日本ではこれまでに約85万の栄養士免許が発行されていますが、ほかの食・健康関連の職種と比べると栄養士が活躍する場はまだまだ限られています。これは、私たち栄養士が人々のニーズに応えてこられなかった結果ともいえます。例えばダイエットをしようとする人はたくさんいますが、その中で真っ先に栄養士に相談しようと考える人は少ないように思います。実際、栄養管理をする際の料金体系も決まっておらず、気軽に相談できるようなシステムも整っているとはいえません。また、フードビジネスにおいても、外食、中食、内食などさまざまある中、栄養士が携わっている領域は狭いように感じます。栄養士の多くが豊富な知識と高い栄養指導能力を持っているにもかかわらず、人々の「もっとおいしいものが食べたい、健康でありたい」という願いに応える存在としては、十分に認識されていないのが現状です。
では、どうしたら一人ひとりの栄養士がもっと能力を生かしていけるようになるのでしょうか。私が大学院で経営学を学ぼうと思った理由の一つも、その解決の糸口を見つけたかったからでした。
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