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論文リスト

1. 乳脂肪球皮膜成分(MFGM)の有効性に関する論文
2. 乳脂肪球皮膜成分(MFGM)のメカニズムに関する論文
3. 乳脂肪球皮膜成分(MFGM)の安全性に関する論文

1. 乳脂肪球皮膜成分(MFGM)の有効性に関する論文

論文タイトル Dietary Milk Fat Globule Membrane with Semiweekly Light Exercise Improves Choice Stepping Reaction Time in Healthy Japanese Elderly Subjects: A Randomized Double Blind, Placebo-Controlled Trial
掲載誌 J Aging Res Clin Practice 2016; 5: 2
著者名 Ota N, Soga S, Shimotoyodome A
要旨 乳脂肪球皮膜成分(MFGM)の補給と軽度の運動が高齢者の敏捷性に及ぼす効果を検討した。試験デザインは、無作為化二重盲検並行群間比較試験とした。被験者は60~74歳の健常者25名(男性11名、女性14名)とした。試験群はMFGM1g、プラセボ群はマルチトール1gを含む錠剤を毎日、5週間摂取した。両群とも適度な運動を1回30分、週2回行った。敏捷性は4方向選択反応時間(The four-way choice stepping reaction time)で評価した。5週間後、試験群の動作開始時間および全身反応時間は、プラセボ群と比較して有意に低下し、有意に低値となった。MFGMの補給が高齢者の選択反応時間と敏捷性を改善することが示唆された。
抄録 http://dx.doi.org/10.14283/jarcp.2016.98

論文タイトル Daily consumption of milk fat globule membrane plus habitual exercise improves physical performance in healthy middle-aged adults
掲載誌 SpringerPlus 120(4),2015. doi:10.1186/s40064-015-0896-8
著者名 Ota N, Soga S, Hase T, Shimotoyodome A
要旨 乳脂肪球皮膜成分(MFGM)の継続摂取と運動が健常男女の身体機能に及ぼす影響を検討した。試験デザインは、無作為化二重盲検並行群間比較試験とした。被験者は50~69歳の健常男女44名(試験群22名、プラセボ群22名)とした。試験群はMFGM1g、プラセボ群は全粉乳1gを含む錠剤タイプの試験食品を摂取した。両群とも適度な運動を1回30分、週2回行った。試験期間は10週間とし、摂取前、5週間後、10週間後に身体機能を評価した。試験群の反復横とびの回数、大腿部の筋横断面積は、摂取前と比較して有意に増加した。これらの変化率は、プラセボ群と比較して有意に高値であった。試験群の筋線維伝導速度に有意な増加は認められなかったが、変化率は、プラセボ群と比較して高値であった。これらの結果は、MFGMの継続摂取と適度な運動の併用が、中高齢者の敏捷性の維持改善に役立つことを示唆する。
抄録 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25810952

論文タイトル Dietary milk fat globule membrane supplementation combined with regular exercise improves skeletal muscle strength in healthy adults: a randomized double-blind, placebo-controlled, crossover trial
掲載誌 Nutrition Journal 2015, 14:85 doi:10.1186/s12937-015-0073-5
著者名 Soga S, Ota N, Shimotoyodome A
要旨 乳脂肪球皮膜成分(MFGM)の継続摂取と運動が筋力および神経機能に及ぼす影響を検討した。試験デザインは無作為化二重盲検クロスオーバー試験とした。被験者は31~48歳の健常男性14名とした。被験者は4週間、試験食品あるいはプラセボ食品を摂取し(前期)、4週間のウオッシュアウト期間後、前期とは逆の食品を4週間摂取した(後期)。試験食はMFGM 1gを含む錠剤、プラセボ食は全粉乳1gを含む錠剤とした。両群とも摂取期間中、軽い運動を1回約10分、週2回行った。前期、後期とも、摂取前と摂取4週間後に脚伸展筋力と筋放電量の測定を行った。脚伸展筋力と筋放電量は4週間のMFGM摂取により増加し、その変化率はプラセボ群に比較して有意と判定された。MFGMの継続摂取と適度な運動の併用は、運動ユニットの改善を通して、骨格筋の筋力の改善に役立つと考えられた。
抄録 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26303780

論文タイトル Effects of exercise and milk fat globule membrane (MFGM) supplementation on body composition, physical function, and hematological parameters in community-dwelling frail Japanese women: A randomized double blind, placebo-controlled, follow-up trial
掲載誌 PLoS One. 10(2), 2015. e0116256. doi: 10.1371
著者名 Kim H, Suzuki T, Kim M, Kojima N, Ota N, Shimotoyodome A, Hase T, Hosoi E, Yoshida H
要旨 運動と乳脂肪球皮膜成分(MFGM)の継続摂取が、日本人高齢女性の虚弱、身体機能、血液成分に及ぼす影響を検討した。75歳以上の虚弱女性131名を、運動+MFGM群、運動+プラセボ群、MFGM群、プラセボ群の4群に群分けした。運動群は週に2回、60分の運動プログラムを実施した。MFGM群は1日当たりMFGM1gを錠剤形態で摂取した。試験期間は3カ月、後観察期間は4か月とした。介入により、MFGM+運動群はプラセボ群と比較して、通常歩行速度が有意に増加し(P=0.005)、Timed Up & Go時間が有意に低下した(P<0.001)。運動+MFGM群の虚弱離脱率(57.6%)はプラセボ群(30.3%)より有意に高かった。運動とMFGM摂取の併用は虚弱改善に有用であることが示唆された。
抄録 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25659147

