考えられる原因は、3つ
肛門から粘液が出ている原因としては、以下のようなものが考えられます。
1) 軟便で、腸の粘液が排泄されている
2) 消化管内寄生虫がいる
3) 肛門嚢腺がたまったり、感染を起こしたりしている
まず、1)の場合ですが、軟便のときや下痢をしているときは、腸の粘液やゼリー状の液が出てしまうことがあります。これらが肛門につくと、気にして、肛門部分をグルーミングをしたり、擦ったりします。排便後は、肛門部分をやさしく洗い、軽く消毒しましょう。グルーミングのしすぎで、ただれているときには、軟膏やオリーブオイルを塗ってもよいでしょう。また、動物病院で、軟便や下痢の根本的な治療を必ず受けるようにしてください。
2)の消化管内寄生虫がいるか否かは、糞便検査を受けることでわかります。寄生しているようなら、駆虫薬を飲ませましょう。
3)の肛門嚢腺とは、肛門の両側に対をなしている袋で、肛門外側縁に開口部があります。この腺の分泌液には、においつけの役割があります。また、恐怖を感じたときに分泌するともいわれています。この肛門嚢腺液がふだんから分泌されているとすると、肛門嚢腺が中で化膿して、膿汁が出ているのかもしれません。ひどい場合には、腺が破裂し、周囲の組織が壊れてしまうことがありますので、かかりつけの先生の診察をお受けください。