ジアシルグリセロールを主成分とする食用油に関するご質問
Q1.ジアシルグリセロールの原料は何ですか?
Q2.脂肪酸組成は?
Q3.カロリーは?
Q4.酸化劣化のしやすさは?
Q5.料理に使うと?調理性は?風味は?
Q6.どのような料理に使えますか?
Q7.製造方法は?
Q8.加熱調理しても効果は変わりませんか?
Q1.ジアシルグリセロールの原料は何ですか?
| A1. | ジアシルグリセロールの原料は大豆油と菜種油です。 |
Q2.脂肪酸組成は?
| A2. | 飽和脂肪酸:4~5%、一価不飽和脂肪酸(オレイン酸):38~40%、多価不飽和脂肪酸(リノール酸、α リノレン酸):55~58%(花王分析結果) 大豆油と菜種油を原料としていますので、両者の割合によって多少幅があります。大体の割合はリノール酸 約50%、オレイン酸 約40%、α リノレン酸 約10%です。それ以外に飽和脂肪酸を約4~5%程含んでいます。 |
Q3.カロリーは?
| A3. | 約9kcal/gです。ジアシルグリセロールのカロリーや吸収率は、トリアシルグリセロールと変わらないので、ジアシルグリセロールの体脂肪になりにくい働きは吸収後の代謝の違いによるものと考えられます。 (Taguchi H. et al., Lipids, 36, 379-382, 2001) |
Q4.酸化・劣化のしやすさは?
| A4. | 保存による酸化および加熱調理における劣化については、市販のサラダ油と同等です。 |
Q5.料理に使うと? 調理性は? 風味は?
| A5. | 調理性、風味とも一般のサラダ油と同じようにお使いいただけます。さっぱりと胃もたれしない軽い食感が特長です。 (小川久惠ら, 日本食生活学会誌, 12, 36-42, 2001) |
Q6.どのような料理に使えますか?
| A6. | 揚げ物、炒め物、ドレッシング等、今までの食用油と同等に使用できます。 ドレッシングの場合は酢と混ざりやすいので、マイルドで美味しく仕上がります。 マヨネーズの場合は作り方にもよりますが、この油の特性上、普通のサラダ油と比べるとやや作りにくいかもしれません。ジアシルグリセロールは、一般のサラダ油に比べて泡を消す力が強いので、シフォンケーキを作る場合には、メレンゲの泡が消えて膨らみにくくなることがあります。その場合は、小麦粉に対して重量比3%を目安にベーキングパウダーを加えてください。 |
Q7.製造方法は?
| A7. | ジアシルグリセロールは植物油、動物油を問わず、ほとんどの食用油に数%含まれている油脂成分ですが、それを濃縮しているわけではありません。大豆油や菜種油を原料に、酵素(リパーゼ)を利用することによってジアシルグリセロールを製造しています。 |
Q8.加熱調理しても効果は変わりませんか?
| A8. | 実際の調理における温度範囲ではジアシルグリセロールは安定で、ほとんど分解しませんので、効果は変わりません。 |
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