2. 乳脂肪球皮膜成分(MFGM)のメカニズムに関する論文

論文タイトル Habitual exercise plus dietary supplementation with milk fat globule membrane improves muscle function deficits via neuromuscular development in senescence-accelerated mice
掲載誌 Springerplus. 339(3), 2014. doi: 10.1186/2193-1801-3-339
著者名 Haramizu S, Mori T, Yano M, Ota N, Hashizume K, Otsuka A, Hase T, and Shimotoyodome A
要旨 自発運動と乳脂肪球皮膜成分(MFGM)の摂取が、筋機能に及ぼす影響を老化促進モデルマウスSAM1を用いて検討した。マウスを対照群、MFGM群、緑茶抽出物群、MFGM+運動群、緑茶抽出物+運動群の5群に分け、23週齢から43週齢までの20週間、回転カゴによる自発運動下で飼育した。混餌量は1%とした。MFGM+運動群において大腿四頭筋重量の低下及びヒラメ筋と長趾伸筋筋の筋力の低下が有意に抑制された。大腿四頭筋のマイクロアレイ解析において、MFGMと運動の併用は神経筋接合部分子docking protein-7(Dok-7)と筋分化調節遺伝子myogeninのmRNAの発現を有意に増加させた。筋芽細胞C2C12の伸展培養系に、MFGM、またはMFGMのリン脂質画分、スフィンゴリン脂質画分を作用させたところ、それぞれDok-7の発現が増加した。以上、MFGMと運動の併用は神経筋機能の加齢に伴う低下を抑制すること、作用の一部はMFGMに含まれるリン脂質及びスフィンゴリン脂質が担っていることが示唆された。
抄録 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25110626

論文タイトル Dietary milk fat globule membrane improves endurance capacity in mice
掲載誌 Am J Physiol Regul Integr Comp Physiol. 307(8):R1009-17, 2014. doi: 10.1152/ajpregu.00004.2014.
著者名 Haramizu S, Ota N, Otsuka A, Hashizume K, Sugita S, Hase T, Murase T, Shimotoyodome A
要旨 乳脂肪球皮膜成分(MFGM)の12週間摂取が、持久力とエネルギー代謝に及ぼす影響をマウス遊泳系において検討した。実験1:7週齢の雄性Balb/cマウスを、MFGM 0%、 0.2%、0.5%、1.0%添加群に群分けした。週2回の運動を施し、12週間後に遊泳持久力を計測した。実験2:マウスを、対照群、MFGM 1.0%群、運動群、MFGM 1.0%+運動群に群分けした。週2回の運動を施し、12週間後まで2週毎に遊泳持久力を計測し、10週目に呼気分析を行った。実験3:実験1と同じ要領で対照群とスフィンゴミエリン 0.2%群の遊泳持久力を計測した。実験の結果、MFGM摂取+運動群で限界遊泳時間の有意な延長が認められた。MFGM+運動群の酸素消費量及び脂質燃焼量は対照群と比較して有意に高い値を示した。スフィンゴミエリン群においても限界遊泳時間の延長が認められた。さらに、脂質燃焼に関与する分子であるperoxisome proliferator-activated receptor-γ coactivator 1α(Pgc1α)の遺伝子発現に及ぼす影響を検討した。試験期間終了後のマウスのヒラメ筋におけるPgc1αのmRNA量はMFGM+運動群で有意に高値であった。筋芽細胞培養系にMFGMまたはスフィンゴミエリンを添加した場合にもPgc1αのmRNA量の増加が認められた。以上より、適度な運動とMFGM摂取の併用は、筋肉のエネルギー代謝能を高め、持久力向上に作用することが明らかとなった。MFGMの含有成分であるスフィンゴミエリンが本活性に寄与する成分の一つであることが示唆された。
抄録 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25163913

3. 乳脂肪球皮膜成分(MFGM)の安全性に関する論文

論文タイトル Safety evaluation of the consumption of high dose milk fat globule membrane in healthy adults: a double-blind, randomized controlled trial with parallel group design
掲載誌 Biosci Biotechnol Biochem. 79(7), 1172-1177, 2015
著者名 Hari S, Ochiai R, Shioya Y, Katsuragi Y
要旨 乳脂肪球皮膜成分(MFGM)を過剰摂取時の安全性を検討するため、無作為化二重盲検並行群間比較試験を実施した。対象は健常成人男女32名(平均年齢42.0±11.9歳)とした。試験群は1日摂取目安量の5倍量に相当するMFGM6.5g、プラセボ群は全粉乳6.5gを含む錠剤形態の食品を毎日1回または2回に分けて4週間、継続摂取した。試験期間を通して脱落者は生じなかった。試験群に下痢、胃部不快感、鼻炎、咳、各1件が観察されたが、症状は軽度かつ一時的であり、試験食品との因果関係はないと判断された。身体計測および血液検査において、臨床上問題となる異常な変動は認められなかった。これらの結果より、1日摂取目安量の5倍量に相当するMFGM6.5gの4週間の摂取は健常成人にとって安全であることが示唆された。
抄録 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25704503

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