日本人のライフスタイルは、この50年で大きく変化してきました。欠乏の時代から飽食の時代となり、併せて自動車の普及など社会環境の大きな変化によって肥満、生活習慣病といった新しい健康問題が深刻化しています。その主な原因は、偏った食事(特に欧米型の食生活がもたらした脂質の摂り過ぎ)と運動不足といわれています。
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日本では日本肥満学会基準により、Body Mass Index (BMI=体重÷身長2)が25kg/m2以上で肥満と判断されるが1)、2003年(平成15年)国民健康・栄養調査報告の結果では、BMIが25kg/m2以上の肥満者の割合は30~60歳代の男性、60歳代女性で約3割でした2)。肥満の中でも内臓脂肪型肥満は、高脂血症、高血圧、糖尿病等の生活習慣病の発症に深く関与していることが明らかとなってきました。肥満を初めとして、様々な生活習慣病が重積すると、飛躍的に動脈硬化性疾患を引き起こす危険性が高くなることが知られており3)、この状態はメタボリックシンドロームと呼ばれています。
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図-1メタボリックシンドロームの診断基準図
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そこで、日本においても2005年4月に、メタボリックシンドロームの診断基準{内臓脂肪蓄積(腹囲:男性85cm以上、女性90cm以上で内臓脂肪面積100cm2以上に相当)に加えて、脂質代謝異常、血圧高値、空腹時高血糖のいずれか2項目以上に該当}が設けられ、生活習慣の改善による内臓脂肪の低減が強く求められています4)。
また、平成21年国民健康・栄養調査報告では、内臓脂肪型肥満が疑われるものの(BMI25以上で、腹囲:男性85cm以上、女性90cm以上)割合は、男性29.0%、女性13.5%で、30~60歳代男性の約3割に、内臓脂肪型肥満が疑われています。
厚生労働省は「健康日本21」の推進にあたり、メタボリックシンドローム予防の重要性を啓発し、運動習慣や食生活の改善を図る強化策を発表しています。
「1に運動、2に食事、しっかり禁煙、最後にクスリ」
食事の摂り過ぎや運動不足に気をつけて、消費エネルギーを積極的に増やす努力をしましょう。
肥満や様々な生活習慣病予防のための食生活改善の1つとして、普段の食生活を変えることなく、毎日無理なく摂取できるものは、‥‥。こうした考えから、お茶の中に一番多く含まれている茶カテキン類に注目していろいろな検討がなされています。その結果、高濃度茶カテキン類の継続摂取により体脂肪低減効果が確認されています。
図-2日本人の肥満(内臓脂肪型肥満)の現状グラフ図