まずは、ノミ、カビ、寄生虫などを解決。
皮膚の問題と消化器症状は、関連していることもありますし、関連していない場合もあるでしょう。4歳のころから皮膚に症状が出ているようですが、やはり診断検査を受ける必要があるでしょう。多くの場合、それがノミによるものだったり、他の原因だったりすることも多いようです。外部寄生虫やカビの寄生など、考えられる原因を先に解決し、それでもよくならなければ、アレルギー性皮膚炎を疑い、治療をしていきます。
今回のケースは、アレルギー症状かも。
また、年に5~6回も嘔吐があり、止まらなくなるというのは、明らかに異常と思われます。猫は毛玉を吐くことはよくありますが、食後10分~1時間以内に粘液を含んだ食物を一気に吐き出したり、頻繁に嘔吐したりするのは、アレルギー性胃炎や小腸炎も考えなければなりません。吐き気止めとステロイドの注射をするとよくなるということも考えあわせると、確かに何らかのアレルギー症状が出ている可能性があります。
食事内容を変えてみては。
このような嘔吐は、レントゲンや血液検査では異常が見られず、繰り返すことがよくあります。確定診断がむずかしく、場合によっては試験的にお腹を開けて、胃や腸の一部を取り、病理組織学的検査をしなければわからないこともあります。
アレルギー症状の発現だとすれば、基本的には食事を変えてみることで改善が見られるでしょう。猫がこれまで食べたことのない肉を用意するのですが、ターキーやウサギなどの肉を挽いたものを使用します。ウサギはもっとも低アレルギーで、自然に近いと考えられており、もしアレルギー性胃炎ならば、1週間で劇的によくなるようです。また、最近では鶏肉を加水分解し、低分子量にしたアレルギーを起こさない低アレルギー食も市販されるようになりました。いずれにしても、まずは一般的に考えられる原因から疑っていくのがよいでしょう。