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猫に関するよくあるご質問

 

病気

口内の腫瘍を切除すべき?

実家(長野県上水内郡)にいる15歳の雑種猫(名前:ポー/オス/去勢済み)です。最近、口の中に大きな腫瘍のようなものができてしまいました。病院に連れて行ったところ、思い切って切除した方がよいのでは、と言われました。ただ、15歳と高齢なため麻酔が心配です。以前、歯石除去の際、麻酔をかけて処置していただいたのですが、麻酔が効きすぎたのか、なかなか目覚めなかったという経験もあります。とはいえ、やはり口の中が痛いのか、食事がほとんど取れず、ミルク(猫用のミルクやコンデンスミルクに卵の黄身をまぜたものを獣医師にすすめられました)や、今まで好きだったもの(マグロの赤身・鳥のささみなど)も、ほとんど口にできなくなっています。体力の低下が心配なので、獣医師に往診に来てもらい、痛み止めと栄養剤を投与してもらっていますが、このままの状態が続くと思うとかわいそうでなりません。思い切って切除した方がいいのかどうか、ご相談にのっていただければと思います。ぜひいつもの元気な姿に戻してあげたいと思っています。(KYOKOさん)

まずは、今の全身状態を把握すること。

 猫の口腔内腫瘍には、扁平上皮癌、繊維肉腫、悪性黒色腫などの悪性腫瘍とエプーリスのような良性腫瘍、ガマ腫というような唾液腺の分泌管がつまってできてしまう嚢胞状のものなど、さまざまです。状態によって治療法は異なりますが、痛みで食事がとれない場合は二次的に脱水を起こし、腎不全、肝不全を併発しますし、細菌感染を伴っていれば敗血症などに陥る可能性もあります。
 まずは、今の全身状態を把握することが大切です。血液検査や尿検査、レントゲン検査で手術が十分可能な状態であれば、外科的治療もよいと思います。しかし、腫瘍の転移があったり、取りきることができないとすれば、点滴治療をすることになります。場合によっては、全身麻酔が必要とはなりますが、口を使わずに栄養補給ができる胃チューブや咽頭瘻チューブの設置もすすめられます。
 ほとんど食事ができないほど痛いということですから、積極的な疼痛緩和ケアを主体にし、1日も早く現時点での全身状態を把握しましょう。

(回答:ACプラザ苅谷動物病院 市川橋病院院長 内田 恵子先生)
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