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犬に関するよくあるご質問

 

生理・発情・避妊・去勢

生理のときの世話

6カ月のウェルシュ・コーギー(メス)です。これから生理が始まる時期になると思いますが、室内で飼っている場合は、どんな世話をすればいいか、教えてください。生理用のショーツなどもあるようですが、はかせていて、トイレは大丈夫なのでしょうか。まだ子犬で、成犬よりもトイレの回数が多いので、そのあたりも心配です。(東京都 HIYOさん)

犬の発情とは?

 犬は、大型種、小型種で多少の差はありますが、生後10カ月前後で、性的に成熟します(一般的には、小型種の方が、性成熟は早い傾向があります)。その後、メスには、年2回の発情期がやってきます。発情期は2週間ほど続き、その間は陰部が腫れ、血液性分泌物が出てきます。この出血は、10日ほどで減少し、消失しますが、これで発情が終了したわけではなく、この後、排卵が始まり、交配適期となります。これ以前では、オスを拒絶する反応を見せていたメスも、オスを受け入れる態度を見せるようになります。ただし、交配の決定権はあくまでもメスにあるため、オスを気に入らなければ、絶対に受け入れることはありません。このような背景から、オスの発情というのは、メスの発情にコントロールされる部分が大きく、メスのように明確な発情期というものは存在しません。いいかえれば、発情中のメスがいれば、オスも発情するというわけです。

生理時の対処法は?

 発情期には、陰部の腫大、血液様物の分泌のほかに、排尿回数の増加や食欲の減退などもみられます。この時期の様子は、個体差が大きく、活動的になる犬もいれば、倦怠感をあらわす犬もいます。中には、あまり変化のない犬もいますので、多少の変化は気にしなくてもよいでしょう。それよりも、犬の行動をしっかりと管理する必要があります。
 発情中の一番の問題点は、陰部からの分泌物ではないでしょうか。においも多少ありますし、室内飼育であれば、汚れも気になるところです。基本的には、犬自身がなめてきれいにするものなのですが、分泌量が多かったり、寝ていたり、犬の性格が無頓着だったりすると、汚してしまうこともあります。
 犬用の生理ショーツやナプキン、おむつなども市販されていますので、嫌がらないようであれば、利用されるとよいでしょう。ただし、HIYOさんも心配されているように、これらを装着していると、気にして、装着中は排泄しない犬もいます。排泄できないでいる犬には、時間を見て、排泄をさせてあげなければなりません。発情中は、通常より排尿回数が増える傾向にありますので、我慢させないように注意しましょう。
 生理用ナプキンなどの利用がむずかしい場合は、汚されては困るものがある場所には行けないように、犬の行動範囲を制限したり、洗濯可能なカバーをかけたりされるとよいと思います。

発情期の注意事項は?

 また、発情中は、散歩などの外出時にも、十分な注意が必要です。発情中のメスのにおいに、オスは敏感に反応するので、追いかけ回されたり、ケンカに巻き込まれたりということがあるかもしれません。交配適期であれば、メスの方も受け入れ態勢ができていますから、目を離した隙に交尾する可能性もゼロではありません。発情期中は、犬が多く集まる場所や時間に出かけない方が無難です。いったん、メスのにおいに気づいたオスをコントロールするのは大変です。お互いに、嫌な思いをしないためにも、マナーを守りましょう。
 なお、発情終了後、妊娠していないのに、妊娠しているかのように母性があらわれたり、乳頭が肥大したり、乳汁が分泌したりすることがあります。これは、ホルモン的な変化によるもので、偽妊娠と呼ばれるものです。こうした状態が長く続くようであれば、乳腺炎などを起こすこともありますので、獣医師に相談するようにしてください。

(回答:ACプラザ苅谷動物病院 しつけ教室担当 山崎 宏子さん)
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