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犬のなんでも相談室

 

散歩のしつけ

散歩でパニックになる

1歳9カ月のシーズー(オス)です。散歩を嫌がります。とくにバイクの音やバス、トラックの音声(左に曲がります、バックします)を怖がります。散歩中にそれらと遭遇すると、尻尾をたれ下げて、おどおどした態度になり、ひどいときにはパニック状態で進行方向を逸してしまうほどです。都会に住んでいる以上、散歩中にそれらを避けることは不可能だと思うのですが、どうしたら彼に散歩の楽しさを味わわせることができるでしょうか。自動車が行きすぎるのを止まってやり過ごしたり、私が盾になったり、散歩中にご褒美を与えても、普段は食欲旺盛なのに食べることもできません。(ボブチャのママさん)

まず静かな場所で楽しいお散歩を心がけましょう

 お散歩中好物も食べれないほど、パニックに陥ってしまうようであれば、じっくりと時間をかけて不安を取り除き、お散歩を楽しくする工夫をする必要があるでしょう。
 たとえば、静かな公園をお散歩コースに入れて、そこでのんびりと過ごしてみてください。まず飼い主さん自身がゆったりとした気分になり、やさしく声をかけ、落ち着かせてあげましょう。そしてしばらくしてボブチャくんがリラックスした時に好物をあげてみましょう。食べなければ、さらに時間をおいてもう一度あげてみてください。好物の効果を倍増するために、お腹を空かせてお散歩に行くとよいでしょう。
 また、好きなおもちゃを持って行き、そこで遊んであげるのもよいでしょう。さらにワンちゃんは匂いを嗅ぐのが大好きなので、公園の中をゆっくりと匂いを嗅がせながら歩くことも効果的です。
 まずはお散歩で「楽しい経験をすること、そして怖い思いをしないこと」を心がけてください。そのためにも交通量の多い場所、時間帯はまず避けることです。ボブチャくんが落ち着ける静かな公園に行くために交通量の多い場所をどうしても通らなければならない場合には、そこまでは車やケ-ジに入れて行くのもひとつの方法です。まずお散歩が楽しいものであることをボブチャくんに教え、公園などで楽しく過ごすことができるようになれば、そこまでの道路にも少しずつ慣らしていきましょう。

苦手な音に少しずつ慣らしましょう

 ワンちゃんは、いわゆる「社会化期」と言われる子犬の時期に、車やバイクなどの音に慣れていないと、これらのものに過剰反応を示すことがあります。ボブチャくんは子犬の頃に静かな環境で育ちすぎたのでしょうか。成犬になってから、これらのものに慣らすことは可能ですが、子犬の時期にくらべて、かなり時間がかかります。
 また、怖がっているものに慣らすためには、その刺激を怖がらない程度に弱めて慣らすことが大切です。これらの音をテープにとるなどして、家で怖がらない程度の小さな音で聞かせ、好物や食事を与えるなどして、音と楽しいことを結びつける練習をしてみましょう。少しずつ慣れてくれば、音を大きくしていきます。これらのトレーニングは、刺激の大きさの調節などが大切なポイントになりますので、うまくいかない場合には専門家に相談されることをおすすめします。

(回答:もみの木動物病院 獣医師 村田香織先生)
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