Japan
Check
Share to Facebook Share to Twitter More...

愛犬と暮らす生活事典

 

健康管理

フィラリアの予防

フィラリアとはどんな病気?

 フィラリア症(犬糸状虫症)とは、蚊によって媒介されるフィラリア(犬糸状虫)という寄生虫によって起こる病気です。犬の心臓や肺の血管に寄生し、呼吸器や循環器、泌尿器に障害をもたらします。犬だけでなく、猫やまれに人にも感染することがあります。
 フィラリア症は数年にわたる慢性的な病気で、初期症状は軽いせきが起こる程度ですが、進行すると、失神、腹水、胸水などの重い症状へ変化します。紅茶やコーヒーのような色の尿を出し、急に元気がなくなる急性症が起こることもあります。症状が進むと、ほとんどの場合、最終的に右心不全という状態になって死に至ります。
 フィラリアの成虫が寄生していれば、駆虫薬を投与したり、心臓や肺に寄生した虫を手術で摘出するなどの治療法がとられます。

感染経路は?

 フィラリアは、体長20~30cmのソーメン状の虫です。フィラリアに感染している犬や他の動物の血を蚊が吸ったときに、血液中のフィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)も一緒に吸います。このミクロフィラリアが蚊の体内で成長し、他の犬などの血を吸うときにその犬の体内に侵入し、蚊を介して次々に感染が広がっていきます。体内に侵入したミクロフィラリアは約6カ月かけて脱皮を繰り返して成長し、最終的に心臓に到達します。
 蚊がいる場所では、どこでもフィラリア症にかかる危険性がありますが、予防が可能な病気なので、正しい知識をもって感染予防に努めることが何よりも大切です。

予防方法は?

 フィラリアは予防薬で感染を防ぐことができます(正確には、犬が蚊に刺されるのを予防するのではなく、蚊から刺されたときに皮膚に入ってくるフィラリアの幼虫が血液中に達する前に駆除する薬です)。予防時期は地域によって異なりますが、毎年、蚊の活動開始1カ月後から活動終了1カ月後まで、予防薬を投与することで、感染を防ぐことができます。予防薬は毎月1回口から飲ませる薬が一般的ですが、皮膚に直接つけるスポットタイプや、1回の接種で6カ月間や12カ月間予防できる注射もあります。
 ただし、感染してから予防薬を始めるとショックを起こすことがあるので、生後6カ月以上の犬に初めて予防薬を与えるときには、すでにフィラリアにかかっていないか、検査が必要になる場合もあります。
 蚊はいつどこから侵入してくるかわかりませんし、散歩で刺されることもあるので、室内飼育やマンションの高層階に住んでいても、フィラリアを予防することをおすすめします。予防方法や時期については、獣医師に相談してみてください。

このページのトップへ↑

Check
Share to Facebook Share to Twitter More...
Copyright © Kao Corporation. All rights reserved.
Kao Group