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ジアシルグリセロールの安全性に関するご質問

Q1.ジアシルグリセロールの安全性は?
Q2.痩せている人や中性脂肪値の低い人が食べても大丈夫ですか?
Q3.子供が食べても大丈夫ですか?
Q4.糖尿病や腎臓病の人が食べても大丈夫ですか?
Q5.大豆油が原料に含まれていますが、大豆アレルギーの人が食べても大丈夫ですか?
Q6.肝機能に影響はありませんか?

Q1.ジアシルグリセロールの安全性は?

A1.・ジアシルグリセロールは植物油、動物油を問わず、ほとんどの食用油に数%含まれており、人類が長年にわたって食べ続けてきた油脂成分で非常に長い食経験があります。

・ジアシルグリセロールは脂質栄養学、毒物学の研究者らによる科学的な評価により安全であることが認められ、米国FDAによりGRASリストに登録されました。

 *FDA :Food and Drug Administration(米国食品医薬品局)
 *GRAS:Generally Recognized as Safe(一般に安全と認められる食品)

・花王のジアシルグリセロールを80%以上含有する食用油は、その安全性と有効性が審査され、1998年5月20日に厚生省(現厚生労働省)から特定保健用食品として表示許可を受けました。2009年10月8日にグリシドール脂肪酸エステル低減のため発売を中止し、特定保健用食品失効届を出しました。

・ジアシルグリセロールの安全性評価試験および関連試験として、花王および外部専門機関において、急性毒性試験、変異原性試験、反復投与毒性試験、長期栄養試験、発がん性試験、生殖毒性試験、加熱処理ジアシルグリセロールの安全性試験、発がんプロモーション試験、消化器内容物および血清、糞便中の1,2-ジアシルグリセロール量の測定、消化管粘膜細胞、およびヒト大腸由来細胞を用いたPKC活性測定が実施され、いずれの試験においても安全性上問題のないことが確認されています。

・これまでに実施されたジアシルグリセロールのヒト臨床試験においても、被験者の血液および身体上の検査項目に問題は認められていないことが確認されています。

※ジアシルグリセロールの安全性に関する詳細情報は、「DAGの安全性」(表-1、表-2)にまとめられています。

Q2.痩せている人や中性脂肪値の低い人が食べても大丈夫ですか?

A2.長期臨床試験においてBMIの高い人には効果的に脂肪蓄積抑制効果が得られましたが、BMIが低い人にはほとんど影響がありませんでした。また、空腹時の血中中性脂肪値が高い人に対しては低減が見られましたが、正常な人には影響がありませんでした。
(桂木能久ら, 健康医学, 14, 258-262, 1999)

Q3.子供が食べても大丈夫ですか?

A3.肥満のために通院する子供(11名)を対象に5ヶ月にわたってジアシルグリセロール摂取した試験を行ったところ、発育に関する影響は見られませんでした。むしろ、体脂肪に対する影響を観察したところ、腹部脂肪量面積の減少が観察されました。
(Matsuyama T. et al., J.Pediatr.Endocrinol.Metab., 19, 795-804, 2006)
(板倉弘重, 栄養-評価と治療, 19, 504-511, 2002)

Q4.糖尿病や腎臓病の人が食べても大丈夫ですか?

A4.糖尿病や腎臓病などの治療中で現在食事指導を受けている方は、医師の指導を必ず守っていただくようにお願いいたします。 高脂血症をともなった糖尿病や透析患者を対象に、ジアシルグリセロールを長期間摂取したときの効果を観察するために臨床試験を行ったところ、空腹時の血中中性脂肪値が低減する効果がありましたが、その他の血液検査項目や体調に影響は見られませんでした。
(Yamamoto K. et al., J.Nutr., 131, 3204-3207, 2001)
(Teramoto T. et al., Clin.Nutr., 23, 1122-1126, 2004)
(板倉弘重, 栄養-評価と治療, 19, 504-511, 2002)

Q5.大豆油が原料に含まれていますが、大豆アレルギーの人が食べても大丈夫ですか?

A5.医師の指導を受けている方はその指示に従ってください。原料に大豆油を使用しておりますので大豆油と同じように考えてください。

Q6.肝機能に影響はありませんか?

A6.いままでの臨床試験において肝機能の指標となるGOT、GPT、γGTPに対し、特に影響は見られていません。ただし、肝脂肪量に対する影響を検討したところ4ヶ月にわたる1日10gの長期摂取試験において、CT値から求められる肝脂肪量の減少が示唆されています。
(渡邊浩幸ら, 日本油化学会誌, 47, 369-376, 1998)

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