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皮膚のバリア機能とセラミド

セラミドとは、角層の細胞間脂質の約50%を占めるスフィンゴ脂質のことです。ヒト角層に存在するセラミドの種類と化学構造については、7種類の構造があることがわかっています1)(図4)。

セラミドは脂質すなわち油の一種ですが、その化学構造より油となじみやすい部分(親油基)と水となじみやすい部分(親水基)を有しているため、水分を抱え込むことができます。


電子顕微鏡でヒト角層を見ると、図5のように角層間に層状の構造を観察することができます。このことやいくつかの実験結果から、角質細胞間でセラミドの分子が一定の方向にすき間なく並び、積み重なった層状構造を形成し、その層間に水が保持されていると考えられます(ラメラ構造:図6)。

セラミドがこのラメラ構造を形成することで、角層は保湿機能とバリア機能を発揮することができるのです。


セラミドは表皮細胞の角化の過程で生成されますが、正常な角化が行われないと、その生成量は減少します。また、加齢とともに角層内のセラミド量は減少する2)ため(図7)、高齢者ほど皮膚が乾燥しやすくなるのです。

そして、セラミド量が減少すると、バリア機能も低下します3)(図8) 。なお、経皮水分蒸散量(TEWL: transepidermal water loss)とは、一般にバリア機能の評価に用いられる、皮膚表面からの水分蒸散の測定値です。

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