出し、膀胱の中をきれいに洗浄して、結石をとかす治療を行います。閉塞がひどい場合には、尿道を短くする手術を行う場合もあります。
 

尿道閉塞の予防

尿石症が原因で起こることが多いので、食事管理や水をたくさん飲ませるなど、尿石症を予防することが大切です。また、愛猫の様子を普段からよく観察し、初期症状の段階で気づいてすみやかに病院に連れて行くようにしましょう。

猫のオシッコチェックダイアリー記入例。月に1度の新習慣。愛猫の健康管理はオシッコで!

ダイアリーに記録し、日頃からオシッコの状態をチェックしましょう。

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