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猫に関するよくあるご質問

 

病気

猫エイズ陽性の猫に、ストレスは禁物?

16歳4カ月のオス猫です。発熱と口内炎で動物病院へ行ったところ、猫エイズ陽性と診断されました。今のところは、発病していません。「なるべくストレスの少ない生活を」と心掛けていますが、シャンプー嫌いなので、普通にシャンプーをして良いものかどうか不安です。大丈夫でしょうか。(にゃんこさん)

ストレス以外にもいろいろな配慮を

 猫免疫不全ウイルス(FIV)感染症、いわゆる猫エイズは、「白血球を破壊する」などさまざまなシステムにより宿主の免疫を抑制し、細菌や他種ウイルスの二次感染を起こすことで身体機能を障害します。しかし一方で、外傷やウイルスへの暴露といった二次感染の機会に日常的に気を付けてあげることで猫は天寿を全うできるというのが最近の考え方です。「今のところは、発病していません」とありますが、発熱と口内炎の根本的な原因がFIV感染であると診断されているのなら、発症していると考えるべきだと思います。
 動物はストレスを受けると免疫機能が低下することが証明されていますから、FIV陽性の猫に対してストレスの少ない生活を心掛けてあげることは意味があると言えます。よほどの理由がない限り、嫌いなシャンプーを無理に行うことはおすすめできません。
 現在の症状についてですが、FIV陽性猫の口内炎は多くが難治性ですが抜歯や歯石除去で改善することもあります。また抗生物質の内服やラクトフェリンの口腔内散布という治療法もあります。発熱などの消耗性疾患が重度に進行した場合、ある程度体調が回復するまで入院治療が必要になるかもしれません。
 他の症状で注意すべきは、猫ヘルペスウイルスやカリシウイルスとの混合感染によって起こる角結膜炎や鼻炎症状、下痢、外耳炎や皮膚炎、緑内障、腫瘍、神経症状などがあります。
 また、現在感染している愛猫への配慮だけでなく、他の猫にうつさないという配慮も必要です。同居猫がいる場合は検査し、陰性なら隔離する必要があります。また、FIV陽性の愛猫を外に出さないというのは、他者への配慮というだけでなく二次感染防止の意味でも大切なことです。過去の質問でも、猫エイズに関するものがいくつかありますから参考になさってください。

(回答:苅谷動物病院 市川橋病院 溝口 期子先生)
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