食事量は多すぎませんか。
大型犬が下痢をすると、便の量も多く、ケアが大変だと思います。5カ月ということですが、飼育開始時は正常便でしたか。子犬の下痢の8割は、食事の量が多すぎることが原因だといわれています。食事の回数は1日4回のようですが、総給仕量を調節したことはありますか。もし、食事量を少なめにして、下痢が治るようでしたら、量の問題かもしれません。また、1種類の食事で下痢が続くようなときには、他社で名の通ったメーカーの子犬用フードに変えてみるとよいでしょう。
検便についてですが、この時期には繰り返し受ける必要があります。糞便検査には、直接法や浮遊法などの方法があり、それぞれ検出できる菌や虫が異なりますので、併用すれば、より正確な状態を把握することができるでしょう。ちなみに、検便には新鮮便が適しています。とくに直接法では、新鮮な便でないと検出がむずかしいので、場合によっては診察中に採便棒で採取することもあります。
ラブラドールに下痢が多いという報告はない。
ラブラドールに、犬種特異性として、下痢(血便)が多いという報告はないようです。しかし、好発犬種のある腸疾患もあります。例えば、ジャーマン・シェパードには、発育不全・体重減少を伴う慢性間欠的小腸性下痢が多く、また、ミニチュア・シュナウザーやトイ・プードルには、突然の嘔吐、沈うつ、ラズベリージャム様大量血便が症状として現れる出血性腸炎が多いようです。いずれにしても、原因を確定し、積極的に治療をしないと慢性化してしまいます。体質とあきらめず、かかりつけの先生とよく相談し、治癒するように心がけてください。